ドライクリーニングについて |
ドライクリーニングは、石油溶剤、パークロエチレンなどが多く使われています。
クリーニング後に異臭がする場合は、包装紙を外し自然乾燥するか、クリーニング店に再度、 相談して下さい。
そして弊社が使用しているのがシリコーンドライ溶剤です。 シリコーンドライには、次のような特徴があります。
このように、クリーニング溶剤としては理想的なのですが、洗浄機や溶剤の価格が高いた め、クリーニングに使用するにはコストがかかり過ぎ、製造中止になってしまいました。 ただ、高級衣服の洗い上がりの品質がとても良いため、これからも弊社はこのシリコーン 溶剤は使用していく予定で、ドイツの「EASY CLEAN」という石油系ドライ機を改造し て使用する計画を立てています。 やはりこのシリコーンの手触りや着心地の良さを体験すると、普通のドライで洗った洋 服は何か無機質というかパサついてる感じで、とても気持ちよく着れないというのが私 の率直な感想です。 服が好きな人間ならこの感覚は同じだと思いますよ。
ただ、弊社では、シリコーンドライだけでなく、石油系ドライも併用しています。 シリコーンドライは、風合いや艶感重視のトリートメント的要素重視のクリーニングな ので、キツイ皮脂汚れや、全体的な油汚れなどがある時は、洗浄力の高い石油系ドライで キツイ汚れをあくまで落としていくのが目的ですからね。
衣類を衣類を型崩れさせたり、縮めたりしない為に、ドライクリーニングは生まれました。
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ドライクリーニングは、絶対にご家庭では出来ません! 洗っても型崩れや縮みなどを出来るだけ起こりにくくする ように工夫した洗剤ですので、ドライクリーニングではあ りません。 |
背広をご家庭の洗濯機で洗うと・・・・・・ ます。 手洗いで洗っても縮んだと言って「なんとかしてほしい」と 持って来られるお客様もいらっしゃいます。 洗えたとしても、やはりジャケットやパンツを整形するため の機械がないと難しいのです。 量販店ではウォッシャブルのスーツも売られていますが、ど うなんでしょうか・・?? やはりウールの風合いがないというか、化繊みたいな感じで 味気ない、何かパサついた感じで着心地は今一といったとこ ろが本音です。 スーツを着るならウールでないとね。 |
ドライクリーニングなら縮みや型崩れはもちろん無くて、シワもほ とんど無い状態で洗いあがります。 |
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ドライクリーニングは、水ではなく油を溶かす溶剤を使用して洗います。油汚れは溶剤に溶けるので落ちやすく、水にも油にも溶けない不溶性粒子も油脂がボンド役をしている油脂を溶かすので落ちやすくなります。 |
また、毛などのドライ衣類をご家庭で洗濯(水)する場合は、つけ置きなどの手洗いで洗うので機械力はかけられません。
ドライクリーニングでは、機械力をかけられるので不溶性の汚れが落ちやすくなります。
全体的に油性の汚れがあるときは、まず、ドライクリーニングで油性の汚れを落とし、次に水洗いで汗などの水溶性の汚れを落とすときれいになります。