「胃カメラ検査」7/18(火)
昨日は
カープの赤松選手の胃がん発覚から手術、
そして現在をテレビで取り上げていました。
胃がんの場合全く自覚症状がないわけですから、
本人はびっくりというか、ご夫婦そろって大きなショックを
受けたどころではなかったでしょう。
実は、
私は今日が以前から藤島クリニックに申し込んでおいた
胃カメラ検査の日でして、昨日は赤松選手の現状をテレビで
見ながらも「いやぁ・・・60代の検査で引っかかる人が多い
と聞くし・・検査結果聞くのはいやだなぁ・・」と。
胃がんは
どんな病気かと言いますと、
.胃の悪性新生物の95%を占める上皮性じょうひせい
(粘膜由来ねんまくゆらい)の悪性腫瘍で、日本では肺がんに
次いで死亡率の高いがんです。
男女比は2対1と男性に多く、
男女とも60代が発症のピークです。
がんの
深達度しんたつど(深さ:漿膜側しょうまくがわへの広がり)
により早期がんと進行がんに分類されますが、早期胃がんは大きさや
リンパ節への転移の有無に関係なく、深達度が粘膜内または
粘膜下層までにとどまるものと定義されています。
日本は、
世界的にみても早期発見の技術や手術成績が優れており、
近年の有効な抗がん薬の開発も相まって胃がんの治癒率は明らか
に改善しているそうです。
決して、進行がん=末期がんではありません。
.
で、
この胃がんの原因が最近になって、ヘリコバクター・ピロリ
(Hp:ピロリ菌)と呼ばれる細菌が胃のなかにすみ着いて
胃がんの原因になっていることがわかってきました。
この菌は、50歳以上の日本人の約8割が保菌していて、
6月の四谷クリニックのDNA検査では私の胃にもこのピロリ菌が
見つかりましたので、10日間ほど殺菌薬を飲んでピロリ菌を
退治しました。
一方で、胃がんの発生は食生活に関係があるといわれています。
たばこ、高塩分食、魚や肉などの焦げは発がん促進因子とされており、
逆に緑黄色野菜に含まれるビタミンA、C、カロチンは発がん
抑制因子とされています。
胃がんと胃潰瘍はまったく別のものと考えられており、
同じHp 感染が原因でありながら十二指腸潰瘍の患者さんには
胃がんができないことも知らられています。
.
で、この胃がんの症状の表れ方ですが、
困ったことにまったく特有の自覚症状がありません。
早期胃がんの多くは無症状で、一般には上腹部痛、腹部膨満感
ふくぶぼうまんかん、食欲不振を契機に、X線造影検査や内視鏡検査で
偶然に発見されます。
進行がんになると体重の減少や消化管の出血
(下血や吐血)などがみられ、触診で、上腹部にでこぼこの硬い
腫瘤しゅりゅうを触れることもあります。
腹水がたまったり、体表にリンパ節が触れるような場合は、
がんが全身に広がったことを示し、
このような場合は手術の対象にはなりません。
.
