「仕事の流儀かぁ」4/15(木)
「プロフェッショナル仕事の流儀」
手打ちうどん職人 森田真司 より転載
森田は、ふだんはおとなしい性格。だが営業中は、従業員に厳しい
ゲキを飛ばし、ミスも容赦なく叱る。みずからの仕事をこなしながら、
店の隅々まで目を配っていく。そこには森田のある信念がある。
「もう5年も6年も修業しとったら、大体一人前のうどん打てますよ。
普通は。でも、その中でもお客が来る店と、来ない店がある。それっ
て何なのかって言ったらやっぱり心でしょ、気持ちでしょ。心が入って
ないと美味(うま)いうどんはできませんよ」
森田は、うどんの味は、技術ではなく、お客への気持ちによって最終
的に決まると信じている。毎日同じ作業を繰り返すうどん作り。一杯の
うどんをおいしく打つだけなら、さして難しくはないという。
だがそれを常にできるかどうか。すべての客に、お金を受け取るだけ
のうどんを出し続ける覚悟があるか。結局、客への心がなければ、作
業の一つ一つがブレて、やがて味は失われていくと森田は信じる。
だから森田は、接客や店の雰囲気までも大事にして、店の隅々まで気
を配り、厨房(ちゅうぼう)以外の従業員たちにもゲキを飛ばす。そうし
て緊張感を高め、従業員一人一人にお客を意識させることで、いかな
るときでも最高のうどんを出し続けることに挑んでいる。
--------------------------------------------------------
プロフェッショナルとは、本当に一生懸命さっていうんですか。それしか
ないと思いますよね。それを継続できるか、できないかっていうことでし
ょうね。手打ちうどん職人 森田真司
--------------------------------------------------------
プロフェッショナルのこだわり森田、はこれまで9人の弟子を育て上げた
師匠でもある。独立した弟子は全国に散らばり、それぞれ地元で人気店
を築いている。森田は出張に行くと、弟子の店を訪れてうどんを食べる。
ある日、森田は東京の弟子の店を訪れた。うどんを食べた森田は、首を
かしげ、弟子に「生地を見せてほしい」と言いだした。手で触って生地の
出来を確かめると、打ち台で実際に打ち始めた。
「大きく踏みすぎや。」「ボーメ(塩分濃度)が高い。」生地を延ばした時の
弾力をもとに、作業のわずかなズレを指摘していく。そして、その生地の
出来に合わせて、打ち方、ゆで方を変えていった。すると森田が打ったう
どんは、同じ生地にも関わらず、見違える出来になった。
森田は言う。「小さなズレをおろそかにするな。」うどん作りは毎日同じ作
業の繰り返し。しかし同じ作業だからこそ、わずかな作業のズレに自分で
は気付きにくい。それをいかに自覚できるか。
「一日、二日やったらそれは気合い入れたらできるんやろうけど、それを
365日ずっとやるってのは大変なことかもわからんね。人間だからね。
手抜きたいっていう心理もあるからね。だけど、でき上がりにその差は絶
対出ます。お客さんにちゃんとね、いらっしゃいませと、今日いらっしゃい
ませと言うとき顔を見れるか見れないかっていう。ごまかせないですね。」
転載終了
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」は数少ない大好きな番組です。
今回も森田さんの手打ちうどんに対するひたむきなこだわり。一生懸命な
真剣さと情熱。そして心配り、テレビを見ながら何度も「う~~~ん」と唸りました。
言われていることはその通り。当たり前の事ばかり。ただ、それを365日続
けるとすると、それはもう行の世界です。楽しいとか、面白いとか、嬉しいと
か、そういったものをはるかに飛び越したまさに真剣勝負の行の世界です。
少なからずもその真剣さ、本気さ、妥協のなさが分かるようになったことが
有難いです。
お客が来る店と、来ない店がある。それって何なのかって言ったらやっ
ぱり心でしょ、気持ちでしょ。心が入ってないと美味(うま)いうどんはできま
せんよ。
まさしく一点一点心がこもってないといい洗いは絶対にできません。そして
その結果はお客様から品物が来るか来ないかに如実に表れてきます。
一期一会です。ウォータークリーニングの仕事の流儀は。
プログレス(仕事の流儀)
あと一歩だけ前に進もう・・・・。
生かしていただいて ありがとうございます。
