まずは、洗濯表示の確認を!】
の絵表示なら基本的に洗濯機で洗えます。 |
の絵表示は、基本的に洗えませんが、洗えるものもあります。 (洗えるものは、基本的に桶などでつけ置き洗いがおすすめです) |
まず、洗濯表示の確認をしてください。 大抵のパーカーやトレーナーは、綿100%の場合がほとんどなので、問題なく家庭で洗えますが、念のために、素材の確認もしてください。 綿・ポリエステル以外の素材の場合は、手洗いがおすすめです。 その他にも高級ブランド、濃色の色合いの衣類、特殊な飾りが付いているパーカーやトレーナーの場合は、中性洗剤を使用した手洗いがおすすめです。 洗濯表示について 詳しくはこちら |
|
【洗濯の下準備】
エリや袖口が汚れている場合は、洗濯前にちょっとひと手間かけると洗い上がりが全然違ってきます。
洗濯で汚れを落としやすくする洗濯前の工程をクリーニング業界では、前処理と呼んでいます。
前処理には、市販されているスポット洗剤や液体洗剤、又は台所洗剤を使用します。そしてエリや袖口につけ、5分ほど放置します。 また、歯ブラシなどを使用してたたくか、揉み洗いなどの物理的な力を加えると、より効果的です。(色落ちには注意してください) *写真は、プロのクリーニング用の洗剤をスプレーしています |
|
【白くするパーカーの洗濯方法】
今回洗濯したパーカー、綿100%の白のTパーカーです。 より白くキレイにするために弱アルカリ洗剤を粉末酸素系漂白剤を使用して洗濯をおこないます。 |
今回洗濯したパーカーは、まっ白ですがプリントがあるので、裏返して洗濯をします。 プリント部分が洗濯機の機械力などのダメージを減少させるためです。 *プリントは時間経過や洗濯・着用などにより耐久性が悪くなります。 永久的なものではありません。 |
使用した洗濯機は、洗濯時の水温をお湯にできるので、よりキレイにするために約40℃ぐらいのお湯で洗濯することにしました。
洗濯時の水温が高いほど洗浄力が上がります。 |
設定は、洗濯時間20分(お湯で洗う場合は、これ以上短くできない)すすぎ2回、脱水3分です。
温度設定ができない洗濯機の場合は、洗濯機にある程度水を入れて、その後熱いお湯を入れるとお湯で洗えます。(やけどなどには十分注意してください)
ただし、温度を上げすぎると洗濯機が傷む可能性があるので注意してください。
温度が高いほど色落ちもしやすくなるので色柄物の場合は、色落ちに注意してください。
今回洗濯したパーカーは、よりキレイにするために粉末の酸素系漂白剤を使用します。
酸素系漂白剤には、液体と粉末がありますが、粉末の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウムが主成分)の方が、アルカリ性のため洗浄力も漂白力もあります。 |
まず、洗剤を規定量を洗濯機に入れ、粉末酸素系漂白剤を規定量入れます。酸素系漂白剤は、粉末なのでドラムから直接入れました。
お好みで柔軟剤をセットし、洗濯機をスタートします。 |
→ |
試しに、粉末酸素系漂白剤を入れる前のpH(ペーハー)を測定すると、pH7の中性でした。(写真左)
洗剤が弱アルカリ性でも水で薄めると中性になっているのです。
粉末酸素系漂白剤を入れると洗濯液の㏗は、㏗11ぐらいのアルカリ性(写真右)になっています。
アルカリが上がるほど洗浄力は増すので、よりキレイになると予想されます。
㏗(ペーハー)についてはこちら
アルカリが高いほど色落ちもしやすくなるので色柄物の場合は、色落ちに注意してください。
上記の方法で洗濯すると、ご家庭でもプロのクリーニング店の洗いに近い洗いが可能です! 今回は、パーカー1着だけの洗濯ではもったいないので、白っぽい衣類なども一緒に洗濯をしています。 |
【パーカーの干し方】 洗濯完了後、下記のイラストを参考に干します。 乾燥機を使用する場合は、プリント部分が熱に弱いので高温での乾燥機の使用は避けた方が無難です。低温での乾燥なら問題ないと思いますが、気になる場合は自然乾燥をしてください。 |
乾燥機を使用しない場合は、ドラム式洗濯機で洗濯すると縦型の洗濯機に比べシワがよりやすい欠点がありますので、少しだけ乾燥機にかけると、ある程度シワが伸びます。 |
しっかりたたいて小ジワを伸ばします | ふりさばいて大ジワを伸ばします | 縫い目を引張って伸ばします |
|