「仕合せ」6/10(土)
≪きのせみかの大和撫子な生活≫より転載
「幸せ」と「仕合せ」の違い
「しあわせ」は、今では一般に「幸」の漢字を当てますが、
この字は手にはめる手かせを描いた象形文字であり、
「手かせをはめられる危険を危うく逃れた」ことが原義で、
古代中国人の思想がよく表れています。
江戸時代までは、「しあわせ」は「幸せ」ではなく「仕合せ」
と表記されることが多かったようですが、「し」は動詞「する」
の連用形で、つまり何か二つのことが「合う」こと、それが
「しあわせ」で、別の言葉でいえば「めぐり合わせ」に近く、
つまり太古の日本人が考えていた「しあわせ」とは、自分に
とって都合の良いことも悪いことも含めて変化が起こることが
「しあわせ」だったのでしょう。
そして「し」に「仕」という字が当てられていますが、これは
「仕え奉る」という意味で、何に対して仕え合わせ奉るかとい
えば、八百万の神々が司る森羅万象の一切に対して、人間
にとって都合が良いことも悪いことも全て受け容れ、天地と
共に暮らすことが「しあわせ」だったものと思われます。
古くは夜が明けて太陽が昇れば天照大御神に仕え合わせ
奉り、火や水を用いる時はその恩恵に感謝して火神・水神を
拝し、山の幸、海の幸を頂戴した時は山神・海神の恩頼(みた
まのふゆ)に対して辱(かたじけな)み奉るといったように、全
ての環境にありがたみを感じていたのが日本人でした。
さらに「仕」には「役目に就いて奉仕する」という意味があり
ますので、宇宙造化生成化育の徳(はたらき)を司る神々の
御神業に仕え奉り、地上に降りた一柱の神人として、地上の
修理固成の一端を担い、この世に生まれた天命を果たすこ
とが「しあわせ」というのが太古の日本人の思想だったので
しょう。≪転載終了≫
神さま、仏さまの区別は別として、少しばかりニアンスは違っても
毎朝の散歩ではいつもこんなことを思っています。
そして「仕合わせだなあ・・。ナンマンダブツ」と思わず感謝のお念仏
が出てきます。
少しでも太古の日本人の様な崇高な生き方を取り戻したいです。
※
・今日は志和龍城保育園第64回運動会です。
理事長として祝電を送りました。みんな輝いてくれることを楽しみに
千葉君津より応援しています。
・明日は午前中の法事と午後からの保育園評議委員会のために
広島に朝一の飛行機で帰り、夕方には千葉に帰ってきます。
(出社は通常通り。早朝5時には晨朝勤行終えて羽田に向かいます。)
・オキちゃん、ご丁寧に母の9回忌のお供えありがとうございました。
また、カリー用のスパイスや及川の誕生祝も気を遣ってくれてありがとう。
朝の散歩で法子さんが「私がどんな状態であってもオキちゃんたちが
何かあったらすぐに駆けつける。帰れと言われても絶対に帰らない」と
言ってました。縁が深いといっても、なかなか深い順縁はない。
その中の一人だからなおさら感じるものがあるんだろう。
私もそうですよ。感謝。
「幸せ」と「仕合せ」の違い
「しあわせ」は、今では一般に「幸」の漢字を当てますが、
この字は手にはめる手かせを描いた象形文字であり、
「手かせをはめられる危険を危うく逃れた」ことが原義で、
古代中国人の思想がよく表れています。
江戸時代までは、「しあわせ」は「幸せ」ではなく「仕合せ」
と表記されることが多かったようですが、「し」は動詞「する」
の連用形で、つまり何か二つのことが「合う」こと、それが
「しあわせ」で、別の言葉でいえば「めぐり合わせ」に近く、
つまり太古の日本人が考えていた「しあわせ」とは、自分に
とって都合の良いことも悪いことも含めて変化が起こることが
「しあわせ」だったのでしょう。
そして「し」に「仕」という字が当てられていますが、これは
「仕え奉る」という意味で、何に対して仕え合わせ奉るかとい
えば、八百万の神々が司る森羅万象の一切に対して、人間
にとって都合が良いことも悪いことも全て受け容れ、天地と
共に暮らすことが「しあわせ」だったものと思われます。
古くは夜が明けて太陽が昇れば天照大御神に仕え合わせ
奉り、火や水を用いる時はその恩恵に感謝して火神・水神を
拝し、山の幸、海の幸を頂戴した時は山神・海神の恩頼(みた
まのふゆ)に対して辱(かたじけな)み奉るといったように、全
ての環境にありがたみを感じていたのが日本人でした。
さらに「仕」には「役目に就いて奉仕する」という意味があり
ますので、宇宙造化生成化育の徳(はたらき)を司る神々の
御神業に仕え奉り、地上に降りた一柱の神人として、地上の
修理固成の一端を担い、この世に生まれた天命を果たすこ
とが「しあわせ」というのが太古の日本人の思想だったので
しょう。≪転載終了≫
神さま、仏さまの区別は別として、少しばかりニアンスは違っても
毎朝の散歩ではいつもこんなことを思っています。
そして「仕合わせだなあ・・。ナンマンダブツ」と思わず感謝のお念仏
が出てきます。
少しでも太古の日本人の様な崇高な生き方を取り戻したいです。
※
・今日は志和龍城保育園第64回運動会です。
理事長として祝電を送りました。みんな輝いてくれることを楽しみに
千葉君津より応援しています。
・明日は午前中の法事と午後からの保育園評議委員会のために
広島に朝一の飛行機で帰り、夕方には千葉に帰ってきます。
(出社は通常通り。早朝5時には晨朝勤行終えて羽田に向かいます。)
・オキちゃん、ご丁寧に母の9回忌のお供えありがとうございました。
また、カリー用のスパイスや及川の誕生祝も気を遣ってくれてありがとう。
朝の散歩で法子さんが「私がどんな状態であってもオキちゃんたちが
何かあったらすぐに駆けつける。帰れと言われても絶対に帰らない」と
言ってました。縁が深いといっても、なかなか深い順縁はない。
その中の一人だからなおさら感じるものがあるんだろう。
私もそうですよ。感謝。
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