「仏縁の不思議」4/10(火)
うちのお寺の「想い出龍城ネット」の
門信徒総代 岡本伸昭さんの「夏号」の原稿が
送られて来たのでみなさんに紹介いたします。
「仏縁の不思議」
〜おかげさまの人生〜 長松寺総代 岡本伸昭
長松寺との縁は本当に深くて、
物心ついたころには同級生で幼馴染の
よっさん（総代長の松島芳郎さん）と、
よく本堂の軒下や境内で遊んどったことを思い出します。
その頃は
今の住職のおじいさんの珠教さんが住職さんで、
まあよく叱られたもんです(笑)。
それから日曜学校に行くようになって
輝之前住職が指人形をしてくれたり、
楽しい思い出がたくさんあります。
そういう仏縁もあって、
会社に勤めるようになってからも、
ちょくちょくお寺に行っていて、あの頃、
本堂での朝の仏参にお参りして
そのまま仕事に行ったり、
輝之住職と一緒に法座の準備をして幕を張ったりと、
常に人生の中にお寺がありました。
やはり
そういう仏縁の元となったのは母だろうと思います。
最近母の残した日記で分かったことですが、
母が小学二年生の時、同じ里のお松さんという妙好人
（仏さまを生活の中心に生きられている
ありがたい方）のお家に行って可愛がってもらったり、
家に泊まりに来たことがあったり、
そして不自由な体でも
「私は世界一の幸せ者」
だと生きられたお松さんの姿を目に焼き付けていた
ことを知り、あれだけ仏さまを大切にしていた母のルーツや
自分が仏縁を頂いている理由が
なんとなく分かった気がしました。
人や仏さまとの縁というのは
理屈を超えた不思議なことですが、
なんとなく生まれる前からもはや決まっている
ような気がします。
そして今
こうやって生かされて生きていることも、
自分の力ではどうにもならない縁を感じます。
鉄道会社に入社してまだ一年目の夏、
橋の枕木を留めるフックボルトをしめようと橋を歩いていたら、
雨で滑って転げて、そのまま意識を失ってしまったことがあって、
手は線路と枕木の間に挟まれているし、
ちょうど５００メートル先まで汽車が来ているという大ピンチ、
危機一髪で同僚に助けられました。
その間、臨死体験というものでしょうか、
あの世の世界をハッキリと垣間見ました。
空のブルーはこの世のブルーとはまったく違ったキレイなものでした。
あのままだったら今ここにはおらんです(笑)
最近も心臓のバイパス手術をしましたが、
これも一つ間違えれば命の保証はなかった手術でしたから、
本当に、お蔭様で生かされているし、
亡母や父が守ってくれたんじゃろうと、
目に見えない働きのありがたさを感じます。
母が亡くなる日の朝、
急に前坊守の廸子さんが家に母の姿を見に来られたことがあります。
あれも今思い出しても不思議な思い出です。
あの日、まさか突然母が亡くなるとは思いもしませんでしたから・・。
でも母も長松寺との仏縁が深かったから、
ああやって前坊守さんが会いに来て下さったんだと思います。
とにかく自分の82年の人生を振り返ってみれば
不思議なことばかりですが、仏さんやご先祖さんの導きや後押しがあって、
このあぶなっかしい命を今までどうにかこうにか生かして下さって
もらっとることは確かです。
まあ、人には言えんようないろんなこともありますが、
いろんなことがあってもやっぱり生かしていただいてもろうとる
仕合せな人生であったと思います、
今の住職がよくやってくれて、昔と違って、今は人が全国からお寺に
来られるのがとても嬉しいです。それと「想い出龍城ネット」の春号を見て、
千葉の山田さんの回復ぶりにはびっくりしました。
車に乗っとるじゃあありませんか。
山田さんからは勇気と希望をもらいました。
あの笑顔を見とったら涙が出ました。
そして会いたいと思いました。
わしも障害に負けずに頑張ります。
そういやあ、京都のおきちゃんにも会いたいのう。
これからどれだけ生きられるか分かりませんが、
色んな仏縁を大事にして、仏さんや先祖に感謝して
いきたいと思っとります。
・・・・・・・・・・・・・・
浄土真宗の念仏の教えとは
究極の母性である阿弥陀さんの御心に出遭う
ということです。
そしてその母性は
いつも私のいのちの真っただ中に
来て下さっている。
そのことに
まったく疑いがなくなったというこを
ご信心をいただいたといいます。
伸昭さんのお母さんは
まったくそういう人でした。
お母さんは
うちの祖母のところに来ては
いつも仏さまのお慈悲の有難さを味わった
お話をしていました。
伸昭さんの温かい優しさは、
そういうお母さんの温かさを受け継がれたのだと思います。
読んでいてとても心の奥底に伝わって
くるものがあります。
弥陀と共にあるという感謝と力強さが。
そういえば、
元仏教婦人会の阿部さんから法子さんに
温かいハガキが届きました。
イメージしていた「想い出龍城ネット」になりつつあるよね。
