ボスの今よりも もっとよく「人は運で決まる」
あの経営の神様と言われた松下幸之助さんは、よく普段から、「私は運が良かったから成功したんや」「人は運で決まるんや」と言われていたそうです。
新人社員や幹部の採用試験でも、「君は、運が良い方やったか?それとも運が悪い方やったか?」と聞き、「運が良いほうではなかったです」と答えた場合、実際に「そうか~じゃあ不合格やな」と、なったようです。実は、うちの会社もそうです。
実際、「運が良い」とすぐ言える人は本当に運が強くて良いし、「運が悪い」という人は本当に運が悪いのです。ですから、「人は運で決まる」は完全に言えると思います。
ただ、勘違いしていけないことは、「運」が棚ぼた的な、たまたまの偶然で決まっていくということは絶対にないということなのです。
運とは、その人が生活や仕事の中で、「継続した良い(ポジティブ)行為の内容」からの反射によって、決まっていく、非常に物理的な法則であって、不公平やえこひいきでは絶対に決まる事ではないのです。
ここを勘違いしている人が多いです。誰にでも、良いことも、悪いことも起こっているわけです。人に起こっていることは同じでもそれをどう感じるのか?それをどう受け止めるのか?そして、どう行動するのか?それでも、自分は運が良いと思えるのか?これらが個人でまったく違うわけです。
この受け取り方と行動の違いが、各人の運命に大きく差をつけていきます。
言えますのは、運の良い人、運の強い人は、「仏さんや神さん、先祖(遺伝子の流れ)へ素直に感謝」できる人であるということです。
「自分の生活や住まい、家族や、仕事や上司や部下へ感謝」がある人であり、何より「継続した努力」ができる人、そして「笑顔のある人」は必ず運気が増していきます。
で、あなたは運が良い?それとも悪い?
記:ナチュラルクリーン㈱
最高経営責任者
長松寺住職 中田輝道
「ひな祭り」~かわいさが心を癒す~
今年もまた可愛らしい雌びな、雄びながたくさんお出ましです。
代表が理事長を務める広島県東広島市の志和龍城保育園の園児の皆さんの手作りです。
雌びな雄びなにはそれぞれの表情があり、その可愛い表情に覚えのある子どもの頃に誰でもがタイムスリップ出来ます。
すぐに本店店頭のカウンターの上にお座りいただきました。忙しく出入りするお客様の目に留まると、お客様の表情も和みます。
広島から遠く千葉へお越しになった雌びな雄びなさまたちが、歓びの御縁を結んでくださいました。
子安、木更津の直営店や、伊勢丹新宿店メンズ館のウォータークリーニングでも、この可愛さがお客様の心を和み癒してくれるはずです。
園長先生を始め、保育士や職員の皆さん、園児の皆さんには心より感謝いたします。ありがとうございます。
記:佐生弘美
修行を始めた昭和26年頃、まだ、ドライクリーニングの機械は普通のクリーニング店には無くて、ドライクリーニングの専門業者が、各クリーニング店を回って、背広やウールのコートなどを集め、ドライクリーニングして戻してくれるというホールセール方式でした。
そのころは、ボイラーも今の様な大きいものではなく、アイロン用の卓上ボイラーがあるだけでしたが、その後、ドライ機がお店に入り、乾燥するためのタンブラーが設置されるときに、今の様な大きくて力のあるボイラーが使われるようになりました。
タンブラーである程度乾かした背広やコートは、天日干しをして、夕方に一旦取りこみ、溶剤の臭いが残っていれば、また、次の日に天日干ししていました。
背広を仕上げられる職人さんは、そのころ、お店にベテランが一人か二人でした。裏からアイロンをかけながら、すべて手仕上げで、今、振り返っても綺麗に仕上がってました。
そのころは、お店に入って5年たっても、シャツやブラウスや、ワンピースなどの綿ものを毎日アイロンをかけていて、背広にはまだまだ手が届きませんでした。(次号につづく)
「今日も右手で頑張ってます」アイロンプレス 渡辺とよ子
「60歳過ぎても頑張ってます!」という、房総ファミリア内の求人広告のキャッチコピーに惹かれて入社した渡辺とよ子さん。今度の4月で丸4年目を迎えます。
Yシャツプレス機のオペレーターとして始まり、当時は想像もしてなかったと言いますが、今では地元ウォータークリーニングの仕事であれば、どんな品物でもハンドアイロンで淡々と仕事をこなしていくプレスマンへと成長しました。
「何をやっても難しい!」と口にする渡辺さんですが、思うとおりにならないことがあっても、次から次へといろんな仕事が出来るようになっていくことが楽しくて初めての経験だったというクリーニング屋さんならではの夏の40度を超える熱さにも負けず仕事を続けてきました。
