防縮加工
防縮加工は、洗濯などにより収縮する繊維のを抑える加工で、繊維の種類によってさまざまな加工方法があります。
【羊毛の防縮加工】
ウールは水に濡れると縮むのは、スケールの引っ掛かりによって繊維の絡み合って収縮(フェルト化)が起こります。
■ ウールは、水にぬれると・・・・・
水にぬれるととスケールと呼ばれているうろこ状のものが開いてしまします。
乾いた状態 | 水にぬれるとスケール開く |
■ この状態で水の中で動かすと・・・・・
開いたスケールが絡み合って、縮んでしまします。(フェルト化)
スケールが絡んで | 結果、縮んでしまします。 |
ウールの縮みを防止するには、スケールの引っ掛かりを無くせば、縮まなくなりますので、スケールを除去や樹脂コーティングで絡み合いを防止する方法があります。また、織物の場合には繊維同士を樹脂で接着する方法もあります。
通常のウール
スケールを除去したウール
樹脂コーティングしたウール
樹脂ボンディングしたウール