「伝える3段階」2/22(月)
空手部の早朝の稽古では、
先輩の部員たちが新人の部員たちに、
自身が習った基本を「伝えること」の稽古を
しています。
実は「伝えること」と
「伝わること」はまったく違います。
「伝えた」と言っても、
それが相手に「伝わっていない」ということは多々あるし、
相手の認識力や運動能力によっても、「伝わっていない」
ということは多々あります。
「伝える」ということは、
三段階で進んでいくって知ってますか?
それは、
一、まず相手に理解させる。
二、納得させる。
三、行動させる(反復)。
この3つの段階を
一緒くたにして考えて話してしまうと、
相手にはまったく「伝わり」ません。
相手が
どこの段階で行き詰まっているかを常に把握しながら
相手に伝えないといけません。
つまり、
「理解していない」のに「納得させる」ことはまずできません。
さらに、
相手は理解も」「納得もしていない」のに「行動させる」
ことはムリです。
これは
空手の基本の内容を「伝える」ということだけではなく、
日常や仕事での指示命令にしても全く同じことなのです。
理解はしてるけど、
納得までいってない段階もあるし、納得しているけど、
行動させることができないという時には、
次は具体的にどうすればいいのか
という話をしていきます。
今一番力点を置いて
説明しなければいけないところは、
「理解」「納得」「行動」のうち、どこのポイントなのか、
伝える方がそれを説明していかなければなりません
相手の分かっている段階は、
どこまでなのかを常に意識することなのです。
実は、「理解」と「納得」の間には大きな隔たりがあって、
「納得」と「行動」の間にも大きな隔たりがあります。
その隔たりを埋めていかないと、
相手はいつまでたっても行動にまで
結びつきません。
無意識ですが、
私はこの三段階を進化させながら
空手でも仕事でも「伝える」行為を行ってきました。
ただ、これは結論なのですが、
じゃあうちの空手の師範がこういう段階を進化させて
いかれるかといったら、まったくそうじゃあありません。
根拠やデータや論理ではなく、
「三戦はこうだ。腰骨を立てて、足をこう締めて、内臓を落として、
顎を締める。そして呼吸は鼻ですって口で吐く腹式。いいか、
鏡を見ながら、しっかり繰り返し繰り返しの反復だぁ。
理屈はいいから体で覚えろ!」
というストレートな結論です。
「なるほど、論理的に正しい」ではなく、
「なるほど、この人は本気だ」という、
最終的には話している人の「自信」に納得するのです。
論理的な話に納得するのではない。
自分が納得できるかどうかではなく、話す人の本気モード、
自信エネルギーが人を説得するのです。相手に伝わっていくのです。
自信エネルギーは、話し手が本気でそう思っていると
生まれて来るし、あやふやだと自信エネルギーは伝わってきません。
伝わっていかないということは、半理解程度で、納得も、行動も
生まれないということなのです。
人間の会話って、伝えるって、
それほど論理的ではないです。
会話や、伝えるということは、エネルギー伝達作業です。
結局伝わることはたった一つです。
私だったら「基本を疎かにするな。一つの基本ができて
初めて次の基本に移れる」。
このことを何度も繰り返して伝えている。
そして一つのことを抽象的ではなく、より具体的に
行動させている。
より具体的にということを
何度も何度も繰り返し行動させる。
そこに論理も理屈も分析も何もありません。
いや、できないのです。
それは、下手だから。
中心がブレてるから。
バランスを崩して偏ってるから。
だからこそ、本気のエネルギーで伝える。
ここで断ってきますが、
エネルギーを伝えるということは、
感情的になることではなく、あくまで冷静に、感情で話すのではなく、
感情を語るのです。その感情を語るとは、自身の体験を語る
と言ってもいい。
体験は、具体的なイメージが浮かびます。
具体的にイメージを浮かべることができるから、
共感がわき、納得もできます。
ただ、体験はカッコイイだけの部分では決してなく、
どちらかという、みっともない部分が9割で、カッコイイ部分が1割
であるほうが、相手には伝わります。
※少林寺拳法三段・県大会三位の社長。脳梗塞で障害を持った
ものの、武道センスはバツグンのものがあります。65歳までの
年齢制限でチャレンジは出来ませんでしたが、本人は障害者
オリンピックの車椅子組手の部に出場しようとしてましたから。
左の突きが早いから、年齢制限がなかったら、結構いけたんじ
ゃないかって思いますよ。気合入ったら人一倍稽古しますから。
実際、今仮に出来てたって、
自分だって出来ていなかったわけで、
そういう自分がどう克服して身に付けていったかを
ストレートに語れば、また、
不器用な自分がどう努力して
頑張ってきたかを伝えれば、
それがエネルギ゜―として伝わっていきます。
※少林寺拳法を人一倍稽古してきた人ですから、剛柔流の
基本の飲み込みも早いし、とにかく細かいところをよく見てく
れています。空手部では規律と礼節に厳しい統制部長です。
だから、
伝えるための基本とは、
いかに自分が悩んでも逃げずに
日々努力してきたか、ここが問われていくわけです、結局は。
※先輩部員も後輩部員の面倒を見ていきます。伝わっているのか、
伝わらないのか、ここでも常に自分のレベルが問われます。
でも、さっちゃん67歳でよくやる。社長も67歳です。
年齢分の分だけ基本か゛身に付くには時間はかかりますが、
「エイヤ〜が好きなんですよ!はっきりしてるから」と、さっちゃん。
周りも、根気よく面倒見てくれてます。
共に頑張れ!色帯目指して!!
