『緑と灰色』
氏神さんにお供えを持ってくと、
緑が気持ちいい。
緑を見ていると、山の中の静かな露天温泉に浸かりたくなり、
夕方クルマをだした。
新名神高速が出来て、
あっと言う間に三重県に入ってしまう。
高速おりて初めて走る山深い道をドライブすると、
ようこそと覆いかぶさって来んばかりの、
深い緑の調子に心躍る。
途中、群青と赤い夕焼けを断ち切るような、
黒い雲が現れ、グラデーションに見とれていると、
雨が降り出し、
それまでの緑が、 水墨のような、
灰色の段階的な陰影に変わった。
もう暗くなった標高のある曽爾高原の温泉につくと、
漆黒の空の音と、
トーン豊かな秋の虫の声だけ... 。
それと、トロリとしたお湯に波紋をつくって遊ぶ、
その広がっていく光の波紋と、
ポコンっという音。。
こんな風景好きやなぁ、なんて思っていると、
いつかそういう景色が追いかけるように、
現れてくる。
何と対話しているかというのは、
リアクションの思わぬ繋がり や拡がりが、
静かに心地よい。
ところで帰りに寄った焼肉屋は、
一度食べてみたかった伊賀牛だそうで、
これがかろやかでとても美味かったあ。
カロリミット飲んで、
ここぞとばかり、 食べたなぁ。
あの、♪いっぱい食べるキミが好き〜、大きなひとくち〜♪
のCMのウタにすっかりやられてしまい、
食べてる間もずっとアタマでなっている。あれヤバい。
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