そんな渡辺さんでも、本当に辞めよう・・・と思った出来事があったそうで、実は渡辺さんはサウスポーなんですが、ハンドアイロンの仕事を始めた時、右利きのアイロンしかない職場でそれを言えずに右手でアイロンを握り続けていたときは「正直、しんどかった・・・・・。」としみじみ語ってくれました。
でも、そんな時を乗り越えて今では左手以上に器用にアイロンを扱える右手で「もっとジャケットのラペルをフワッと仕上げたい。」「仕上げ台をもっと上手に使いこなしたい。」と目標をもって頑張っています。
最後に、入社して一番印象に残っていることは?と、聞くと「入社早々、代表に・・・。」緊張していたのか、相手の目を見ないで挨拶した事を思いっきり叱られたそうです。それ以来、気持ちよく挨拶することを心に決めて、今に至りやっと、それが当たり前のように身についてることが嬉しいんです。」と笑顔で語ってくれました。渡辺さん、今日も右手で頑張ってます。
記:及川
「パワフルボランティアウーマン!」~許しません児童虐待は!!~ 総合受付 菅 君枝
今回紹介するのは総合受付のカンさんこと、菅君枝さんです。彼女は非営利団体のCAPのボランティアメンバーの一人で、保育園から高校、大人まで依頼があったら暴力防止のワークショップを三人一組で実演するために行ってます。当然、有償ボランティアです。
CAPに入ったのは、やはり自分の子どものことがきっかけでした。
長男が幼稚園の年中さんの時、通っている幼稚園でいじめにあいました。それまで菅さんは「みんなで仲良くね~」だったのが、その日を境に、「やられたらやり返しなさい。負けるんじゃない」に一変しました。
それからまた同じようなことが起こりました。しかし、その相手は同級生の男の子。長男より痩せていて小さかった。その子を、思いっきり突き飛ばしたら吹っ飛んで周りが驚くほど泣きじゃくりました。
家に帰ってきた長男は、こう言ったそうです。
「なんでやりかえさなくちゃいけないんだ。僕は人を傷つけるなんて嫌だ。もうお母さんの言うことなんて信じない!」と。
その言葉にショックを受けたお母さんの菅さんは、悩み悩んだあげくCAPと出会っていきます。ではそのCAPって何なのか紹介しておきましょう。
私は保育園の理事長なので児童虐待にはとても危機感と関心を持っています、菅さんから児童虐待の現状をよく聞くのですが、聞けば聞くほど「えっ?」と、驚くことばかりです。表に出て来るのは本当に氷山の一角です。性的虐待については、ほとんど表に出てこないようです。
大人や子どもの自己評価の低さ、自我の異常性を感じますねえ。こういう環境に育った子どもや親は、核家族で、神仏や先祖を大切にしていないのだと思います。やっぱり敬いと感謝という爽やかな人権感覚が小さな時から育てられていないと、やはりまずいのです。
あらためて、人としての良識や道徳、目に見えないものを大切にしようとする宗教心を育てていかないといけないと思いました。
菅さん、CAPの有償ボランティア、使命感もって頑張って下さい。一人でもいいから虐待の地獄から救われたらいいね。活動応援しています。
記:代表
「ピンチの時こそ本当の姿が分かる」 ~スーツの「アタリ」けし~
先日、ブログでも紹介しましたが、以前からウォータークリーニングをご利用いただいている○○様からメールにてご相談がありました。
『某高級宅配クリーニングにスリーピースを依頼したところ、アタリが酷くて着られない状態で戻ってきて、直してくれるようにクリーニング店に頼んだが、無理だといわれて困っている。なんとか、着られるようにしてもらえないだろうか』という内容でした。
代表より「いつも利用していただいてるんだし、すぐに送ってもらって、直して差し上げなさい。」ということで返事を送り、数日後、そのスリーピースが送られてきました。
取り出して一見しただけで、「なんだ??これ!!???」という、見るも無残な状態でした。ポケットの雨蓋や袋地、シームなど、生地が重なっているところは、すべて
強くアタリが出ていますから、プレス機でプレスして、アタリを消さずにそのまま出荷しているようです。
また、ラペルの返りの内側や裏地には、はっきりとした折れジワがあります。
そして、手触りはべたついていて、ドライ臭もきつく、料金が一万円近くかかったとお聞きしているので、これは、あり得ない状況です。
スタッフ全員で状態を観察した後、早速、修正にかかりました。
実際に見るまでは、アタリの部分に水分を与えて修正すればいい予定でしたが、ドライ臭やべたつきもあるため、代表が自ら全体を水洗いしました。
