12/25 対応力
おつかれさまです
最近、多種多様な品物であったり
しみ抜きであったり、
特異なリクエストだったりが
ものすごく増えてます
そのオーダーに応えていくには、
時間と知識が必要だ。
また対応できる技術も備わってないと
カタチにすることができないので
常にどうやったらお互い納得できるのかを
考えて作業することを意識しないと
いけないなと感じてます。
先週、
ナイスなジャケットが
あったのでちょっと紹介。
配達先のKさまの
なんと50年前に仕立てたジャケット。
ウールにおそらくモヘアが入った
感じだと思うが、分からないらしい
まだ沖縄がアメリカだったころに
本土から嫁ぐ前に
衣類の卸・販売をしていた実家で
仕立てたものだというが、
状態はかなり良く、いまでも
普通に着まわしているそうだ
メンテナンスと素材の良さが
いいんでしょうね。
その当時の資料を見せてもらったが
入港も出港も検閲厳がしく
箱の中身が一品一品
それがなんであるか、英語で記されてて
衣類は「CLOTH]
訳せないものは
「KIMONO]や「TABI]など
興味深いことばかりだった
なによりも
その時の品と資料を残し、
大切に扱って
いまでも感謝しながら着続けている
K様に感動しました。
質の良さというものを
感じる時でしたね〜。
今度は
「ピークド・ラペル」
下エリが上向きにとがっている
ラペル(えり)のこと。
ダブルのスーツによく見られるが
シングルスーツのピークドは目立つ
特にストライプと合わせると
「男男男・・」みたいな
勝手なイメージですが
ライオンのたてがみ的なイメージです
そこを引き立たせるために
サイジング(のり剤)を効かせて
エリはバチット立たせ、
胸元はきれいなロールを描くような
仕上げを心がけてやってます
まだまだ
知らないことは多いですが
もっといろんな事に対応していきたい。
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