『勝手にサラダ』
帰りが遅くなると、
晩御飯を創る時間より、
食べて帰る選択をすることがあります。
今日はシェフが調理からサービスまで一人でやってる
ビストロに寄りました。
昔、部屋がその近くにあり、
よく通ったので、友達感覚です。
そして、とても直球フレンチで安い！
近頃はずっと満席を横目には見てたのですが、
食べたくなると、スルッと入れます。
大好物アルザス地方のビール、
苦み爽やかなフィッシャーで一息入れ、
サラダは、「シェフサラダして。お任せで創って。」
って頼みます。
メニューのサラダは沢山ありますが、
そうして頼むと、その時感じたままに、
創ってくれます。
彼が食べたいものであり、僕が食べたいものなんでしょう。
いつも、美味しく かつ、ハッとします。
ある時はココヤシや、ねぎ、にんじんなどのサラダ。
今日は、葉っぱに分厚い塩気の効いたハムに パテ、ゆで卵、
食べると、細かく刻んだのでしょう、
フレッシュなタイム、セイジ、ローズマリーの
爽やかな香りが、ふわっと来ます。
会話をするような、 ライヴな晩御飯、
まるで絵を描いてもらったり、
音楽を聴いたりするような、
そんな感覚の食事になります。
毎回なにか驚きがありますからね。
ウィットのある、まるでピエロのような（失礼！）
シェフの軽やかさと相まって。
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