先輩の部員たちが新人の部員たちに、
自身が習った基本を「伝えること」の稽古を
しています。
実は「伝えること」と
「伝わること」はまったく違います。
「伝えた」と言っても、
それが相手に「伝わっていない」ということは多々あるし、
相手の認識力や運動能力によっても、「伝わっていない」
ということは多々あります。
「伝える」ということは、
三段階で進んでいくって知ってますか?
それは、
一、まず相手に理解させる。
二、納得させる。
三、行動させる(反復)。
この3つの段階を
一緒くたにして考えて話してしまうと、
相手にはまったく「伝わり」ません。
相手が
どこの段階で行き詰まっているかを常に把握しながら
相手に伝えないといけません。
つまり、
「理解していない」のに「納得させる」ことはまずできません。
さらに、
相手は理解も」「納得もしていない」のに「行動させる」
ことはムリです。
これは
空手の基本の内容を「伝える」ということだけではなく、
日常や仕事での指示命令にしても全く同じことなのです。
理解はしてるけど、
納得までいってない段階もあるし、納得しているけど、
行動させることができないという時には、
次は具体的にどうすればいいのか
という話をしていきます。
今一番力点を置いて
説明しなければいけないところは、
「理解」「納得」「行動」のうち、どこのポイントなのか、
伝える方がそれを説明していかなければなりません
相手の分かっている段階は、
どこまでなのかを常に意識することなのです。
実は、「理解」と「納得」の間には大きな隔たりがあって、
「納得」と「行動」の間にも大きな隔たりがあります。
その隔たりを埋めていかないと、
相手はいつまでたっても行動にまで
結びつきません。
無意識ですが、
私はこの三段階を進化させながら
空手でも仕事でも「伝える」行為を行ってきました。
ただ、これは結論なのですが、
じゃあうちの空手の師範がこういう段階を進化させて
いかれるかといったら、まったくそうじゃあありません。
根拠やデータや論理ではなく、
「三戦はこうだ。腰骨を立てて、足をこう締めて、内臓を落として、
顎を締める。そして呼吸は鼻ですって口で吐く腹式。いいか、
鏡を見ながら、しっかり繰り返し繰り返しの反復だぁ。
理屈はいいから体で覚えろ!」
というストレートな結論です。
「なるほど、論理的に正しい」ではなく、
「なるほど、この人は本気だ」という、
最終的には話している人の「自信」に納得するのです。
論理的な話に納得するのではない。
自分が納得できるかどうかではなく、話す人の本気モード、
自信エネルギーが人を説得するのです。相手に伝わっていくのです。
自信エネルギーは、話し手が本気でそう思っていると
生まれて来るし、あやふやだと自信エネルギーは伝わってきません。
伝わっていかないということは、半理解程度で、納得も、行動も
生まれないということなのです。
人間の会話って、伝えるって、
それほど論理的ではないです。
会話や、伝えるということは、エネルギー伝達作業です。
結局伝わることはたった一つです。
私だったら「基本を疎かにするな。一つの基本ができて
初めて次の基本に移れる」。
このことを何度も繰り返して伝えている。
そして一つのことを抽象的ではなく、より具体的に
行動させている。
より具体的にということを
何度も何度も繰り返し行動させる。
そこに論理も理屈も分析も何もありません。
いや、できないのです。
それは、下手だから。
中心がブレてるから。
バランスを崩して偏ってるから。
だからこそ、本気のエネルギーで伝える。
ここで断ってきますが、
エネルギーを伝えるということは、
感情的になることではなく、あくまで冷静に、感情で話すのではなく、
感情を語るのです。その感情を語るとは、自身の体験を語る
と言ってもいい。
体験は、具体的なイメージが浮かびます。
具体的にイメージを浮かべることができるから、
共感がわき、納得もできます。
ただ、体験はカッコイイだけの部分では決してなく、
どちらかという、みっともない部分が9割で、カッコイイ部分が1割
であるほうが、相手には伝わります。
※少林寺拳法三段・県大会三位の社長。脳梗塞で障害を持った
ものの、武道センスはバツグンのものがあります。65歳までの
年齢制限でチャレンジは出来ませんでしたが、本人は障害者
オリンピックの車椅子組手の部に出場しようとしてましたから。
左の突きが早いから、年齢制限がなかったら、結構いけたんじ
ゃないかって思いますよ。気合入ったら人一倍稽古しますから。
実際、今仮に出来てたって、
自分だって出来ていなかったわけで、
そういう自分がどう克服して身に付けていったかを
ストレートに語れば、また、
不器用な自分がどう努力して
頑張ってきたかを伝えれば、
それがエネルギ゜―として伝わっていきます。
※少林寺拳法を人一倍稽古してきた人ですから、剛柔流の
基本の飲み込みも早いし、とにかく細かいところをよく見てく
れています。空手部では規律と礼節に厳しい統制部長です。
だから、
伝えるための基本とは、
いかに自分が悩んでも逃げずに
日々努力してきたか、ここが問われていくわけです、結局は。
※先輩部員も後輩部員の面倒を見ていきます。伝わっているのか、
伝わらないのか、ここでも常に自分のレベルが問われます。
でも、さっちゃん67歳でよくやる。社長も67歳です。
年齢分の分だけ基本か゛身に付くには時間はかかりますが、
「エイヤ〜が好きなんですよ!はっきりしてるから」と、さっちゃん。
周りも、根気よく面倒見てくれてます。
共に頑張れ!色帯目指して!!
■トラックバック
この記事へのトラックバックURL:/blog6/blog.cgi/20160222101716