昔、
空手部の先輩で愛知県大会の組手でダントツ優勝する
A先輩が、胃がんになって胃を全摘出しました。当時、
あの頑強で強気の先輩が「あっ」という間に骨と皮になって
気も弱くなり、びっくりしたものでした。
そして抗ガン治療に専念されましたが
一年後あっけなく亡くなりました。
また、祖父も80歳で胃がんで亡くなりましたが、
亡くなる前に母に「コップを握りつぶすぐらいの痛みを耐えておる」
と伝えていました。
私にとって胃がんのイメージはこういった強烈なイメージがありますので、
今回で生まれて2回目の胃カメラ検査はまさにドキドキでした。
そして検査結果、
食道も胃もまったく異常なし。
またピロリ菌もお蔭さまでいないようでした。
ホッ。
これを機会に
2~3年に一度定期的に胃カメラ検査は続けようと思っています。
とにかく危機管理。
みなさん胃カメラ検査、やっときなよ
カープの赤松選手の胃がん発覚から手術、
そして現在をテレビで取り上げていました。
胃がんの場合全く自覚症状がないわけですから、
本人はびっくりというか、ご夫婦そろって大きなショックを
受けたどころではなかったでしょう。
実は、
私は今日が以前から藤島クリニックに申し込んでおいた
胃カメラ検査の日でして、昨日は赤松選手の現状をテレビで
見ながらも「いやぁ・・・60代の検査で引っかかる人が多い
と聞くし・・検査結果聞くのはいやだなぁ・・」と。
胃がんは
どんな病気かと言いますと、
.胃の悪性新生物の95%を占める上皮性じょうひせい
(粘膜由来ねんまくゆらい)の悪性腫瘍で、日本では肺がんに
次いで死亡率の高いがんです。
男女比は2対1と男性に多く、
男女とも60代が発症のピークです。
がんの
深達度しんたつど(深さ:漿膜側しょうまくがわへの広がり)
により早期がんと進行がんに分類されますが、早期胃がんは大きさや
リンパ節への転移の有無に関係なく、深達度が粘膜内または
粘膜下層までにとどまるものと定義されています。
日本は、
世界的にみても早期発見の技術や手術成績が優れており、
近年の有効な抗がん薬の開発も相まって胃がんの治癒率は明らか
に改善しているそうです。
決して、進行がん=末期がんではありません。
.
で、
この胃がんの原因が最近になって、ヘリコバクター・ピロリ
(Hp:ピロリ菌)と呼ばれる細菌が胃のなかにすみ着いて
胃がんの原因になっていることがわかってきました。
この菌は、50歳以上の日本人の約8割が保菌していて、
6月の四谷クリニックのDNA検査では私の胃にもこのピロリ菌が
見つかりましたので、10日間ほど殺菌薬を飲んでピロリ菌を
退治しました。
一方で、胃がんの発生は食生活に関係があるといわれています。
たばこ、高塩分食、魚や肉などの焦げは発がん促進因子とされており、
逆に緑黄色野菜に含まれるビタミンA、C、カロチンは発がん
抑制因子とされています。
胃がんと胃潰瘍はまったく別のものと考えられており、
同じHp 感染が原因でありながら十二指腸潰瘍の患者さんには
胃がんができないことも知らられています。
.
で、この胃がんの症状の表れ方ですが、
困ったことにまったく特有の自覚症状がありません。
早期胃がんの多くは無症状で、一般には上腹部痛、腹部膨満感
ふくぶぼうまんかん、食欲不振を契機に、X線造影検査や内視鏡検査で
偶然に発見されます。
進行がんになると体重の減少や消化管の出血
(下血や吐血)などがみられ、触診で、上腹部にでこぼこの硬い
腫瘤しゅりゅうを触れることもあります。
腹水がたまったり、体表にリンパ節が触れるような場合は、
がんが全身に広がったことを示し、
このような場合は手術の対象にはなりません。
.
昔、
空手部の先輩で愛知県大会の組手でダントツ優勝する
A先輩が、胃がんになって胃を全摘出しました。当時、
あの頑強で強気の先輩が「あっ」という間に骨と皮になって
気も弱くなり、びっくりしたものでした。
そして抗ガン治療に専念されましたが
一年後あっけなく亡くなりました。
また、祖父も80歳で胃がんで亡くなりましたが、
亡くなる前に母に「コップを握りつぶすぐらいの痛みを耐えておる」
と伝えていました。
私にとって胃がんのイメージはこういった強烈なイメージがありますので、
今回で生まれて2回目の胃カメラ検査はまさにドキドキでした。
そして検査結果、
食道も胃もまったく異常なし。
またピロリ菌もお蔭さまでいないようでした。
ホッ。
これを機会に
2~3年に一度定期的に胃カメラ検査は続けようと思っています。
とにかく危機管理。
みなさん胃カメラ検査、やっときなよ
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