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「嬉しいおたより」4/11(水)
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阿部さんのハガキの他、
「想い出龍城ネット」に掲載する門信徒会の川崎さんの
「お盆のありがとうロード」に対する原稿が届きましたので
ご紹介します。


「仏さんとご先祖さんに手を合わせる盆踊りに」
門信徒会世話人 川崎一正

長松寺とのご縁の前にまず、
この志和の地とのご縁を話すと、
1974年にマツダに入社して、
4年くらい経った時に家を建てたいけど
どこかいいところはないかと色々バイクで回ってる時に、
この志和の生城山や景色を見て、
僕の故郷の熊本の天草そっくりな場所だと思って、
ここに移り住むことにしたのがきっかけでした。


広島も安芸門徒と言われるくらい
仏縁が深い方が多い県ですが、
僕と奥さんの生まれ育った熊本というところも
お寺が身近なところで、幼い頃はおばあちゃんに
連れられてよくお寺の法座に参っていました。


奥さんなんて
まだ幼いのに講師の法話を聞いて感動して泣いてた
というんですから、僕以上の仏縁かもしれません。
当時、法座は一週間くらいあって境内には出店が出て、
それも楽しみの一つでした。


「活気がある」「仏さんや先祖を大切にする」。
僕のお寺のイメージはそういったものでしたから、
7年前にまず住職に相談してやってみようと始めたのが、
多くの灯篭をお寺の駐車場からお寺を通り、
それから盆踊り会場まで並べて本堂の前では
仏さんやご先祖さんに感謝で合掌してもらう
「ありがとうロード」でした。そしてお寺のライトアップ。


単なるイベントのような形だけの盆踊りではなくて、
本来の意味の仏さんやご先祖さんへ感謝ということにつながればと、
長松寺門信徒会の役員さんと始めたのが最初でした。 
今は、僕の住む地域のサロン「八条原いきいきサロン」も一緒になって
灯篭の組み立てをしてくれています。


今後は、「ありがとうロード」の想いに賛同してくれる
若い後継者が育っていけばいいなあと思うのと、
もっと広がって地域や全国の門信徒の皆さんにも参加して
いただけるようになればと思っています。
今は保育園や土曜学校、空手のお子さんたちに灯篭の描いて
もらっていますが、小学校や中学校、大人たちにも広がっていけば
嬉しいです。


4歳の孫がウチに来ると必ず仏壇に参って、
「おじいちゃん おばあちゃん おきょうよもう!」って言うんです。
仏教の保育園に行ってるわけじゃないんですけど、
血ですかねえ。


少しは
僕らの背中を見てくれてるんでしょうか。
そうやって一人でも、仏さんやご先祖さんに手を合わせる人が
増えたらと活動しています。
今年も盆踊りの8月14日には18時から長松寺の本堂で
お盆のお勤めがありますから、お参りできる人はお参りして頂いて、
そうじゃない人も灯篭が並んだ参道を歩いて、
本堂の仏さまに手を合わせて盆踊り会場に向かって頂ければと
思いますので、どうぞよろしくお願いします。


実は、
私は公民館時代に「志和よってみん祭」や講座などに
とにかく集客して活動的にやって、
入って5年目には年間3000人の利用者数が
3万8000人と一気に利用者数は伸びていきました。
3万8000人なんて都会では「???」という数字ですが、
人口8000人の田舎では、すごい快挙でした。
その年、結果的に全国優秀公民館に認定されました。


お寺でも
仏教文化講座的なものをやったり、
石川洋先生の定期法座をやったりと、
毎回50人余りの人は集まっていましたから
法座の方もかなり頑張って人を集めてやってました。


で、
ある日、
「いやあ・・・疲れた。
もういいわ」となった。



結局
ムリして
人を集めていたリバウンドが出たのでしょう。
それ以来、ムリをせず自然でいいと思うようになった。
来るものは拒まず、去る者は追わず。


縁あればつき、縁なければ離れる。
もうムリはやめよう。


それからというもの
今の会社でも
ムリせず商売でもそれでやってきました。が、
全国の人たちのニーズとウォンツで逆に
スゴイ集客状態になっていきました。
執着がない分、
自然と波が起きた感じです。


ただ、
お寺の場合
ツボというのがあって、
この「ありがとうロード」の発想はとてもいいです。
先祖への感謝と共に「あだちの念仏寺」みたいな
灯明の灯りにロマンがあるよね。


ありがとうロードの灯篭には保育園児や
たくさんの子どもたちの名前が入った灯明が灯.るわけです。
今年は今まで以上にその輪を広めようと思っていますが、
この灯明は仏さまに供える灯火のことを言います。


サンスクリット語で「ディーパ」の訳で、
仏教の世界では、闇を照らす智慧の光とされていて、
大事な供養のひとつとなっています。


自らを燃やしてまわりを照らすことから、
自分の身を削って他人のために施す、
菩薩行の象徴とも言われています。


こういった意味合いかあります。
灯篭から放たれる光の明るさには。


盆灯篭を囲む和紙に自分の感謝の気持ちを書き込んで
当日は「ありがとうロード」にその盆灯籠が並ぶのですが、
今年は「空手の子ども」「志和龍城保育園」「土曜学校」+「龍城ネット」の
門信徒の皆さんにも声掛けをしていきたいですね。
大人も子供もね。


特に、
8月5日(日)の「原爆忌・盂蘭盆会法要」には、
千葉はうちの会社のスタッフご家族、また兵庫は(株)廣瀬のスタッフ家族や
関係者家族か指定の和紙に感謝の気持ちを書いて
お寺に持参してもらえれぱと思っています。
そうすれば随分、盆灯籠の輪が広がります。


そうすればご先祖さんたちは
とっても喜ぶだろうね。
自分たちのためによくやってくれてるって。


川崎さんの純粋な思いが、
こうやってしっかりした形になっていく。
やはりそこにはご先祖の喜びの後押しがあるんだよね。
当然、盆踊り大好きだった
うちのお父ちゃん(前住職)の後押しは大きいと思う。
ビンビン、インスピレーションが来ますから(笑)。

08:46, Wednesday, Apr 11, 2018 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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