手打ちうどん職人 森田真司 より転載
森田は、ふだんはおとなしい性格。だが営業中は、従業員に厳しい
ゲキを飛ばし、ミスも容赦なく叱る。みずからの仕事をこなしながら、
店の隅々まで目を配っていく。そこには森田のある信念がある。
「もう5年も6年も修業しとったら、大体一人前のうどん打てますよ。
普通は。でも、その中でもお客が来る店と、来ない店がある。それっ
て何なのかって言ったらやっぱり心でしょ、気持ちでしょ。心が入って
ないと美味(うま)いうどんはできませんよ」
森田は、うどんの味は、技術ではなく、お客への気持ちによって最終
的に決まると信じている。毎日同じ作業を繰り返すうどん作り。一杯の
うどんをおいしく打つだけなら、さして難しくはないという。
だがそれを常にできるかどうか。すべての客に、お金を受け取るだけ
のうどんを出し続ける覚悟があるか。結局、客への心がなければ、作
業の一つ一つがブレて、やがて味は失われていくと森田は信じる。
だから森田は、接客や店の雰囲気までも大事にして、店の隅々まで気
を配り、厨房(ちゅうぼう)以外の従業員たちにもゲキを飛ばす。そうし
て緊張感を高め、従業員一人一人にお客を意識させることで、いかな
るときでも最高のうどんを出し続けることに挑んでいる。
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プロフェッショナルとは、本当に一生懸命さっていうんですか。それしか
ないと思いますよね。それを継続できるか、できないかっていうことでし
ょうね。手打ちうどん職人 森田真司
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プロフェッショナルのこだわり森田、はこれまで9人の弟子を育て上げた
師匠でもある。独立した弟子は全国に散らばり、それぞれ地元で人気店
を築いている。森田は出張に行くと、弟子の店を訪れてうどんを食べる。
ある日、森田は東京の弟子の店を訪れた。うどんを食べた森田は、首を
かしげ、弟子に「生地を見せてほしい」と言いだした。手で触って生地の
出来を確かめると、打ち台で実際に打ち始めた。
「大きく踏みすぎや。」「ボーメ(塩分濃度)が高い。」生地を延ばした時の
弾力をもとに、作業のわずかなズレを指摘していく。そして、その生地の
出来に合わせて、打ち方、ゆで方を変えていった。すると森田が打ったう
どんは、同じ生地にも関わらず、見違える出来になった。
森田は言う。「小さなズレをおろそかにするな。」うどん作りは毎日同じ作
業の繰り返し。しかし同じ作業だからこそ、わずかな作業のズレに自分で
は気付きにくい。それをいかに自覚できるか。
「一日、二日やったらそれは気合い入れたらできるんやろうけど、それを
365日ずっとやるってのは大変なことかもわからんね。人間だからね。
手抜きたいっていう心理もあるからね。だけど、でき上がりにその差は絶
対出ます。お客さんにちゃんとね、いらっしゃいませと、今日いらっしゃい
ませと言うとき顔を見れるか見れないかっていう。ごまかせないですね。」
転載終了
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」は数少ない大好きな番組です。
今回も森田さんの手打ちうどんに対するひたむきなこだわり。一生懸命な
真剣さと情熱。そして心配り、テレビを見ながら何度も「う~~~ん」と唸りました。
言われていることはその通り。当たり前の事ばかり。ただ、それを365日続
けるとすると、それはもう行の世界です。楽しいとか、面白いとか、嬉しいと
か、そういったものをはるかに飛び越したまさに真剣勝負の行の世界です。
少なからずもその真剣さ、本気さ、妥協のなさが分かるようになったことが
有難いです。
お客が来る店と、来ない店がある。それって何なのかって言ったらやっ
ぱり心でしょ、気持ちでしょ。心が入ってないと美味(うま)いうどんはできま
せんよ。
まさしく一点一点心がこもってないといい洗いは絶対にできません。そして
その結果はお客様から品物が来るか来ないかに如実に表れてきます。
一期一会です。ウォータークリーニングの仕事の流儀は。
プログレス(仕事の流儀)
あと一歩だけ前に進もう・・・・。
生かしていただいて ありがとうございます。
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