門信徒総代 岡本伸昭さんの「夏号」の原稿が
送られて来たのでみなさんに紹介いたします。
「仏縁の不思議」
〜おかげさまの人生〜 長松寺総代 岡本伸昭
長松寺との縁は本当に深くて、
物心ついたころには同級生で幼馴染の
よっさん（総代長の松島芳郎さん）と、
よく本堂の軒下や境内で遊んどったことを思い出します。
その頃は
今の住職のおじいさんの珠教さんが住職さんで、
まあよく叱られたもんです(笑)。
それから日曜学校に行くようになって
輝之前住職が指人形をしてくれたり、
楽しい思い出がたくさんあります。
そういう仏縁もあって、
会社に勤めるようになってからも、
ちょくちょくお寺に行っていて、あの頃、
本堂での朝の仏参にお参りして
そのまま仕事に行ったり、
輝之住職と一緒に法座の準備をして幕を張ったりと、
常に人生の中にお寺がありました。
やはり
そういう仏縁の元となったのは母だろうと思います。
最近母の残した日記で分かったことですが、
母が小学二年生の時、同じ里のお松さんという妙好人
（仏さまを生活の中心に生きられている
ありがたい方）のお家に行って可愛がってもらったり、
家に泊まりに来たことがあったり、
そして不自由な体でも
「私は世界一の幸せ者」
だと生きられたお松さんの姿を目に焼き付けていた
ことを知り、あれだけ仏さまを大切にしていた母のルーツや
自分が仏縁を頂いている理由が
なんとなく分かった気がしました。
人や仏さまとの縁というのは
理屈を超えた不思議なことですが、
なんとなく生まれる前からもはや決まっている
ような気がします。
そして今
こうやって生かされて生きていることも、
自分の力ではどうにもならない縁を感じます。
鉄道会社に入社してまだ一年目の夏、
橋の枕木を留めるフックボルトをしめようと橋を歩いていたら、
雨で滑って転げて、そのまま意識を失ってしまったことがあって、
手は線路と枕木の間に挟まれているし、
ちょうど５００メートル先まで汽車が来ているという大ピンチ、
危機一髪で同僚に助けられました。
その間、臨死体験というものでしょうか、
あの世の世界をハッキリと垣間見ました。
空のブルーはこの世のブルーとはまったく違ったキレイなものでした。
あのままだったら今ここにはおらんです(笑)
最近も心臓のバイパス手術をしましたが、
これも一つ間違えれば命の保証はなかった手術でしたから、
本当に、お蔭様で生かされているし、
亡母や父が守ってくれたんじゃろうと、
目に見えない働きのありがたさを感じます。
母が亡くなる日の朝、
急に前坊守の廸子さんが家に母の姿を見に来られたことがあります。
あれも今思い出しても不思議な思い出です。
あの日、まさか突然母が亡くなるとは思いもしませんでしたから・・。
でも母も長松寺との仏縁が深かったから、
ああやって前坊守さんが会いに来て下さったんだと思います。
とにかく自分の82年の人生を振り返ってみれば
不思議なことばかりですが、仏さんやご先祖さんの導きや後押しがあって、
このあぶなっかしい命を今までどうにかこうにか生かして下さって
もらっとることは確かです。
まあ、人には言えんようないろんなこともありますが、
いろんなことがあってもやっぱり生かしていただいてもろうとる
仕合せな人生であったと思います、
今の住職がよくやってくれて、昔と違って、今は人が全国からお寺に
来られるのがとても嬉しいです。それと「想い出龍城ネット」の春号を見て、
千葉の山田さんの回復ぶりにはびっくりしました。
車に乗っとるじゃあありませんか。
山田さんからは勇気と希望をもらいました。
あの笑顔を見とったら涙が出ました。
そして会いたいと思いました。
わしも障害に負けずに頑張ります。
そういやあ、京都のおきちゃんにも会いたいのう。
これからどれだけ生きられるか分かりませんが、
色んな仏縁を大事にして、仏さんや先祖に感謝して
いきたいと思っとります。
・・・・・・・・・・・・・・
浄土真宗の念仏の教えとは
究極の母性である阿弥陀さんの御心に出遭う
ということです。
そしてその母性は
いつも私のいのちの真っただ中に
来て下さっている。
そのことに
まったく疑いがなくなったというこを
ご信心をいただいたといいます。
伸昭さんのお母さんは
まったくそういう人でした。
お母さんは
うちの祖母のところに来ては
いつも仏さまのお慈悲の有難さを味わった
お話をしていました。
伸昭さんの温かい優しさは、
そういうお母さんの温かさを受け継がれたのだと思います。
読んでいてとても心の奥底に伝わって
くるものがあります。
弥陀と共にあるという感謝と力強さが。
そういえば、
元仏教婦人会の阿部さんから法子さんに
温かいハガキが届きました。
イメージしていた「想い出龍城ネット」になりつつあるよね。
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