思い出の時が甦るウォータークリーニング

「新人さんいらっしゃい」技術研修ブログ

「繊維の加工」⑨

投稿日:

【綿の防縮加工】

サンフォライズ加工

生地が縮まないようにする防縮加工のひとつ。サンフォライズド加工とも呼ばれます。
あらかじめ強引に縮めることによって後から洗濯などで縮まないようにする方法です。
ほぼ縮まないようにすることが出来ます。
アメリカのサンフォード・L・クルーエット(Sanford Cluett) が考案し、サンフォライズという名がついています

原理はこう考えると分かりやすいです。
同じ長さの2枚の生地を重ねて棒に巻いていくと内側の生地が長くなってしまい、巻き取った端が揃いません。
これは外周と内周に差が出るからですが、この時、外周の生地を伸び縮みのしない、すべらない生地にすると、内側の生地と外側の生地がずれることが出来ないので巻き取った端は揃うことになります。
この時、内側の生地は強引に縮められているというわけです。


実際のサンフォライズ加工の装置では、棒と表現したものは過熱したシリンダで、伸び縮みのないすべらない生地と表現した部分はゴムベルトやフェルトブランケットが用いられます。
縮めた状態で固定するには蒸気や熱が利用されます。
縮ませる量は、あらかじめ生地がどのくらい縮むか収縮率を計っておいて、その結果をもとに決めます。
原理からも分かるようにサンフォライズ法は生地の縦方向の防縮加工です。

サンフォライズ加工とジーンズ(デニム)

生地にこだわっているジーンズなどには「サンフォライズ」の表記が見られることもあります。
サンフォライズ加工されたものは・・・縮みにくい。
サンフォライズ加工されていないものは・・・縮みやすく、洗うと独自の凹凸が出来ます。
「縫製後に縮める」というのが独自の凹凸の理由です。
こだわり派のデニム愛好家にはこの凹凸の出かたも重要で、サンフォライズ加工されていないものはロウデニム(Raw Denim)やリジッドデニムと呼ばれています。

-未分類

Copyright© 「新人さんいらっしゃい」技術研修ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.