撥水加工(はっすい加工)
水に圧力を加えても水を通さない防水加工と、表面張力を小さくして水滴の浸入を防ぐ撥水加工があります。
防水は気密性で空気を通さず、撥水は空隙があるので、気化した水蒸気を通過することができます。
撥水加工は、生地の表面に疎水性未端基でカバーして表面表力を低下させます。
撥水加工には、シリコンやフッ素系はっ水剤が使用され、主にレインコートなど雨を防ぐ補助的な雨具に使用されています。
また撥水加工は、着用や洗浄を繰り返すと効果がなくなります。
撥水加工のメカニズム
水がはじくという現象は、対象物(衣類)となる表面張力より大きい場合に発生します。
水をはじかせるためには、表面張力の低い物質(撥水剤)を加工し、対象物の表面張力を低下させ、水をはじくようにします
クリーニング店の撥水加工は、汚れを取り除いてから加工し、衣類によりますが設備などが整っているので、市販の撥水スプレーよりも撥水力が上がります。