「洗いの前の儀式」9/24(木)
夏も過ぎて随分涼しくなってきましたが、相変わらず工房は蒸気
で結構暑いです。
ですから黒の半袖テーシャツが汗で塩を吹いて、すぐにシマウマ
みたいな状態になってしまいます。
汗を吸い込んだ衣類には、塩分や尿素などとともに皮脂が染み込
みます。
実は身体から出る汚れの中で一番多いのは皮脂汚れで、汗汚れ
はその皮脂汚れと一緒になっています。
そのことから、夏の汚れで気をつけたいのは、汗とともに繊維の奥
にまで染み込んだ油性の皮脂汚れです。これが時間がたつうちに
空気中の酸素によって酸化され、あの取れにくい黄ばみ黒ずみに
なります。
また、皮脂汚れはバクテリアによって分解され、あのすえったよう
な嫌な臭いの原因となります。なにより衣類の生地が傷むは色素
は変色したり色が抜けるはで、ろくなことはありません。
ということで、ここで社長の出番。すべての衣類は洗う前に「ある
儀式」を通過します。
それが社長のスポッター(前処理)による衣類の首回り・脇・袖口
の皮脂落としや汗抜きです。
この「洗いの前の儀式」を通過した衣類は、外界から付く様々な
不溶性などの汚れや、身体から出る皮脂など油性汚れを良く落
とすシリコーンドライでまず洗います。
そして水洗いへと移行していくのですが、とにかくまずはこの「洗
いの前の儀式」、社長、物凄い涼をこなさないといけませんが、
毎日左腕がパンパンになるまで頑張ってます。
実は社長、脳梗塞で倒れてから右手が使えません。利き手でない
左手でシミ抜きを頑張ってくれていますが、その心の奥底には、
「障害の身になってもみんなの役に立ちたい」という強い思いがあ
ります。だから普通の人より何倍も疲れると思いますが、頑張れる。
そういえば、私の祖母が亡くなるまで「私に何かできることありま
すか?」と母に聞いては、台所で包丁仕事をコツコツしていたっけ。
身体は不自由になったとしても、今を生きることに懸命な人はイキ
イキしています。
社長、よく頑張ってるんで、大好きな「かみ山の蕎麦と中村屋の
厚切りトースト」、おごりましょう。お楽しみに。
※潤聖が今日広島に帰りました。早朝から夜遅くまで、みんなのサポート
に入ってよくやったと思います。千葉から帰っても整理整頓掃除の徹底。
報告連絡相談確認、気配り声かけの徹底。お寺と保育園でも忘れずに。
※保育園の指導監査が無事終了しました。新しい監査員になれば、また
違った角度からの質問がくるのも気付きであり学びです。園長、ご苦労様
でした。
※子供たちの空手の大会のDVDを見ました。「そうかぁ・・」って感じです。
子どもなりによくやっているとは思いますが、やはり実戦不足というか、
場に慣れてないのが目立ちます。まあ、濃縮した楽しい実践練習で、試合
に慣れていけばいいです。
そして、もう一歩前、二歩、三歩と、前に突っ込んでいける勇気と、反射的
な対応能力をトレーニングしていきましょう。
※それと会社。時は金なり。時間効率とスケジュール管理。個々人とチーム、
全体のスピードと内容の充実ですね。粘りと志はあるんだから、あとは、
計画的な実践のみです。明日もより具体的なイメージと目標達成で小さな
成功体験を繰り返していこう。頑張るぞ!
小さなことをコツコツと。
今日も一日ありがとうございました。
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