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「もっと忙しくする」10/28(金)
現在うちの工房は
スピードアップのために入荷した品物を
どんどん前に詰めて仕事をこなしていくことを
トレーニングしています。


時間が足りない時は、
無意識に仕事を減らそうとします。


それじゃあ、ダメ。
仕事を増やして圧をかければかけるほど、
力をつけてもっとできるようになるのです。


それは、
自分のテンポがその忙しさに合っていく
ということです。


仕事が忙しすぎるから・・と、
スタッフの数を増やすと、もっと仕事が遅くなります。


仕事が忙しい、時間が足りない、手が足りない、
ということは時間当たりの生産性を上げるチャンス。


「もっと速くするにはどうしたらいいのか?」
と考え工夫するからです。


仕事の仕方を見ていると
うちの連中は実に直線的で工夫が足りません。


目の前にあるものばかりにとらわれ、
他の仕事を手伝ったり、気分を変えたりして、
自由自在に楽しむということができません。


だから、
逆にとらわれて遅くなる。


仕事をやりながら自分が成長しないとダメです。


成長すると言うのは、速くなっていくということです。


速くなっていくことによって、周りが見渡せて気配りが
できます。


うちの連中は周りを見渡す余裕がありません。
というか、周りを見渡す余裕を持とうとしません。


「あの人は気配りができるね。思いやりがあるね」
というのは、相手の立場に立てるのではなく、仕事の段取りがよく
仕事が速いので周りを見渡す余裕が生まれるということです。


段取りが悪く、スタートも遅く、
仕事が遅いと、気配りをする余裕はまったく生まれません。


結局、
いつも一人でなんでもやろうとして、
時間ばかりがかかって、逆に効率が悪くなってしまうのです。


アメリカの大工さんと日本の大工さんや職人とは違います。


日本の大工さんや職人、手突きが器用で圧倒的にいい技術を
持っています。


ところが、スピードに関してはアメリカの大工さんの方が
圧倒的に速いのです。


彼等はいかに仕事を速くしていてくか、
工夫をすることを楽しんでいるから、自分の時間性が自然と
上がっていきます。


だから、
余裕があって気配りが上手です。


しかし、
仕事が遅いと気配りする余裕なんて生まれません。


間に合わせるのが精一杯。


段取りや仕事が速いと、
気配りするところまでさばいていけるようになります。


忙しくすることで、
そのコツをつかみます。


だからもっと忙しくして速くやれるコツをつかむ。
私はいつもそう思いながら加速させてやってます。
おもしろい事、いいながら。


はっきりした目的意識を持たないと。

18:25, Friday, Oct 28, 2016 ¦ 固定リンク ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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