まず最初に、シリコン溶剤で洗い、余計な油分を取って、同時に繊維に潤いを与えます。
そして、クラスタルウォーターで水洗い。これで、べたつきやドライ臭も取れますし、繊維が水を吸って膨らむことでアタリも取れます。
これを、人体整形乾燥機で整形乾燥し、最後は立体乾燥してから仕上げにかかります。
今日は、福井と沖縄からウォータークリーニングを経営する2名の代表が研修に来ているため、彼らが仕上げを担当しました。
生地に蒸気を与えた時の変化が大きく、思ったよりも手ごわい生地でしたが、まず、裏から、シーム割りや芯据え、裏地のプレスなどを丁寧に行ないながら、全体を整え、各パーツごとのマシンも併用して、最後は、使用する蒸気の量を最小限にして、細部を整え、アタリを消していくことで、きれいな仕上がりになりました。
おそらく、これを仕上げたクリーニング店は、アタリを取ろうとして蒸気を使うと、逆に崩れてどうしようもなくなり、プレス機でプレスしたままで出荷したのではないかというのが、実際に仕上げてみての感想でした。
それにしても2人とも代表が洗った水洗いの素晴らしさを実感していたようで、自分たちのスーツの水洗いの発色や風合いのレベルが全然違うと驚いていました。(来月の黄変除去の研修に続く)
記:松村
「そーなんだ!!」 総合受付 本間 由香
本間由香です。
夫と小学三年生の娘と木更津に住んでいます。夫はアクアラインを使って通勤しています。
実家は高知県で、平日はワンオペ育児なので、仕事なんてまだできないと思っていましたが、ナチュラルクリーンは子育てに理解があり、勤務時間やお休みなど、とても恵まれた環境でお仕事ができて、本当にありがたく思っています。
娘は、外遊びが大好きで、いろんなものを持って帰って来たりします。服を汚したり破ったりする頻度は男の子と変わらないと思いますが、娘のお土産に季節を感じたりもします。昨日はトカゲ、今日はツクシでした。
私たち夫婦は、自然が多いのに都心にもバスで楽に通勤できるということで12年前に木更津に移住をしてきました。
知り合いは一人もいないところに勢いで引越してきましたが、その選択は間違ってなかったと思います。
何より仕事が楽しい。ナチュラルクリーンで働き始めて、この5月で2年になります。私の部署は、お客様から送られて来たお品物を一点一点検品し、カルテを作成し、写真撮りをし、お客様のご要望を正確に洗いや仕上げの人たちにお伝えすることです。
そして感じることは、厳しいけど、他の仕事や職場にはない充実感があります。
ただ、ショックだったのは、朝の体験勉強会でドライクリーニングでは洗い上がりがパサパサで、汗の汚れが落ちないので嫌な臭いが残るということ。私はドライクリーニング信者だったので大ショックでした。
逆に、娘の墨付きダウンをキレイに水洗いしてもらい、娘が触ってフワフワ、ツルツルと、とっても感激して喜んでいました。 やっぱりウォータークリーニングってドライクリーニングとはレベルが違ってました。
また、朝礼で、代表に仏教のお話をお聞きして、「そうなんだ!」。そして、人の道のお話をお聞きして「そうなんだ!」と、いつも新鮮な気づきだらけです。
毎晩、子どもと一緒に10時に寝て、6時に起きるのが日課の健康優良ママです。これからも元気に頑張ります。
「人の想いを繋ぐ」 事務所 葛西 晴香
NCにお世話になって今月で早2年8ヶ月が経とうとしております。
私は事務所でお客様へのお見積もりやその他お客様へのご連絡全般を担当させて頂いております。
NC内ではお一人お一人のお客様のご 要望を漏れのない様に皆さんにお伝え出来る様、日々、元吉さん(上司)の下で勉強させて頂いております。
お客様とは、電話かメールでの対応となります。その為、どちらもお客様のお顔が見えないので表情を読み取る事が出来ません。それはお客様も同じです。ですから、お電話の場合は特に声のトーンに気を付けております。 トーンやテンポが窓口での表情の代わりに、メールでは言葉、文字だけとなりますので、声掛けのような親切さが伝わればと心掛けております。
2015年9月から脳梗塞で入院生活を送っていた父が昨年の10月に他界致しました。 父は、すごく人が好きで近所の方々が困っている事を知るとゴミ置き場の散乱を防ぐ為の囲いを手作りしたり、市役所に掛け合って電灯を付けてもらったり、私は三姉妹ですが、私達の主人や子供達と楽しみたい為に60歳過ぎに船舶免許を取得したりと、どれもただただ自分と携わった人の喜んでいる姿、笑顔が見たいという想いの人でした。
