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「プロポーズ大作戦」
 日光江戸村では今日、とてもハッピーな物語が展開されました。
 というのは、10日ほど前に、
Nさんという男性のお客様からこんなお電話があったんです。
 「つきあって3年目の節目として、
初めて訪問する日光江戸村でプロポーズがしたいんです。
当日は朝から入村して、変身処で私は武士に、
彼女のSさんは武家娘に着替えるので、
プロポーズする場面で役者さんに絡んでもらうことは可能でしょうか」と。
 そこで快くお受けした日光江戸村では、芸能部員が中心になって、
どうしたらお二人の思い出に残る演出ができるかを考えました。
 名付けて「ポロポーズ大作戦」。
Nさんと相談のうえ、Sさんには内緒にしておくことになりました。

 そして当日の今日、時間は午後1時50分、場所は火の見櫓前、
「お前の体が触れたので持っていた茶碗が落ちて割れた。どうしてくれるんだ」
とNさんがごろつきから何癖をつけられる場面から「プロポーズ大作戦」が始まります。

nankuse
 










そこにご存じ遊び人の金さんが現れて、困っていたNさんとSさんを助けようと、
ごろつき二人組みをコテンパンに懲らしめて姿を消します。
 そこで登場した取り方に、ごろつき二人組みが
「NさんとSさんに大事な茶碗を割られた上に乱暴された」と訴えたために、
NさんとSさんは誤って逮捕されて北町奉行所に引ったてられてしまいます。

osabaki
 










後はご存じ遠山金四郎の「この桜吹雪を見忘れたぁ言わせねえぜ」の名台詞のもと、
二人の無実は晴らされて、ごろつき二人組みは逮捕されます。

 そこでお奉行がこう言います。
 「おう、おう、Tさんよ。疑いが晴れたのに、何かすっきりしねえ顔をしてるじゃねえか。
何か胸にしまっていることがあるんじゃねえかい。この際だから言っちまいなよ」と促されて、
 Nさん 「Sさん、僕と結婚してください」
 Sさん 「それって本当なの?お芝居じゃないの?」
 Nさん 「本当です」と言って、エンゲージリングを取り出し、Sさんの指に。

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「私待ってたの」と感激して泣きだすSさん。
 もらい泣きして顔中グショグショのスタッフの梅ちゃん。
 それから、奉行所の前の船着場で待っている屋形船に二人を乗せて、いざ江戸見物に出発!

 船の中には冷えたシャンパンが・・・。

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この一部始終をビデオに撮って、本日のお帰りの時にお二人にお渡ししました。
 きっと一生の思い出に残るプロポーズになったことだと思います。
 Nさん、Sさん、どうぞお幸せに。


18:05, Monday, Sep 07, 2009 ¦ 固定リンク ¦ コメント(1) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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