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4月17日(日)優しだれの桜
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今日、空手の朝稽古をしていたら、「バリーーン!!」と瓦の割れる音が、
一般部全員「どこから音がしたんだろう」と不思議に思っていると、
坊守から「桜の木が倒れたぁーーー!」と大きな声が境内に響きました。
急いで行ってみると、根元から倒れて納骨堂の屋根の角に寄り掛かった
しだれ桜の姿があり、これは危ないということで一般部みんなで
境内に人が入らないように山門を封鎖し、木の下にある危なそうなものは
境内の端に動かしました。

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門信徒会の役員さんたちに連絡し、そのあと皆さんや関係者たちが
色々試案し、結果屋根から降ろされ危険は回避できました。

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ただ思うのは、倒れた角度が絶妙であったことです。
実はしばらく前から桜は斜めになっていましたが、
今すぐに倒れる状態ではないので、太い根から新しい根が出るかどうか
様子を見ているところでした。
傾いている方向はそのまま納骨堂の方向でした。

 桜が花を咲かせるということは、とんでもないパワーのいることらしく、
今年、4月2日の入園式、4月3日の法座で皆に綺麗な満開の姿を見せて
くれましたが、かなりしんどかったんだと思います。
最後の力を振り絞って咲かせた花でした。

 そして今回倒れましたが、保育園の子どもたちが下を通らない日曜日に、
そして本来なら納骨堂を直撃し、ひどい被害になってたかもしれない状態で、
納骨堂を掃除しようとしていた坊守が本堂にいるときに、
納骨堂をお参りされるご門徒さんの来る前に、
納骨堂の被害を最小限に、また下に倒れて人に被害を出さないように、
絶妙なところに倒れてくれました。

 このしだれ桜の優しさに本当に「いままでありがとうございました」という
感謝しかありません。
百数十年生きた桜です。
お寺に関わる多くの人たちを見守りながら生きた桜です。
本当に心があるのだと感じます。

この優しいしだれ桜のことは一生忘れません。
本当にありがとうございました。
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20130330
生かして頂いてありがとうございます
南无阿彌陀佛

15:02, Sunday, Apr 17, 2016 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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