オパール加工
オパール加工は2種類の繊維のうち、一方の繊維を薬品で部分的に溶かすことにより、透かし模様をつける加工です。
毛とナイロンの混紡では水酸化ナトリウムで捺染して、羊毛を溶解させナイロンを残します。ポリエステルと綿では、硫酸で綿を溶解させてポリエステルを残します。
オパール加工のやり方
オパール加工をするには、酸に強い繊維(ポリエステル、ナイロン、シルクなど)と、酸に弱い繊維(コットン、レーヨン、キュプラなど)の2種類を使います。
そこからのオパール加工の手順はこちらです。
①硫酸を混ぜた酸性ののりを使って生地に模様付けをする ②熱処理を行い、酸に弱い繊維を炭化させる ③酸に強い繊維だけが残り、炭化した部分を落とすことで模様が浮き出てくる
透けた見た目だけでなく、炭化して無くなった繊維の分生地が軽くなるため、春夏のアイテムにぴったりです