「新たなコラボ」3/3(木)
【コラム】「100年コート」の裏地に込められた
意志COLUMN 2015/12/06 林芳樹・マネジン
グエディター
9月19日にオープンした三陽銀座タワー
9月19日、同社は銀座8丁目の中央通沿いに旗
艦店「三陽銀座タワー」をオープンした。
旧「バーバリー銀座店」跡を全面改装した大型店
で、9フロア436坪にポスト・バーバリーとして位置
付ける7ブランドを販売する。
6階には冒頭の「100年コート」をはじめ、「サンヨ
ーエッセンシャルズ(SANYO ESSENTIALS)」「サ
ンヨー(SANYO)」といった自社ブランドを集めたフ
ロアを設けた。
オープン前日に会見した三陽商会の杉浦昌彦・
社長は「当社は13年から『タイムレスワーク〜ほん
とうにいいものをつくろう』という企業タグラインを
掲げている。『100年コート』はその決意の象徴だ。
良い服、ずっと大事に着続けたい服を国内外のお
客さまに発信していきたい」と話した。
日本に流通する衣料品の国産比率がわずか3%に
縮小する中、同社はいまだに国産50%を維持して
いる。
「100年コート」は今秋から始まった衣料品の国産品
認証制度「Jクオリティ」の第1号商品に選ばれた。
三陽商会は戦後まもない1946年、創業者・吉原信
之が払い下げになった日本軍の防空暗幕を使って
レインコートを作ったのが会社の始まりである。その
後もコートの製造・販売とともに発展してきた。
子会社の青森県のサンヨーソーイングは、半世紀近
くにわたってコートの主力工場として高い評価を受け
てきた。
パーツ数が多く、工程数が200を超えるトレンチコート
は、縫製技術の良しあしが最も端的に出る商品であ
る。
「100年コート」だけでなく「マッキントッシュ ロンドン」
などのコートもここから全国の店頭に送り出されてい
る。
三陽商会の「100年コート」
昨年の消費税増税以降、ファッション業界を取り巻
く環境は厳しさを増している。今年はワールドやTSIホ
ールディングスの大規模な店舗閉鎖や人員整理が発
表された。昨今の衣料品不振は、長年業界をリードし
てきた老舗アパレルにも及んでいる。
三陽商会もこの数年間はバーバリー問題に追われ、
最大ブランドを失った。だが、打つべき手は打ったと
いうのが杉浦社長ら幹部の心境だろう。
ポスト・バーバリーの新ブランド群は軌道に乗るのか。
ライセンス事業の陰で長年培ってきたモノ作りの底力
は消費者に響くのか。
そして、この危機を乗り越えられるのか。コートの裏地
の格子柄にはさまざまな思いが交差している。
「WWD JAPAN」2015年9月28日号より抜粋
この三陽商会の威信をかけたコートである「100年コー
ト」のクリーニングやメンテナンス部門の指定をされて
いるのが弊社です。
今日は、100年コートの新たなメンテナンス内容と新た
なテーマを持って三陽商会事業本部より六名の各専
門担当者がお見えになり、今後の展開が楽しみになり
ました。
どんなテーマを与えられても、いつまでも何でもチャレ
ンジしていく姿勢だけは失いたくないです。
そして別件でボットーネの松くんが写真撮りの講習を行
ってくれました。
また、プレスの研修もありの様々な日でしたが、三陽さ
んとは、未来に向って新たなコラボレーションのお話で
したから、楽しかったです。木更津の大保管庫もご覧い
ただき、さっそく新たな企画を考案中とのことでした。
「なるほどねえ・・そういう流れなんだ」と。
未来は白紙です。
自分たちのワクワクが創っていくものです。
:
研修感想文
沖縄スタークリーニング 新城和敏
まずは、いつも温かく迎えて下さりありがとうございます。
随分、期間が開いての研修ですが、笑顔で挨拶してくれ
てとても嬉しいです。
研修に来る度に、すべてが進化していて、いかに自分や
自分の店が前に進んでいないか分かります。
時間が足りないとか、人手が足りないとか、本当はすべ
て自分に責任があるのに、何かのせいにしたりしていた
ので、その考えをなくさないといけないと感じました。
クリーニングの技術もそうですが、メンタル面でも負けな
い強さと、リーダーシップを身につけなければ、まだまだ
先には進めないと思います。
スタッフを見つけ育てる前に、具体的な道筋と計画を立
