三越のお帳場カードとは何か?割引や特典、発行条件などのまとめ
皆さんがよく効く言葉に「日本橋三越本店のご帳場さんの○○様」とか「伊勢丹新宿店の上顧客の○○様」とか、「外商部の方が○○様のご自宅にお伺いしてエルメスばかりを17袋お持ちになられる」とか・・・、そもそもこの御帳場さんとはどういうお客様なのか?上顧客とはどういうお客様なのか?そういった基礎的なところをお帳場の皆様がお持ちになっている「お帳場カード」から読み解いていこうと思います。-
今回はそんな三越の外商カードであるお帳場カードとはどのようなクレジットカードで割引や特典、お帳場カードを取得するための条件などについてまとめたいと思います。
目次
外商とは何か?
外商とは読んで字のごとく、デパートなどにおいて店舗外で外交員(営業マン)によって行われる販売(外販)のことを指します。
一般にはデパートに来てもらうのではなく、客の自宅まで訪問して商品を販売する、いわゆる御用聞きのような商売をしています。
- 呉服
- 宝飾品
- 美術品
- お歳暮やお中元などのギフト
といった商品を中心としています。その外商(担当者)がついている人向けのクレジットカードが、外商カード(三越の場合は三越お帳場/お得意様CARD)となるわけです。
三越お帳場/お得意様CARDの特典
お買い物金額に対してのエムアイポイント付与となります(一部利用者は割引)。
基本的には通常のエムアイカードと同様です。
そのほか、三越お帳場/お得意様CARDの特典としては以下のようなものがあげられます。
- お得意様サロンが利用できる
- 駐車料金の無料または延長
- 三越・逸品会(外商催事)
- 担当の外商によるサービス
お得意様サロンについて
三越や伊勢丹には「お得意様サロン」というラウンジが用意されています。基本的にはお買い物のために休憩ができる場所でソファやドリンクなどがあります。お帳場カードの会員はカードを提示すれば入場することができます。
なお、一部店舗のお得意様サロンはお帳場会員以外にもエムアイカードのゴールドカード会員や平会員で年間の購入金額が一定以上の方は入れるようになっています。
駐車場の無料特典
こちらも三越の店舗によって異なりますが、駐車場料金の無料特典が受けられます。1時間とか2時間といったケチな時間ではなく5時間無料といったように長時間の駐車料金が無料となることが多いようです。
三越のお店は都心部にあることが多いのでタイムパーキングだと結構な料金が発生しますが、長時間無料となるのはうれしいですね。ちなみに「三越伊勢丹HDの株主」の方は別途1時間の無料駐車券がもらえます。
三越・逸品会(外商催事)
三越などのデパートでは外商利用者向けの催事イベントが開催されることがあります。三越の場合は「逸品会」ですね。ホテルで開催され桁が一つ二つ違う商品が並ぶ一大イベントとなっています。
その他、外商独自(店舗独自)の優遇や特典
この他、それぞれの三越の店舗による独自のサービスもあります。また、担当外商によるサービスは、利用歴や関係などによって大きく変わってくることになります。商品の割引だって外商との関係や日ごろの付き合いによってアップすることだってあります。
三越お帳場/お得意様CARDをゲットするには
クレジットカードの中には直接の申し込みはできず、招待(インビテーション)によってしか取得できないカードがありますね。たとえば、アメリカンエキスプレス・プラチナカードなどは代表的なカードです。
三越のお帳場カードも同様に、直接の申し込みはできません。ただ、アメックスプラチナとも少し違います。あくまでも三越のお帳場カードは「三越(自社)での利用を最重要視する」ということです。
アメックスのようなクレジットカード会社では「全体の決済額」が重要です。なので、支払いは電話代でもいいですし、コンビニでもいいです、Amazonでのネット通販でも構いません。
一方でお帳場カードの場合は違います。あくまでも外商という三越での販売担当者が付くカードになりますので、三越での利用が重要です。
エムアイカードを作ること自体は重要ですが、とにかく決済額を増やせばいいというのではなく、三越でどれだけ買い物をするか?が重要になってきます。
なので、三越ではそもそもお買い物はそこまでしないけど、とりあえずお帳場カードが欲しいなぁという人には向いていおりません。
お帳場カード取得は紹介がもっとも手っ取り早い
三越のお帳場カードが欲しいという人は、友人や知人などに外商がついているというのであれば、その人を通じて紹介してもらうのがもっとも手っ取り早いです。すでに信頼関係がある人からの紹介ほど強いものはありませんので……。
もっとも、知人にお帳場カードを持っている人がいて紹介があったからといってすぐに外商付きになるかどうかは、これまでの実績やあなたの属性などによっても判断されることになるはずです。
