≪ 『卍』  ¦ トップページ ¦ 『おくちのクーラー』 ≫


『ひと余手間の温度』
久しぶりに整体に行った道すがら、

老舗の洋食屋さんへ。


ビツカツと海老フライの盛り合わせを注文し、

さて、いただきますと、
手にしたナイフフォーク、

katttta






















懐かしい、紙ナフキンでキチッと巻いてある。

それも、カッチカチやっ!

最初のひとまきを解くのに、

えっ、、あれ、、なんや固ったぁーっ、
と、このマキマキを意識させられる。

おそらく 清潔感を提供する、
この昭和スタイルなサービス、

もう目にすることもあまりない。

思い出すのは、小学生低学年の頃、
当時、トンカツとエビフライなどのランチもしていた、
うちの店も、たくさんいた大学生のアルバイトのみんなが、
力をいれて、キュッキュとナイフとフォークを巻いていたなぁ。

低学年の僕を相手に、マニアックなオーディオや、音楽の話を、

あれがさ、たまんねぇんでぇーっと話ながら、
キュッキュ!と力を入れてた、
とそんなシーンと、
ニンニクを仕込んだドビーソースや、
ハンドミキサーで手作りしていたタルタルソースの味を、
思い出していた。

おそらく100セットは少なくとも巻いてるだろうな。
あの時もこの店も。

大した意味のないかもしれない、
このひと手間に、 なつかしいようなゆとりの意気込み
みたいなのが篭っていて、おもしろかった。

客のリラックスを生む、一力。

i

23:52, Friday, Sep 10, 2010 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

■トラックバック

この記事へのトラックバックURL:
/blog13/blog.cgi/20100910235219

■コメント


■コメントを書く

名前:

メールアドレス(任意):
    

URL(任意):

この情報を登録する

内容:

パスワード(任意):

ヒューマンチェック(選択した計算結果を入力):

2024年10月
    1 2 3 4 5
6
7
8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31