「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」2/21(日)
昨日の夜、
会社での稽古が終わって
社宅の子安庵に帰り、夕食の準備(毎日私の役割)をしていたら、
龍城拳友会指導員の結城から稽古内容の
報告連絡が入りました。
私が広島に帰れないときは、
担当の指導員から必ずこうやって稽古内容の
報告が入ります。
彼は保育園の時から少年部で空手を稽古し、
中学生の時は型の部・広島県代表選手として
中国大会にも行った頑張り屋さんです。
彼は少年部の10年間、
朝6時からの朝練などもあって
私から厳しく指導を受けてきました。
その結果、
剛柔流空手道の基本をしっかり身に付けてきただけあって、
昨年の十二月の一般部の段級審査では
全日本空手道連盟剛柔流空手道泉武会覚心塾総師範の
鈴木塾長より次男の充法と共に初段を飛び越して
弐段を与えられました。
基本に厳しい鈴木塾長から
飛段で弐段を与えられるということは、
彼らがきちんと剛柔流の基本をマスターして
いる証にほかなりません。
空手道は生涯武道です。
だからこそ地味な基本稽古でありますが、
繰り返し繰り返ししっかりと基本を身につける
ということ。
これは空手道だけではありません。
どんなスポーツだって、どんな趣味だって、どんな仕事だって、
どんな人の生き方だってそうです。
基本が出来ていないと、
基本が身についていないと、
心技体のバランスが崩れてしまうので、
何をやっても中途半端で終わってしまいます。
ですから、
空手だけでなく何をするにしても、
徹底的に基本を身に付けることが大切なのです。
例えば、掃除にしても、整理整頓にしても、
仕事の各部署にしても、人間力にしても、基本が大切。
その基本を身に付けるためには、基本が出来ている人を
手本として、その手本を真似ては
しっかり身に付けること、
教えられ学んでいくことなのです。
なにより、
自らが謙虚で貪欲に学ぶ姿勢を
持つことが大切です。
結城や充法は
塾長より飛段で弐段を与えられました。
剛柔流空手道の基本ができていると認められたからこそです。
ただ、「心技体」のバランスからいうと、
見ていて「人間力(道徳力)」や「リーダーシップ能力」は
未熟です。
「おまえたちは少年部や一般部の
基本を教え導きながらも、道徳力やリーダーシップ力を
実践して身につけていけるチャンスを与えられている」
具体的な事例を交えながら
結城にはそんな話をしました。
また、特に他の指導員たちは、
職場という現場において道徳力やリーダーシップ力を
問われていると思います。
しっかり学んだことを実践し、
実力をつける時期なのです。
だからなおさら、
「少年部にしても一般部にしても、
その当人が基本が出来ていない中途半端な状態のまま
基本、型、組手、いずれも次のステップに移ることは
絶対にやってはいけない」とも伝えました。
発足一 カ月余りのナチュラルクリーン空手道部ですが、
短い時間でも柔軟、筋トレ、基本稽古を約一時間程度、
週に6日間続けることによって全員の柔軟性や体力が
向上してきました。
柔軟は、血液やリンパの流れが促進され、体がスムーズに
動くようになり、怪我の防止につながり、
姿勢が良くなっていきます。
基本稽古では、平行立ち、三戦立ち、前屈立ち、
四股立ち、猫足立ちなど、立ち方を変えたり、速さや力の入れ方を
変えて稽古するので、変化があって、とても集中していて楽しそうです。
受けや突きならば、左右の均等感、力の「抜き」と「入れ」の感覚と
タイミングを意識して稽古します。蹴りなら、上半身の脱力と、
軸足の膝をスプリングのようにやわらかく、かつ強く保って、
素早く蹴ること。そして相手を前蹴りで蹴った時、
瞬間的に腰に全体重が乗っていくように蹴ること、
実戦力をつけるために、
繰り返し繰り返し二人一組で
実際に突きや蹴りを怪我しない程度
当てながら稽古しています。
こうやってバランス良く体を使い、
重心感覚を大切に稽古していると、
体の基礎的能力や精神力も向上します。
空手道は自分の体を効率よく使って力を引き出し、
体そのものを武器化する稽古なので、当然と言えば
当然でしょう。
今、二階にある物置だった25畳のプレハブを全員で片づけて
空手道場にしようとしていますが、今後、型を教えていきますので、
個々人が時間を見ては一人でも鏡に向って自分の姿をチェックしながら
やっていくことによって、集中と平常心を取り戻すことが
できますので、四月からの繁忙期を乗り切るためには、
空手道の基本稽古はもってこいだと実感しています。
とにかく生涯武道としての空手道の基本稽古ですから、
結城も私が指導したようにしっかり基本稽古を身に付けさせて
いくことです。
ただ、そのためには情熱と
知恵が必要となってきます。
人を教え導くためには、
この情熱と人の心に火をつけるための知恵
が必要なのです。
そしてそのためには、
体で教える。実践者として背中で指導をしていく。
言葉以外にも、目線、表情、態度、所作で指導していくこと。
スポーツと違って武道は、あくまで歳は若くても、教える者は「師匠」、
教えられる者は「弟子」であるという雰囲気が「場」に充満すれば
私が言いたいことが伝わっているということです。
私の場合は、
空手道の師匠でありながら
会社の代表であるわけで、
空手道の「心技体」が向上して強くなっていくということは
会社の「心技体」も同じく強くなるということでもあります。
健全なる精神は健全なる肉体に宿ります。
理屈抜きで心技を練っていきましょう。
