HOME > 未分類 > 「変色と脱色」 投稿日:2020年7月26日 変色と脱色(色はげ) クリーニング店での店頭の説明や 染み抜き処理後のカードなどのお知らせで… 「このシミは、変色していのので・・・」 「このシミは、脱色しているので・・・」 などの説明を言葉や文字で受けたことはありませんか? この、「変色」と「脱色」についてよくご質問があります。 変色とは、汚れやシミが空気中の酸素と化学反応し、変化したことで、衣類の染色(地色)が変化するのでクリーニング業界では「変色」と呼んでいます。 一般的には、「黄ばみ」のことです。 * 写真(上)は、汗などの汚れが時間経過で変色(黄ばみ)した衣類です 脱色とは、衣類の染色(地色)が何らかの原因で染料が壊れてしまうことを「脱色」「色ハゲ」と呼んでいます。 つまり、染料(色)が無い状態です。 * 写真(上)は、衣類の染料が脱落しているので、白くなっています 変色のシミは、基本的に染み抜き処理で除去できます。 しかし、脱色(色ハゲ)場合は、染み抜き処理では取り除く事は、不可能です。 変色の場合は、シミや汚れが、時間経過で変化しますので、シミや汚れなどや黄ばみの色素を取り除けば、元に戻ります。(↓) しかし、脱色の場合は、衣類の染料(地色)が無い状態なので、染み抜きでは、どうすることもできません。(↓) 脱色(色はげ)の原因 脱色は、さまざまな原因で発生しますが、下記の原因でよく発生します。 ① 紫外線などのよる光により地色を壊して脱色(ハゲ)が発生。 クローゼットなどに収納していても、扉の隙間から蛍光灯の光(紫外線)が入り、長時間光のあたった部分のみ脱色や色あせなどが発生することがあるので注意が必要です。 太陽光や蛍光灯の紫外線の影響で衣類の染料が壊れ、ハゲ(脱色)をおこします。 詳しくはこちら ② シミが進行し衣類の染色を壊して脱色(ハゲ)が発生。 写真は、汗が付着した部分が脱色(ハゲ)しています。汗が原因で衣類の染料の一部が壊れて赤くなっています。 上記のような脱色(ハゲ)の場合は、基本的に染み抜き処理では、復元することができません。 -未分類