「高温に弱いポリプロピレン」4/9(水)
もう春の繁忙期に突入した感じで、
君津ブランド工房には日々様々なダウンジャケットが入荷して
きます。
定番のモンクレールやデュべティカだけでなく、ウールリッチの
アークティクパーカーやシェラデザインズのマウンテンパーカな
ど、レアなブランドもあります。
素材もポリエステルやナイロンのアウターのものから、ウールや
シルク、綿やレザーなどの天然素材、そしてムートンやファーを
使ったものなど様々です。
今回入荷してきたのは、ボッテガべネタのダウンジャケット。
革を編トレチャートのレザー製品がトレンドのブランドです。

早朝、うちの女性スタッフたちが洗い上がったダウンジャケットを
ハンドプレスします。これは内外の細かいシワを伸ばしたり、ジャ
ケットの表面に熱を加えて光沢感を増すためにです。
突然、佐生くんが「えぇぇぇ、うそお~、縮んじゃったんですけど・・」
と言って、ボッテカ゛ベネダのダウンを慌てて持ってきました。
このダウンジャケットに、ダウンでは珍しい素材が使われていまし
た。組成表示を見ると、ポリエステル70%、ポリプロピレン30%。

このポリプロピレンは、ずっと以前は防寒用のシャツなどに使われ
ていましたが、今は衣類に使われることはほとんどなく、ロープなど
の材料として使われることが多い素材です。
強度がある素材なので、生地の強さや質感を出すために使われて
いるのかもしれませんが、取扱いで一つ気を付けなければいけない
ことがあります。
それは、アイロンや蒸気の熱で収縮する可能性があることで、仕上
げではアイロンの温度を下げ(中温の下の120℃ぐらい)、できるだけ
蒸気を当てないように仕上げる必要があります。

そのためには短い脱水をシワがつかないように繰り返し、タンブリン
グ乾燥も枚数を極力少なくして、シワの無い乾燥を行います。
そしてはハンドプレスの仕上げですが、今回佐生くんのアイロンの
温度は150℃ぐらいの中温でした。このぐらいの温度でプレスすると、
このポリプロピレンはすぐにキュと収縮してしまいます。
「ヤバい。キュと縮んでる。どうなるんて゛しょうか~~、これ?」。
「ほらほら見てみ・・」。
こういう場合は慌てずにすぐに揉み解してやれば元に戻ります。ただ、
そんなことを知らない人はこういった収縮が起こると、ビックリして焦り
ますよね。その時は慌てずにすぐに揉みましょう。

保温効果が高いけど、このような弱点を持ったポリプロピレン。蓄熱
素材としては30年前当時は、このポリプロピレンしかなかったわけで、
ただ、どんどん使っているとヘンな匂いがしてきたり、蒸気を当てると
キュとして縮んだり、ろくなことはありませんでした。
その代替として蓄熱素材としてヒートテックやヒートサーモンなどいろ
んなものが開発されてきたわけです。
ただ、このポリプロピレンをダウンジャケットなんかに今もまた使い
出しということは、保温性というよりも、他のダウンジャケットとは違
った軽い質感や、レアな「ワイルドだろう~」的な風合いを出そうとして
るんでしょうね。やはり、レアなボッテガですよね。

ただ、こういう情報を知らないと、高温や蒸気に触れるとキュと一気
に縮んで佐生のお姉さんのように「なに?これえぇぇ・・・・??」とビビッ
てしまいますので、最新のダウンジャケット情報としてお知らせして
おきました。それでは、また。
明日は早朝6時の東京発の新幹線で100年コートの縫製工場「サンヨ
ーソーイング青森」に行ってきます。150名のコート作りのプロ集団、
見学するのが楽しみです!
生かしていただいて ありがとうございます。
君津ブランド工房には日々様々なダウンジャケットが入荷して
きます。
定番のモンクレールやデュべティカだけでなく、ウールリッチの
アークティクパーカーやシェラデザインズのマウンテンパーカな
ど、レアなブランドもあります。
素材もポリエステルやナイロンのアウターのものから、ウールや
シルク、綿やレザーなどの天然素材、そしてムートンやファーを
使ったものなど様々です。
今回入荷してきたのは、ボッテガべネタのダウンジャケット。
革を編トレチャートのレザー製品がトレンドのブランドです。

早朝、うちの女性スタッフたちが洗い上がったダウンジャケットを
ハンドプレスします。これは内外の細かいシワを伸ばしたり、ジャ
ケットの表面に熱を加えて光沢感を増すためにです。
突然、佐生くんが「えぇぇぇ、うそお~、縮んじゃったんですけど・・」
と言って、ボッテカ゛ベネダのダウンを慌てて持ってきました。
このダウンジャケットに、ダウンでは珍しい素材が使われていまし
た。組成表示を見ると、ポリエステル70%、ポリプロピレン30%。

このポリプロピレンは、ずっと以前は防寒用のシャツなどに使われ
ていましたが、今は衣類に使われることはほとんどなく、ロープなど
の材料として使われることが多い素材です。
強度がある素材なので、生地の強さや質感を出すために使われて
いるのかもしれませんが、取扱いで一つ気を付けなければいけない
ことがあります。
それは、アイロンや蒸気の熱で収縮する可能性があることで、仕上
げではアイロンの温度を下げ(中温の下の120℃ぐらい)、できるだけ
蒸気を当てないように仕上げる必要があります。

そのためには短い脱水をシワがつかないように繰り返し、タンブリン
グ乾燥も枚数を極力少なくして、シワの無い乾燥を行います。
そしてはハンドプレスの仕上げですが、今回佐生くんのアイロンの
温度は150℃ぐらいの中温でした。このぐらいの温度でプレスすると、
このポリプロピレンはすぐにキュと収縮してしまいます。
「ヤバい。キュと縮んでる。どうなるんて゛しょうか~~、これ?」。
「ほらほら見てみ・・」。
こういう場合は慌てずにすぐに揉み解してやれば元に戻ります。ただ、
そんなことを知らない人はこういった収縮が起こると、ビックリして焦り
ますよね。その時は慌てずにすぐに揉みましょう。

保温効果が高いけど、このような弱点を持ったポリプロピレン。蓄熱
素材としては30年前当時は、このポリプロピレンしかなかったわけで、
ただ、どんどん使っているとヘンな匂いがしてきたり、蒸気を当てると
キュとして縮んだり、ろくなことはありませんでした。
その代替として蓄熱素材としてヒートテックやヒートサーモンなどいろ
んなものが開発されてきたわけです。
ただ、このポリプロピレンをダウンジャケットなんかに今もまた使い
出しということは、保温性というよりも、他のダウンジャケットとは違
った軽い質感や、レアな「ワイルドだろう~」的な風合いを出そうとして
るんでしょうね。やはり、レアなボッテガですよね。

ただ、こういう情報を知らないと、高温や蒸気に触れるとキュと一気
に縮んで佐生のお姉さんのように「なに?これえぇぇ・・・・??」とビビッ
てしまいますので、最新のダウンジャケット情報としてお知らせして
おきました。それでは、また。
明日は早朝6時の東京発の新幹線で100年コートの縫製工場「サンヨ
ーソーイング青森」に行ってきます。150名のコート作りのプロ集団、
見学するのが楽しみです!
生かしていただいて ありがとうございます。
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