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「リーダーは明るいのが一番」
 昨晩、
元内閣総理大臣麻生太郎先生の
講演を聞く機会がありました。

 40分ほどの講演時間のうち、
ほとんどが経済問題についてだったのですが、
世界経済と国内経済の現状と問題点について、
たいへん分かりやすく解説して下さいました。

 その中で、
なるほどそういう見方もあったのか、
と思ったことが二つありましたので
紹介したいと思います。

 一つ目は、
「日本の不況は20年続いている資産デフレ不況で、
欧米の不況はリーマンショックに端を発した
バブル崩壊不況で、この二つは全く性格が違う。
欧米でこれから始まるのが長期資産デフレ不況。
その点日本は、資産デフレ不況先進国である」
との見方です。

 日本の経済も決していいとは言えませんが、
これから始まる欧米の長期資産デフレを見越して、
このところの急速な円高があるのか、
と腑に落ちた思いがしました。

 日本はこの20年、
経済成長はゼロでも、
なんとかやってきましたからね。


 二つ目は、
「900兆円の国債発行残高のある日本は、
国民一人当たり700万円も
借金をしていることになる、とよくマスコミが言うが、
実際は国民が国(政府)に対して、
国民一人当たり700万円貸しているのだ。
借入金と貸付金では天と地ほどの差がある」
という見方です。

 膨大な国債発行残高を、
あたかも自分個人が借りているお金と捉えるか、
そうではなくて、
自分が国に貸しているお金と捉えるかで、
国民の気持ちが暗くもなるし明るくもなります。

 景気という文字を見れば分かるように、
景気は「気持ち」のものですから。

 いずれにしても、
国に限らず組織を引っ張っていくリーダーは、
明るいのが一番、
そう感じたとても明るい麻生先生の講演でした。

 

09:05, Wednesday, Nov 17, 2010 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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