「ダウンジャケットのウォータークリーニング」1月27日(火)
今日は早朝勉強会でした。
そこで出てきたのがダウンの話。
お客様からの問い合わせで一番多いのがダントツで
「ダウンジャケットのウォータークリーニング」です。
そして二番目が「ダウンジャケットの変色直し・色修正」に
ついての質問です。
今日は「ダウンジャケットのウォータークリーニング」のお話。
ダウンジャンバーやダウンコートの洗い方には、
水洗いと、ドライクリーニングの2通りがありますが、
商品に付いている取扱い絵表示では、ドライクリーニング指定に
なっているものがほとんどです。
ただ、ダウンは羽毛布団の水洗いと一緒で、
汗を落とすためにやはり水洗いがいいのに決まっているのです。
各メーカーが取扱い絵表示を付ける際は、
リスクを避けますので、家庭で水洗いされた時にダウンが
固まったり、糸がほつれたり、表面の生地が破れたり等の
トラブルの発生の危険も考慮して、
あえてドライクリーニング指定になっています。
*
だけど、もう一度お伝えしておきます。
ダウンジャンバーに付いている汚れを考えてみると、
外側には油溶性の汚れと水溶性の汚れの両方があるわけですが、
内側や中身のダウンの汚れは汗汚れがメインなわけで、
これが、ダウンの膨らみの減少や臭いの発生の原因になるので、
本当は水洗いが望ましいです。
実際は、
外側の素材がウールやシルク、レザーのものや、
毛皮が使われているもの、また、ポリウレタンなどの
コーティングをしてあるもの以外は本当は家庭でも水洗い
できるんですよ。
ナチュラルクリーンでのダウン洗いは、
まずシミや汚れを前もって超音波やブラッシングの前処理で落し、
残った皮脂汚れ等の油汚れをドライで落とします。
この後、ボタンやファスナートップなど傷つきやすい付属品には
カバーを付けて、裏返してネットに入れて地下400メートルから
汲み上げた自然水を特殊な機械に通して生まれた
超微細な泡と粒子の細かいクラスタルウォーターで
ジャブジャブ水洗いします。
こうやってドライクリーニングで、全体的な油溶性の汚れを
先に落しておいてから、超微細な泡とクラスタルウォーターで
ジャブジャブ水洗いすると、汚れ落ちが断然よくなります。
そして、水洗いの最後の加工工程で、
ヒノキエキスやスクアランやトルマリンが入った
自然活性水「アモウ」を加えるとダウンが更に
フワフワに仕上がっていきます。
また、機械で洗うだけではなく、
生地がデリケートな「ヘルノ」などのダウンや、
外側が「ウール素材」のダウンなどは、押し洗いで、
ダウンの感触を確かめながら
ソフトに洗っていきます。
このダウンの洗いで大切なのが脱水です。
この脱水が充分でないと、乾燥が遅れてダウンが固まったまま
になり、フワフワの膨らみが出ません。
表地や裏地の素材によって
水が抜けにくいものもありますから、表にしたり裏にしたり
しながら何度か繰り返して軽くなるまで脱水します。
ここから乾燥ですが、
ここでフワッと仕上がるかどうかが決まります。
だから、5〜60度の温度のタンブラー乾燥を
いかにうまく使うことがコツになります。
ウールのように濡れた状態で
タンブラー乾燥すると縮むものや、デリケートな素材のものは
タンブラー乾燥の時間を短くし、手でほぐしながら立体乾燥して、
乾いてから5〜60度の温度でタンブリングさせてダウンを
乾燥させていきます。
こうして乾いたら
表面の細かいシワなどをアイロンで
取って仕上げていくわけです。
このブログを書いている時に、丁度、セレクトショップから
「ヘルノのダウンジャンバーをクリーニングに出してペタンコ
になってしまったのでフワフワな状態に戻してほしいのですが
どうでしょうか?」という問い合わせがありました。
日々、こういったダウンの問い合わせ電話が
10本ぐらいはありますから、ダウンジャケットの
クリーニングに対して関心が高いのだと思います。
さてと、「ヘルノ」のダウンは表地がとても薄く、
糸引きや傷なども起こりやすいため取り扱いは細心の注意を払って
手洗いを行いますが、この電話の件でのクリーニング店では、
ドライクリーニングを行って、乾燥時にダウンを十分にほぐす
ことができなかったため、ペタンコになってしまったのでしょう。
ダウンジャケットのウォータークリーニングには絶対的な
自信がありますので、「うちで水洗いすると元に戻せますから、
お客様には大丈夫ですよ」とお伝えしました。
さて、水洗い(ウォータークリーニング)18周年記念として
3月3日(札幌三越は2月3日)から6月3日までは通常3.000円〜5.000円
するダウンの撥水加工の無料サービスを実施します。
今年も水洗い頑張りますから
ダウンジャケットを全国からいっぱい出してもらいたいですね。
生かしていただいて ありがとうございます。