お客様が驚くかな、喜んでくれるかなという想いは、お預かりしたお品物一点一点に込められ、お客様のお手元にお返しする、そして、お客様に満足して頂いた瞬間や「ウォータークリーニングにお願いして良かった」とお言葉を頂いた瞬間、故父の想いや悦びが共に実感できる瞬間でもあると思っております。
私が日々行っている お仕事は“繋ぐ”お手伝いだと思っております。お客様とNCを“繋ぐ”大切な役割をしっかり行っていきたいと思います。
記:代表
いつもの散歩道 ~今は今~ 記:山田法子
まだ薄暗い早朝の散歩道。
いつもよりも白くぼんやりと明るい空間に気づく、
凝視する。
「あっ」
一夜のうちに桜の蕾が開花し始めたのだ。
「しまった!」
油断していた。
置いてきぼりにされた様な気分になった。
次の朝から
「今は何分咲き位かな」
「いつ満開になるのかな」
と、あっという間に駆け抜けていく桜の花の一生に
置いてきぼりにされない様に気をもみ始める。
「花は誰の為に咲くのか?」
と言う問いに、
「花は花だから咲くのだ、誰の為でもない・・・」と。
「美しい」
と見る人の心に起こる感動などおかまいなく
「ただ咲く」
そして時が来れば風に任せて散っていく。
その潔い様に気遅れしながら
「ちょっと待ってよ」と独り言。
その
「ただ」
を超えられない私が
羨望の思いの入り混じった切ない独り言を言いながら、
今朝も歩く。
「美しい」
という感動と共に。
NCの日々是好日
「家族旅行記」
「4世代のありがとう家族旅行」 本店フロント 佐生弘美
毎年恒例となっている、母を連れての1泊2日の「ありがとう家族旅行」。
今年は、山梨県の山中湖へ行ってきました。母と私、そして私の長女の家族4人と次女と総勢7人の賑やかな旅・・・
2日間ともにお天気に恵まれ、大好きな迫力ある富士山を間近で見ることが出来、母も60歳の時に初めて父と2人で頂上まで登った時の事、そして2回目の時の事を自慢げに話してくれました。
母は3年前の冬、雪の後片づけをしていて転んで大腿骨を骨折して以来、以前の様には歩けないものの、外に出る事は大好き!なので、杖を付きながらでも頑張って皆と一緒に動いてくれました。
そしてホテルでは、久々に母と2人でゆっくりとつかるお風呂。母のぷにゅぷにゅのお腹を触りながら、大笑い。翌朝には、何度も目が覚めた・・・と言う母ですが、気持ちいいいびきを聞かされていた私は、やっぱり幸せでした。
富士山満喫の2日間。「また、来年も来れるといいね」という娘たちの言葉に、「生きてたらね!」「大丈夫だよ・・長生きできるよ!」と、大笑いしながら帰ってきました。
父や祖父、祖母の昔話を聞きながら4世代が過ごせた貴重な2日間、それぞれの思いやりの心が現れ、あらためて母や家族の温かさを感じた家族旅行でした。本当にありがとうございました。
「思い出の地を巡って」 プレスマン 及川勉
「ほったらかし温泉に行きたい・・。」妻のこの一言から始まった今回の旅。メンバーは、妻と義母とその姉に当たる伯母との4人でした。
初日は、千葉県鴨川市にあるいわし料理のお店からスタート。(何故? 千葉? という話は後ほど・・・。)
ここは、「また、行きたかった。」と伯母さんの思い出に残っていた、新鮮だから・・・ということもありますが、小さい鰯でも丁寧に扱っていることが伺えるおいしいお店です。
そして翌日の一番に向かったのが、「ほったらかし温泉」
結婚する前、山梨へぶどう狩りに行った際に、帰りの渋滞を避ける時間つぶしでたまたま見つけた、山の頂上にある露天風呂で、とにかく眺めのよい温泉です。
今回訪れて知ったのですが、今は「新日本三大夜景」の一つに選ばれており、月曜日の早朝の入浴でしたが30名程のお客さんがすでに入浴しており大人気のようでした。
次に、お風呂上りでさっぱりとして、お腹の空いた一行は「せっかくなら地の物が食べたいよね・・・。」ということで、旅の食事としては地味かなぁ~と思いつつも、「吉田のうどん」で有名な富士吉田市へ向かいました。
地元の方お勧めのお店に行ったのですが、めちゃくちゃおいしかった。
78歳になっても現役バリバリの介護士である伯母さんが、旅の直前までお休みが決まらず、ほったらかし温泉のある山梨での宿泊を諦めて東京の伯母さん宅で一泊し、山梨に向かうという移動距離の長いドタバタスケジュールになりましたが、それぞれが思い出のある地を巡ってリフレッシュしてくれたので、いい旅になったと思います。
お休みを頂きまして、皆さんありがとうございました。
代表が、餞別を持たせてくれましたのでおみやげいっぱい買ってきました。代表には、大好きな赤ワインを・・・。