「リーガル゛スーツの水洗い゛」4/19(日)ヒル
昨日は、ブリオー二のジャケットの水洗いを紹介しましたが、今日は、
地元君津のお店「リーガルクリーニング」で受けたスーツの水洗いを
お見せします。
高級ブランドを中心にお受けする全国宅配やデパートなどとは違って
、地元の「リーガルクリーニング゜」には、毎日の仕事で着こんだ、量
販店のスーツが数多く入荷します。
その中でも、「社長おすすめコース」には、ダーバンや、ニューヨーカー、
五大陸といった国産のブランド品や、デパートや地元のテーラーでの
オーダー品、そして海外ではポールスチュアートやランバンといったブ
ランドのスーツがよく入ってきます。まあ、地元というか、地元限定で
「おすすめ」のスーツのシリコーンドライと水洗いのダブル洗いが2.500
円ですからメチャクチャお得なのです。
この「おすすめコース」のスーツの洗い工程をご紹介するわけですが、
全面的に水洗いをするようになって18年になりますから、その間ずっと
ここにクリーニングを出し続けてくださっている方にとっては、水洗いの
軽さや着心地の良さが当たり前になっています。
その着心地の良さを提供しながらスーツのディテールは崩さないよう
にするために、日々工夫しているわけです。
洗う時は、まずシリコーンドライで、油性の汚れを落とし、同時にシリコ
ーンのコーティング効果で、生地に艶やしなやかさを持たせます。
その後5枚ずつ裸で水洗機に入れて水洗いを行いますが、この時の水
洗機の動きは非常に緩やかな設定で、衣類に加わる力は、手洗いと同
等です。
シリコーンドライで先に油性の汚れは取ってあるので、ここは水をさっと
くぐらせて汗などの成分を流しておきます。
次に人体整形乾燥機に裏返しにかけてハンドアイロンで裏地を伸ばし
ていきます。
「おすすめコース」のスーツの裏地はキュプラのものがほとんどなので、
水に入ると細かなシワができます。これが乾いてしまうと取れなくなるた
め、濡れているうちに伸ばしておくのがポイントです。これはブランド物
とやり方は一緒。ただブランド物はすべてしつけをほどこしていますが、
地元リーガルではしつけはありませんので、ポケット等はトルソーに着
せてハンドフィッシャーでの手際よい修正が必要となります。
まずは裏側にして人体成型乾燥機にかけてキュプラの裏地や袖裏を
伸ばします。それから表にして人体整形乾燥機にかけ、ハンドアイロ
ンで修正しながら全体の形を作っていきます。
ここでの乾燥が不十分だとせっかくできたシルエットがまた崩れるため、
肩や胸の熱い芯地の部分が乾くまでじっくりと整形乾燥します。
そして人体からはずしたらトルソーに着せ、ラペルが反り返らないように
ハンドアイロンで押さえて落ち着かせます。ポケット回りの修正も。
こうして洗いあがったときはくしゃくしゃのスーツに一点一点手をかけて、
最終仕上げがやりやすいように作り上げたスーツが並ぶと、地の目も通
り、かなりのところまで成形復元できます。それと、実は洗剤はランドネス
のクラシカルの香で洗っているので、とってもいい匂いがしますよ。贅沢
でしょ。
最近はダウン等の撥水加工無料キャンペーンを行っている影響なのか、
スーツを有料で撥水加工して欲しいという要望も多いいです。
実はこのリーガルの「おすすめコース」。全国から宅配希望のお客様が
多いいのです。が、今のところ、地元以外アクアラインを通って本店持ち
込みの方だけお受けしています。
時期が来ればリーガルもやるようになるのでしょうか?ただ何故かまだピン
ときません。まあ、縁があればということで・・・・・。
それにしても、今日はブランド物から地元の一般物も、よ~く洗いました。
伊勢丹も本店も保管もそそろ入り始めているみたいだから、また、地元
保管分も一気に入荷が増えてきています。ほんまに体力勝負です。
ただ、いつも感じることですが、水で洗うとスーツがほんとうに蘇るというか、
エネルギーが陰から陽に転じるというか、とにかく軽くなって一転します。
いろんな邪気から解放されて気が晴れ元気が戻るんでしょうねえ・・・。
≪ポッキーのブログより転載≫
袖の裏地をプレスした時に違いがよくわかります。
水で洗っていないと、平常時は綺麗そうに見えても、
熱を加えると匂いのかたまりが浮き上がってきます。
袖の裏地って、結構汚れがしみ込んでいるんですね。
だから、「良かったなぁ、きれいにしてもらって。」
と、水洗いした匂いのないジャケットの袖の裏地をプレスする度に思います。
服に喜んでもらって、
持ち主の元に戻ってもらえるようにしっかりお手伝いさせて頂きます。
転載終了
こういう優しい気持ちがないとなかなか水洗いできないよね。
生かしていただいて ありがとうございます。
