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「何度も、何度も、何度も・・」7/8(月)
うちのスタッフたちは、
器用な人は一人もいません。


どちらかというと、どんくさい。


ただ、どんくさいけど、あきらめない。


兎と亀なら、亀のようにコツコツと前へ進んでいきます。


昨日も、作昨日も、「もう、ええ加減にしてくれや・・」
という失敗をするわけです。


厳しく叱られて、深く落ち込んで、そして新たに決意して
改善目指して前へ進もうとする。


職人、技術の世界は、
へ理屈や言い訳は一切通用しない世界です。


どれだけ逃げずにくらいついて前へ向かって
努力精進をコツコツ続けて良い結果を出していけるのか。


どんなに正しい理論を知っていても、
評論家なんてまったく役に立ちません。


とにかく現場で結果を出せるように
周りと連携したり、次の人のことを思って
思い遣りある良い仕事ができるのか。


それしかありません。
そのプロセスがとても大切で
その人の人間的な年輪を刻みこんでいきます。


そしてその年輪は他者への思い遣りの
磁気として発露していきます。


どんくさいから、無知だから、
早とちりだから、相談がないから、
何度も何度も何度も何度も失敗を繰り返し
気の遠くなるぐらい叱られてはやり直し
叱られてはやり直す、この繰り返しの今があります。


だから、叱られてすぐに反発してしまう
自己中の人はまず勤まらない。


その人の傲慢さが成長の邪魔をして
すぐにリタイヤしていきます。



いつもながら工房の朝は早いです。



「おはようございます」


早朝、洗い場に入ったら・・・「ほおっっっっ」
洗浄機の中に入っていたジャケットやパンツが基本通り
きれいにたたまれた状態で入っていました(たたみ方次第で
洗いの状態がまるっきり違う)。


当たり前のことなんですが、
「さっちゃん、やっとここまでできるようになったな・・」
今までの雑なたたみ方の事を思うと、とても嬉しくなりました。


何度も何度も失敗し、涙一杯ためて
それでも逃げず変化していこうとするその姿は
逆に美しくも見えるものです。


と、あまりほめすぎると
すぐに次の「なんや、これは・・」がやってきますので、
ほどほどにしておきますが、
今日の早朝はとても気持ちいいのです。


何度も何度も何度も何度も、
その都度、ほんとうに亀のように一歩・・、
いや、半歩ずつです。



さっちやんは六十二歳。
みんな生涯現役を目指しています。


死ぬまで叱られ学び働いていく。


これは僕自身もそうです。



生かして頂いて ありがとう御座位ます。

05:32, Monday, Jul 08, 2013 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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