会社での稽古が終わって
社宅の子安庵に帰り、夕食の準備(毎日私の役割)をしていたら、
龍城拳友会指導員の結城から稽古内容の
報告連絡が入りました。
私が広島に帰れないときは、
担当の指導員から必ずこうやって稽古内容の
報告が入ります。
彼は保育園の時から少年部で空手を稽古し、
中学生の時は型の部・広島県代表選手として
中国大会にも行った頑張り屋さんです。
彼は少年部の10年間、
朝6時からの朝練などもあって
私から厳しく指導を受けてきました。
その結果、
剛柔流空手道の基本をしっかり身に付けてきただけあって、
昨年の十二月の一般部の段級審査では
全日本空手道連盟剛柔流空手道泉武会覚心塾総師範の
鈴木塾長より次男の充法と共に初段を飛び越して
弐段を与えられました。
基本に厳しい鈴木塾長から
飛段で弐段を与えられるということは、
彼らがきちんと剛柔流の基本をマスターして
いる証にほかなりません。
空手道は生涯武道です。
だからこそ地味な基本稽古でありますが、
繰り返し繰り返ししっかりと基本を身につける
ということ。
これは空手道だけではありません。
どんなスポーツだって、どんな趣味だって、どんな仕事だって、
どんな人の生き方だってそうです。
基本が出来ていないと、
基本が身についていないと、
心技体のバランスが崩れてしまうので、
何をやっても中途半端で終わってしまいます。
ですから、
空手だけでなく何をするにしても、
徹底的に基本を身に付けることが大切なのです。
例えば、掃除にしても、整理整頓にしても、
仕事の各部署にしても、人間力にしても、基本が大切。
その基本を身に付けるためには、基本が出来ている人を
手本として、その手本を真似ては
しっかり身に付けること、
教えられ学んでいくことなのです。
なにより、
自らが謙虚で貪欲に学ぶ姿勢を
持つことが大切です。
結城や充法は
塾長より飛段で弐段を与えられました。
剛柔流空手道の基本ができていると認められたからこそです。
ただ、「心技体」のバランスからいうと、
見ていて「人間力(道徳力)」や「リーダーシップ能力」は
未熟です。
「おまえたちは少年部や一般部の
基本を教え導きながらも、道徳力やリーダーシップ力を
実践して身につけていけるチャンスを与えられている」
具体的な事例を交えながら
結城にはそんな話をしました。
また、特に他の指導員たちは、
職場という現場において道徳力やリーダーシップ力を
問われていると思います。
しっかり学んだことを実践し、
実力をつける時期なのです。
だからなおさら、
「少年部にしても一般部にしても、
その当人が基本が出来ていない中途半端な状態のまま
基本、型、組手、いずれも次のステップに移ることは
絶対にやってはいけない」とも伝えました。
発足一 カ月余りのナチュラルクリーン空手道部ですが、
短い時間でも柔軟、筋トレ、基本稽古を約一時間程度、
週に6日間続けることによって全員の柔軟性や体力が
向上してきました。
柔軟は、血液やリンパの流れが促進され、体がスムーズに
動くようになり、怪我の防止につながり、
姿勢が良くなっていきます。
基本稽古では、平行立ち、三戦立ち、前屈立ち、
四股立ち、猫足立ちなど、立ち方を変えたり、速さや力の入れ方を
変えて稽古するので、変化があって、とても集中していて楽しそうです。
受けや突きならば、左右の均等感、力の「抜き」と「入れ」の感覚と
タイミングを意識して稽古します。蹴りなら、上半身の脱力と、
軸足の膝をスプリングのようにやわらかく、かつ強く保って、
素早く蹴ること。そして相手を前蹴りで蹴った時、
瞬間的に腰に全体重が乗っていくように蹴ること、
実戦力をつけるために、
繰り返し繰り返し二人一組で
実際に突きや蹴りを怪我しない程度
当てながら稽古しています。
こうやってバランス良く体を使い、
重心感覚を大切に稽古していると、
体の基礎的能力や精神力も向上します。
空手道は自分の体を効率よく使って力を引き出し、
体そのものを武器化する稽古なので、当然と言えば
当然でしょう。
今、二階にある物置だった25畳のプレハブを全員で片づけて
空手道場にしようとしていますが、今後、型を教えていきますので、
個々人が時間を見ては一人でも鏡に向って自分の姿をチェックしながら
やっていくことによって、集中と平常心を取り戻すことが
できますので、四月からの繁忙期を乗り切るためには、
空手道の基本稽古はもってこいだと実感しています。
とにかく生涯武道としての空手道の基本稽古ですから、
結城も私が指導したようにしっかり基本稽古を身に付けさせて
いくことです。
ただ、そのためには情熱と
知恵が必要となってきます。
人を教え導くためには、
この情熱と人の心に火をつけるための知恵
が必要なのです。
そしてそのためには、
体で教える。実践者として背中で指導をしていく。
言葉以外にも、目線、表情、態度、所作で指導していくこと。
スポーツと違って武道は、あくまで歳は若くても、教える者は「師匠」、
教えられる者は「弟子」であるという雰囲気が「場」に充満すれば
私が言いたいことが伝わっているということです。
私の場合は、
空手道の師匠でありながら
会社の代表であるわけで、
空手道の「心技体」が向上して強くなっていくということは
会社の「心技体」も同じく強くなるということでもあります。
健全なる精神は健全なる肉体に宿ります。
理屈抜きで心技を練っていきましょう。
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