そこで出てきたのがダウンの話。
お客様からの問い合わせで一番多いのがダントツで
「ダウンジャケットのウォータークリーニング」です。
そして二番目が「ダウンジャケットの変色直し・色修正」に
ついての質問です。
今日は「ダウンジャケットのウォータークリーニング」のお話。
ダウンジャンバーやダウンコートの洗い方には、
水洗いと、ドライクリーニングの2通りがありますが、
商品に付いている取扱い絵表示では、ドライクリーニング指定に
なっているものがほとんどです。
ただ、ダウンは羽毛布団の水洗いと一緒で、
汗を落とすためにやはり水洗いがいいのに決まっているのです。
各メーカーが取扱い絵表示を付ける際は、
リスクを避けますので、家庭で水洗いされた時にダウンが
固まったり、糸がほつれたり、表面の生地が破れたり等の
トラブルの発生の危険も考慮して、
あえてドライクリーニング指定になっています。
*
だけど、もう一度お伝えしておきます。
ダウンジャンバーに付いている汚れを考えてみると、
外側には油溶性の汚れと水溶性の汚れの両方があるわけですが、
内側や中身のダウンの汚れは汗汚れがメインなわけで、
これが、ダウンの膨らみの減少や臭いの発生の原因になるので、
本当は水洗いが望ましいです。
実際は、
外側の素材がウールやシルク、レザーのものや、
毛皮が使われているもの、また、ポリウレタンなどの
コーティングをしてあるもの以外は本当は家庭でも水洗い
できるんですよ。
ナチュラルクリーンでのダウン洗いは、
まずシミや汚れを前もって超音波やブラッシングの前処理で落し、
残った皮脂汚れ等の油汚れをドライで落とします。
この後、ボタンやファスナートップなど傷つきやすい付属品には
カバーを付けて、裏返してネットに入れて地下400メートルから
汲み上げた自然水を特殊な機械に通して生まれた
超微細な泡と粒子の細かいクラスタルウォーターで
ジャブジャブ水洗いします。
こうやってドライクリーニングで、全体的な油溶性の汚れを
先に落しておいてから、超微細な泡とクラスタルウォーターで
ジャブジャブ水洗いすると、汚れ落ちが断然よくなります。
そして、水洗いの最後の加工工程で、
ヒノキエキスやスクアランやトルマリンが入った
自然活性水「アモウ」を加えるとダウンが更に
フワフワに仕上がっていきます。
また、機械で洗うだけではなく、
生地がデリケートな「ヘルノ」などのダウンや、
外側が「ウール素材」のダウンなどは、押し洗いで、
ダウンの感触を確かめながら
ソフトに洗っていきます。
このダウンの洗いで大切なのが脱水です。
この脱水が充分でないと、乾燥が遅れてダウンが固まったまま
になり、フワフワの膨らみが出ません。
表地や裏地の素材によって
水が抜けにくいものもありますから、表にしたり裏にしたり
しながら何度か繰り返して軽くなるまで脱水します。
ここから乾燥ですが、
ここでフワッと仕上がるかどうかが決まります。
だから、5〜60度の温度のタンブラー乾燥を
いかにうまく使うことがコツになります。
ウールのように濡れた状態で
タンブラー乾燥すると縮むものや、デリケートな素材のものは
タンブラー乾燥の時間を短くし、手でほぐしながら立体乾燥して、
乾いてから5〜60度の温度でタンブリングさせてダウンを
乾燥させていきます。
こうして乾いたら
表面の細かいシワなどをアイロンで
取って仕上げていくわけです。
このブログを書いている時に、丁度、セレクトショップから
「ヘルノのダウンジャンバーをクリーニングに出してペタンコ
になってしまったのでフワフワな状態に戻してほしいのですが
どうでしょうか?」という問い合わせがありました。
日々、こういったダウンの問い合わせ電話が
10本ぐらいはありますから、ダウンジャケットの
クリーニングに対して関心が高いのだと思います。
さてと、「ヘルノ」のダウンは表地がとても薄く、
糸引きや傷なども起こりやすいため取り扱いは細心の注意を払って
手洗いを行いますが、この電話の件でのクリーニング店では、
ドライクリーニングを行って、乾燥時にダウンを十分にほぐす
ことができなかったため、ペタンコになってしまったのでしょう。
ダウンジャケットのウォータークリーニングには絶対的な
自信がありますので、「うちで水洗いすると元に戻せますから、
お客様には大丈夫ですよ」とお伝えしました。
さて、水洗い(ウォータークリーニング)18周年記念として
3月3日(札幌三越は2月3日)から6月3日までは通常3.000円〜5.000円
するダウンの撥水加工の無料サービスを実施します。
今年も水洗い頑張りますから
ダウンジャケットを全国からいっぱい出してもらいたいですね。
生かしていただいて ありがとうございます。
■トラックバック
この記事へのトラックバックURL:/blog6/blog.cgi/20150127073016