てて、整理整頓を忘れず、自分の考え、心から直してい
かなくては、今のピンチもチャンスには変えられません。
頑張ります。有り難うございました。
すすきクリーニング 鈴木尚学
今までのプレスの研修のまとめでしたが、今日気づいた
ことは、やはり地の目でした。
どうしても袖がきれいに整わなくてずっと考えていました。
地の目を通したつもりが通っていなかった。ストライプの
生地を定規に合わせてみると線が曲がっています。
微妙ですが、それが合わさって大きな変形になっている
ことに気づきました。
自分の目や感覚は当てにならない、ということに気づけ
たことが大きかったです。
生地が整ってきれいな袖が姿を現しました。その美しさを
知ってしまったら、常にそれを目指したいと思いました。
プレスに時間はかかりますが、努力次第で、いくらでも改
善していくことができると思うので、妥協無しにやっていき
ます。
また、松さんの写真講習も勉強になりました。
写真の技術のみならず、松さんの考え方やセンスもとても
刺激になりました。
写真はその一瞬の表情を切り取るもので、プロは命懸けだ
と言います。
写真のプロでなくとも、クリー二ングのプロとして全力で取り
組みたいと思います。
ここに来る度に、皆さんの優しさと真摯な姿勢には胸を打た
れます。ありがとうございました。
今日お見えになった三陽商会の皆さんはとてもエネルギッシ
ュでバーバリ―から脱皮して、自分たちが新たな三陽を創造
していこうと、とても熱い志とチャレンジ魂を持った若い人たち
でした。久々にって感じで、いいです。チャレンジャーは。
また、松くんは今後一人でやっていく覚悟と共に、プロとしてと
てもクオリティの高い技術を誰でも出来るように分かりやすくスタ
ッフたちに教えてくれていました。その心優しさに感謝です。
そして、沖縄の新城くんと福井のポッキーもとってもいい刺激を
受けてくれてよかったです。未来は白紙。自らの生活努力と感謝
て゛新たな未来を築いていきましょう。楽しみです。
j●二人とも「いいもの」を求めるお客さんたちをつかんで、順調に
売り上げを伸ばしています。安売りではなく。
意志COLUMN 2015/12/06 林芳樹・マネジン
グエディター
9月19日にオープンした三陽銀座タワー
9月19日、同社は銀座8丁目の中央通沿いに旗
艦店「三陽銀座タワー」をオープンした。
旧「バーバリー銀座店」跡を全面改装した大型店
で、9フロア436坪にポスト・バーバリーとして位置
付ける7ブランドを販売する。
6階には冒頭の「100年コート」をはじめ、「サンヨ
ーエッセンシャルズ(SANYO ESSENTIALS)」「サ
ンヨー(SANYO)」といった自社ブランドを集めたフ
ロアを設けた。
オープン前日に会見した三陽商会の杉浦昌彦・
社長は「当社は13年から『タイムレスワーク〜ほん
とうにいいものをつくろう』という企業タグラインを
掲げている。『100年コート』はその決意の象徴だ。
良い服、ずっと大事に着続けたい服を国内外のお
客さまに発信していきたい」と話した。
日本に流通する衣料品の国産比率がわずか3%に
縮小する中、同社はいまだに国産50%を維持して
いる。
「100年コート」は今秋から始まった衣料品の国産品
認証制度「Jクオリティ」の第1号商品に選ばれた。
三陽商会は戦後まもない1946年、創業者・吉原信
之が払い下げになった日本軍の防空暗幕を使って
レインコートを作ったのが会社の始まりである。その
後もコートの製造・販売とともに発展してきた。
子会社の青森県のサンヨーソーイングは、半世紀近
くにわたってコートの主力工場として高い評価を受け
てきた。
パーツ数が多く、工程数が200を超えるトレンチコート
は、縫製技術の良しあしが最も端的に出る商品であ
る。
「100年コート」だけでなく「マッキントッシュ ロンドン」
などのコートもここから全国の店頭に送り出されてい
る。
三陽商会の「100年コート」
昨年の消費税増税以降、ファッション業界を取り巻
く環境は厳しさを増している。今年はワールドやTSIホ
ールディングスの大規模な店舗閉鎖や人員整理が発
表された。昨今の衣料品不振は、長年業界をリードし
てきた老舗アパレルにも及んでいる。
三陽商会もこの数年間はバーバリー問題に追われ、