地元君津のお店「リーガルクリーニング」で受けたスーツの水洗いを
お見せします。
高級ブランドを中心にお受けする全国宅配やデパートなどとは違って
、地元の「リーガルクリーニング゜」には、毎日の仕事で着こんだ、量
販店のスーツが数多く入荷します。
その中でも、「社長おすすめコース」には、ダーバンや、ニューヨーカー、
五大陸といった国産のブランド品や、デパートや地元のテーラーでの
オーダー品、そして海外ではポールスチュアートやランバンといったブ
ランドのスーツがよく入ってきます。まあ、地元というか、地元限定で
「おすすめ」のスーツのシリコーンドライと水洗いのダブル洗いが2.500
円ですからメチャクチャお得なのです。
この「おすすめコース」のスーツの洗い工程をご紹介するわけですが、
全面的に水洗いをするようになって18年になりますから、その間ずっと
ここにクリーニングを出し続けてくださっている方にとっては、水洗いの
軽さや着心地の良さが当たり前になっています。
その着心地の良さを提供しながらスーツのディテールは崩さないよう
にするために、日々工夫しているわけです。
洗う時は、まずシリコーンドライで、油性の汚れを落とし、同時にシリコ
ーンのコーティング効果で、生地に艶やしなやかさを持たせます。
その後5枚ずつ裸で水洗機に入れて水洗いを行いますが、この時の水
洗機の動きは非常に緩やかな設定で、衣類に加わる力は、手洗いと同
等です。
シリコーンドライで先に油性の汚れは取ってあるので、ここは水をさっと
くぐらせて汗などの成分を流しておきます。
次に人体整形乾燥機に裏返しにかけてハンドアイロンで裏地を伸ばし
ていきます。
「おすすめコース」のスーツの裏地はキュプラのものがほとんどなので、
水に入ると細かなシワができます。これが乾いてしまうと取れなくなるた
め、濡れているうちに伸ばしておくのがポイントです。これはブランド物
とやり方は一緒。ただブランド物はすべてしつけをほどこしていますが、
地元リーガルではしつけはありませんので、ポケット等はトルソーに着
せてハンドフィッシャーでの手際よい修正が必要となります。
まずは裏側にして人体成型乾燥機にかけてキュプラの裏地や袖裏を
伸ばします。それから表にして人体整形乾燥機にかけ、ハンドアイロ
ンで修正しながら全体の形を作っていきます。
ここでの乾燥が不十分だとせっかくできたシルエットがまた崩れるため、
肩や胸の熱い芯地の部分が乾くまでじっくりと整形乾燥します。
そして人体からはずしたらトルソーに着せ、ラペルが反り返らないように
ハンドアイロンで押さえて落ち着かせます。ポケット回りの修正も。
こうして洗いあがったときはくしゃくしゃのスーツに一点一点手をかけて、
最終仕上げがやりやすいように作り上げたスーツが並ぶと、地の目も通
り、かなりのところまで成形復元できます。それと、実は洗剤はランドネス
のクラシカルの香で洗っているので、とってもいい匂いがしますよ。贅沢
でしょ。
最近はダウン等の撥水加工無料キャンペーンを行っている影響なのか、
スーツを有料で撥水加工して欲しいという要望も多いいです。
実はこのリーガルの「おすすめコース」。全国から宅配希望のお客様が
多いいのです。が、今のところ、地元以外アクアラインを通って本店持ち
込みの方だけお受けしています。
時期が来ればリーガルもやるようになるのでしょうか?ただ何故かまだピン
ときません。まあ、縁があればということで・・・・・。
それにしても、今日はブランド物から地元の一般物も、よ~く洗いました。
伊勢丹も本店も保管もそそろ入り始めているみたいだから、また、地元
保管分も一気に入荷が増えてきています。ほんまに体力勝負です。
ただ、いつも感じることですが、水で洗うとスーツがほんとうに蘇るというか、
エネルギーが陰から陽に転じるというか、とにかく軽くなって一転します。
いろんな邪気から解放されて気が晴れ元気が戻るんでしょうねえ・・・。
≪ポッキーのブログより転載≫
袖の裏地をプレスした時に違いがよくわかります。
水で洗っていないと、平常時は綺麗そうに見えても、
熱を加えると匂いのかたまりが浮き上がってきます。
袖の裏地って、結構汚れがしみ込んでいるんですね。
だから、「良かったなぁ、きれいにしてもらって。」
と、水洗いした匂いのないジャケットの袖の裏地をプレスする度に思います。
服に喜んでもらって、
持ち主の元に戻ってもらえるようにしっかりお手伝いさせて頂きます。
転載終了
こういう優しい気持ちがないとなかなか水洗いできないよね。
生かしていただいて ありがとうございます。
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