思い出の時が甦るウォータークリーニング

「新人さんいらっしゃい」技術研修ブログ

「クリーニング店の技量を見分けるPOINT!」

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クリーニング店にシミ抜きを依頼した時、

「変色しているので、落ちません」

「これ以上は生地を傷めますので」

と言われた経験ありませんか?

そもそも「変色のシミ」とは、汗や食べこぼしのシミ、またはホコリや油分などが時間経過で酸素と反応して変化するシミのことをいいます。つまりシミは時間と共に黄ばみ、変色に変わっていきます。

クリーニング屋さんの中には、この変化したシミ(変色)は取れないと言う店もありますが、ほとんどの変色のシミは、漂白処理で取り除くことは可能です。

また特にデリケートな素材やデザインのもの以外は、ある一定の技術があれば特に生地を傷めるような事をしなくても、しっかり黄ばみは落とすことが出来ます。それがプロの仕事なのではないでしょうか。

要するに「変色してる」「生地を傷める」と言う理由で簡単に「もうこれ以上は落ちません!」と言うクリーニング店の場合は、看板にどう書いていてもシミに関して熱心とは言えません(クリーニング店の中には、低価格で提供するため、シミ抜きをサービスに入れてない場合もありますので、全てにおいてこの通りではありません)。

だから消費者の皆さんは、「あ…このシミは取れないんだ」と納得するのではなく、そのクリーニング店では落とせなかったと考える事も必要です。シミ抜きの技術あるクリーニング店の場合、ハッキリ言いますが変色レベルでは「もう、これ以上は落ちません」などと言う事はないからです。

【クリーニング店の技量を見分けるPoint!】

この変色したシミを落とせないクリーニング店は、看板で「シミ抜き自慢」と書いていても、その実力に疑問を感じます。何故なら変色のシミは技術力あるクリーニング店であれば、それほどの技術を要さず落とすことの出来るシミだからです。

だから、この変色のシミが落とせる、落とせないと言った点をクリーニング店の技量をみる判断にしてみるのも良いかもしれません。看板だけなら何とでも書けますので、実際の技術を見て、そのクリーニング店の真の実力判断してみましょう。

シミは時間経過で変色が進行し、
非常に取れにくいシミに変化していきます。

黄ばんだシミは、時間の経過と共にドンドン進行し、強い変色に変わります。そして衣類の地色を破壊したり(脱色)、生地自体が痩せて、破れてしまうこともあります(脆化)。

「脱色」の場合は、色修正で修復は可能ですが、生地が「脆化」している場合はどうすることもできません。大切な衣類を、台無しにしないために、こまめな洗濯又はクリーニングが大切と言えるでしょう。

シミの変化とクリーニング店の関係

黄ばみ= 軽度の黄変。家庭で落とすのは可能だけど難しい。
一般的なクリーニング店で落とす事が出来ない場合もある。
(このシミが落とせないクリーニング店は、シミ抜きに力を入れてない)

変色 = 強い黄変のこと。家庭で落とす事は困難。
一般のクリーニング店では、ほとんど無理な場合が多い。
(技術力あるクリーニング店に依頼する必要があります)

脱色 = シミ抜きだけでなく、色修正の技術が必要。
高度な技術力を持つクリーニング店にしか出来ません。
(当サイトで紹介しているクリーニング店をおススメします)

脆化 = こうなると、まず難しい。
もう手遅れです。こうなる前に洗うようにしましょう。

 

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サンダル PELLICO

液体のチーク(化粧品)がこぼれてサンダルに付着したので水で洗い流しましたが、その後、タオルで拭取った結果逆に生地の中にチークが入り込んでしまいました。

生地の裏はレザーなので、このチークを除去するためにはシミ抜き溶剤でこのチークを表面に浮かし風圧で吹き飛ばして除去していきます。

そして、染色補正することによって変色した部分と全体の色のバランスを整えていきます。復元率95㌫

基本料金12.100円+シミ抜き料金5.000円+染色補正料金7.000円=24.100円(26.510円)

 

 

 

 

 

 

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