最大ブランドを失った。だが、打つべき手は打ったと
いうのが杉浦社長ら幹部の心境だろう。
ポスト・バーバリーの新ブランド群は軌道に乗るのか。
ライセンス事業の陰で長年培ってきたモノ作りの底力
は消費者に響くのか。
そして、この危機を乗り越えられるのか。コートの裏地
の格子柄にはさまざまな思いが交差している。
「WWD JAPAN」2015年9月28日号より抜粋
この三陽商会の威信をかけたコートである「100年コー
ト」のクリーニングやメンテナンス部門の指定をされて
いるのが弊社です。
今日は、100年コートの新たなメンテナンス内容と新た
なテーマを持って三陽商会事業本部より六名の各専
門担当者がお見えになり、今後の展開が楽しみになり
ました。
どんなテーマを与えられても、いつまでも何でもチャレ
ンジしていく姿勢だけは失いたくないです。
そして別件でボットーネの松くんが写真撮りの講習を行
ってくれました。
また、プレスの研修もありの様々な日でしたが、三陽さ
んとは、未来に向って新たなコラボレーションのお話で
したから、楽しかったです。木更津の大保管庫もご覧い
ただき、さっそく新たな企画を考案中とのことでした。
「なるほどねえ・・そういう流れなんだ」と。
未来は白紙です。
自分たちのワクワクが創っていくものです。
:
研修感想文
沖縄スタークリーニング 新城和敏
まずは、いつも温かく迎えて下さりありがとうございます。
随分、期間が開いての研修ですが、笑顔で挨拶してくれ
てとても嬉しいです。
研修に来る度に、すべてが進化していて、いかに自分や
自分の店が前に進んでいないか分かります。
時間が足りないとか、人手が足りないとか、本当はすべ
て自分に責任があるのに、何かのせいにしたりしていた
ので、その考えをなくさないといけないと感じました。
クリーニングの技術もそうですが、メンタル面でも負けな
い強さと、リーダーシップを身につけなければ、まだまだ
先には進めないと思います。
スタッフを見つけ育てる前に、具体的な道筋と計画を立
てて、整理整頓を忘れず、自分の考え、心から直してい
かなくては、今のピンチもチャンスには変えられません。
頑張ります。有り難うございました。
すすきクリーニング 鈴木尚学
今までのプレスの研修のまとめでしたが、今日気づいた
ことは、やはり地の目でした。
どうしても袖がきれいに整わなくてずっと考えていました。
地の目を通したつもりが通っていなかった。ストライプの
生地を定規に合わせてみると線が曲がっています。
微妙ですが、それが合わさって大きな変形になっている
ことに気づきました。
自分の目や感覚は当てにならない、ということに気づけ
たことが大きかったです。
生地が整ってきれいな袖が姿を現しました。その美しさを
知ってしまったら、常にそれを目指したいと思いました。
プレスに時間はかかりますが、努力次第で、いくらでも改
善していくことができると思うので、妥協無しにやっていき
ます。
また、松さんの写真講習も勉強になりました。
写真の技術のみならず、松さんの考え方やセンスもとても
刺激になりました。
写真はその一瞬の表情を切り取るもので、プロは命懸けだ
と言います。
写真のプロでなくとも、クリー二ングのプロとして全力で取り
組みたいと思います。
ここに来る度に、皆さんの優しさと真摯な姿勢には胸を打た
れます。ありがとうございました。
今日お見えになった三陽商会の皆さんはとてもエネルギッシ
ュでバーバリ―から脱皮して、自分たちが新たな三陽を創造
していこうと、とても熱い志とチャレンジ魂を持った若い人たち
でした。久々にって感じで、いいです。チャレンジャーは。
また、松くんは今後一人でやっていく覚悟と共に、プロとしてと
てもクオリティの高い技術を誰でも出来るように分かりやすくスタ
ッフたちに教えてくれていました。その心優しさに感謝です。
そして、沖縄の新城くんと福井のポッキーもとってもいい刺激を
受けてくれてよかったです。未来は白紙。自らの生活努力と感謝
て゛新たな未来を築いていきましょう。楽しみです。
j●二人とも「いいもの」を求めるお客さんたちをつかんで、順調に
売り上げを伸ばしています。安売りではなく。
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