まずはエムアイカードを作って、よく行くお店で購入実績を作ろう
何はともあれ、エムアイカードを作って、自分が良くいく三越のお店でお買い物をするようにしましょう。超高額品の購入ばかりである必要はありません。
高いものを無理に買わなくても1万円~10万円くらいのものを何度も買うといったように実績を作っていくことが好まれます。
このほかにもお中元やお歳暮などを買うといったことも大切ですね。
お帳場カードが欲しいという方は、エムアイカードを作って、お気に入りの三越のお店で利用実績を積む必要がありそうです。金額面でいえば年100万円というエムアイカードで10%優待となるラインはクリアできていることは重要になると思います。
以上、三越のお帳場カード(三越お帳場/お得意様CARD)についてまとめてみました。
三越お帳場カードの取得方法
みなさん、こんにちは。
羽生一月(はぶ ひとつき)です。
このお帳場カードの取得方法があまりに反響が多いため、
値上げして数量限定販売にさせていただくことにしました。
実際に取得できた方にはすごく喜んでいただいているので、
もしどうしても取得したい方はお早めに購入をお願いできればと思います。
日本橋三越の外商カード通称『お帳場カード』を取得して、
何回かお得意様ラウンジにも行ってみて、逸品会などにも行ってみて、
年間決済も100万円以上してポイント付与率を10%にしてみて、
と色々と遊んでみましたが、
このカードを取得して良かった!という感動はありませんでした。
ところが、百貨店に行くのも難しいほど仕事が立て込んでいる時期に、
遠方から、テレビ局にとっての大事な大事なお客様が急にいらっしゃるという話になったのです。
テレビ局にとっての大事な大事なお客様がどんな方かはご想像にお任せ致しますが、粗相があったらとんでもない損害になることは確実。
僕自身もどうなるかわかりません。
そこで、僕が次に頼ったのが三越の外商Fさんだったのです。
僕「急ぎでお願いしたいことがあるのですが・・・」
Fさん「いつもありがとうございます。(ちなみに電話するの初めて)
どんなご用でしょうか」
僕「大事なお客様がいらっしゃるので珍しいお酒を探しています。
申し訳ないのですが、本当に時間がなく、至急ご手配願いたいのですが」
Fさん「私どもの誇るお酒に大変詳しい人間がおりますので、
その者にヒアリングし、急ぎご提案させていただきます。
またお酒と一緒に召し上がるおつまみに関しても、
私どものデパートには様々な専門のお店が入っていますので、
差し支えないようでしたら、
そちらも一緒にご提案させていただきますが」
僕「(おつまみ忘れてた!)ありがとうございます。
では、お願いいたします」
1時間後に再度Fさんから電話があり・・・。
Fさん「お待たせしました。お酒でございますが、
和・洋・中の3種類でご提案させていただきます。」
Fさんから提案してもらったのは、下記の3種類。
①中華は紹興酒。ただ、紹興酒はそんなに種類がないので、珍しいものではない。
おつまみはデパートに入っている中華料理屋の点心をセット。
ただ点心が要冷蔵で、賞味期限が短いので、
遠方のお客さんだと手間になってしまうかも。
②洋は赤ワイン。
おつまみはデパートに入っているチーズ専門店のチーズ。
③和は三越・伊勢丹グループでしか取り扱いがないお酒の中でも
一般流通がない2万円の最上級品
これに長崎のカラスミ1万円分をおつまみでセットに。
もうね、僕がちょっと口走っただけの遠方のお客さんという情報とかですね、
中華料理を組み合わせてみたり、地方の特産品を組み合わせてみたり、
その発想の柔軟性と拡がりに加え、
1時間で提案をまとめてくれたことに感動したわけです。
結果、③のお酒を選択しました。
到着期限を伝えて発注したところ、
きちんと期日までに宅急便で領収書込みで届きました。
カード番号をわざわざ言う必要もなく、サインもせず、
電話で会話をしただけで全てが完結しました。
このお酒の情報も電話で話しながらググってみましたが、
全く情報も出てこず、本当に珍しいお酒なんだと思います。
結果、大事な大事なお客様は大満足でお帰りになりました。
この便利な時代だからこそ必要とされる価値
今回の経験を経て、外商の凄さを実感しました。
情報があふれ、いくらでも商品名をググれば詳細がわかり、
そのまま購入までできる時代に必要なのは、
やはりサーキュレーターの存在です。
特に三越日本橋店は三越の本店であり、
優秀なバイヤーや、外商が揃っているからこそ、
ここまでの満足がいく結果になったのでしょう。
僕たちが検索して調べることができるのは、
・僕たちがもともと知っている商品
・サーキュレーターによって世間で話題になっている商品
・企業が宣伝費を投じて認知させた商品
だけです。
これだけ便利になった現在でも、この本質は変わりません。