思い出の時が甦るウォータークリーニング

日々是笑日

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「鍛え直せ」3/10(水)

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中田  輝道様

 

有難いお言葉のご返事心から感謝致します。

中田様からのお言葉を拝見しながら改めて自分の行動の

至らなさが恥ずかしくなりました。

私がとった行動は社会の中で生きていく一人の人間として

すべきものではありませんでした。

 

組織同士も繋がるのは対人間ですので人と人との繋がりの中で気持ちよく

お互いが成り立つ為には礼儀、感謝の気持ちを持つ事は然るべき事。

今回私はその大切さを学びました。

強く実感しました。

そして自分にはその大切な部分が欠けていました。

 

今回の学びから自分が人間として、

社会の中で生きる一人の人間として成長できるよう自分の弱い部分と

向き合い正して参ります。

自分が良く変われるよう、毎日の生活の中で一生懸命努力致します。

 

改めて申しありませんでした。

そして中田様、ナチュラルクリーンの皆様有難うございました。

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

 

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技術的なスキルは

人間的なスキルの上に成り立ちます。

 

この人間的スキルがしっかりしている人は伸びます。

 

人間的スキルとは礼儀正しさとか、挨拶とか、思いやりとか、気配りとか、

一般的なモラルやマナーを守れるということです。

 

何をやるにしても、底辺となる人間としてのスキルが痩せ細ると、

結局は何をやっても中途半端でうまくいきませんし、社会でも組織でも

通用しません。

 

NCは、技術的スキルの前に、人間的スキルの育成をとても大切にしています。

 

毎日の生活習慣を正し「体力」と「精神力」を鍛え直す。

 

自信がないから人に媚を売り、

素の自分から離れていく。

または頑なに自分を守るために

自分は正しいという思い込みで生きて行こうとする。

 

実に、悲しいことです。

 

じゃあ、どうすれば、胸を張って

自己評価の高い人生を強く明るく生きていくことができるのか。

 

どうすれば、

元気で素の偽らない自分を蘇らせることができるのか。

 

今回、昨日からずっとそのことを考え、

本人が求めるのならば

多方面からアドバイスしていこうと決めました。

 

一番いけないのは、

自分から逃げてしまうということです。

 

だから、

まずは、自分の中に在る、悩み、悲しみ、辛さといったものに、

逃げてごまかすのではなく、真正面からガチで向かい合う努力を

してみることです。

 

そうしなければ、何も解決しない。

 

今は、「自分は変わる!」と、

新たな決意をしたとしても、今までの怠惰で弱い自分が出てきて、

やがては以前のままの生活や生き方に戻ってしまう。

 

ダイエットと一緒でよくあるパターンです。

 

「自分を知る」ということから、

自信を持って生きる、自己評価を高め、「存在の自信」を

もって安心して二度とないこの世を生きる。

 

そのためには、

なんでもいいから、

「これは、私に任せて下さい」という得意なことを

一つ持つこと。

そしてこれが「長所進展法」になっていきます。

 

これが、自信を持って生きることにつながります。

 

それで、今回あなたはウォータークリーニング、

衣類の復元のことでお客様に不安や不信を与えてしまったわけです。

 

あなたは洋服の販売をやっているわけで、

洋服の販売は「揺り籠から墓場」までではないですが、

お客様に売った洋服、またはそのお客様のお持ちになっている大切な

衣類のメンテナンス、そしてリペアまで

安心して任せられる人に成らなくてはいけないと

私は思っています。

 

そのためには、

あなたの大好きな洋服のメンテナンスの方法や

その具体的な内容を知識的にまず知る必要があります。

 

そのことによってはじめてあなたは

洋服を販売するプロとしてお客様や周りの人たちから

認められることになります。

 

今回のチャンスを生かすためには、

貴方はどうしても

洋服のクリーニングやメンテナンスのことなら、

誰にも負けないという自信を持たないといけない。

 

その「これなら任せて下さい」というものがあるだけで、

生きることに、随分自信が生まれるからです。

 

これ表参道の嶋ッちも一緒。

 

で、これからは

このブログでは事例を交えて、

そういった洋服のメンテナンスやクリーニング、

または、人間力を高めるための実践方法を

あらゆる方向や角度から

アドバイスしていきます。

 

まず、そのために人間的な土台を作るために

やらなくてはならないこと。

 

それは、

・早寝早起き、三食しっかり和食中心にして食べる。

 ※高タンパク質・低糖質のもの。魚介、大豆、海藻類。

 

・日々、早朝30分のウォーキングを行い足腰を鍛え呼吸を深くする。

 ※行いながらゴミを拾う。ゴミ拾いは天の蔵に富を積む。

 

・筋トレをする(腕立て20回×5セット・腹筋20回×5セット

 スクワット20×5セット)は必ず毎日行う(これは初心者用)。

 ※時間があれば職場でも隙間を見て行う。特に足腰は全体の筋肉の

 7割なのでここを重点的に鍛える。

 

・姿勢を正しドローウィング(お腹を凹ました)状態で一日を過ごす。

 ※ヘソの下5センチの腹を括れる丹田を鍛える。

 

・なんでも何か感じたら「後から」じゃなく「すぐやる」「今やる」

 の「感即動」習慣をつける。(行動力・選択力・瞬発力の強化)

 ※例えば、昨日は千葉市に行き車のガソリンが減ったので、今日は早朝

 ガソリンスタントですぐに満タンにしてた。何かあった時の、

 危機管理のため。10年前の東日本大震災のような気配を感じている。

 

 

人間的な基礎力、土台を作るためには

まず生活習慣を正し「体力」と「精神力」を鍛え直す、ということ。

この人間としての土台の部分が流されて出来てない人がほとんどです。

 

今井の方から、休みの度に「自らが連絡を取り許可を得て」ここに

研修に来たらいいと伝えたと思います。

人間力を学び上げていくためには、そこを鍛え続けいる集団の中に

ほおりこまれるのが一番成長の近道だからです。

・体力・掃除力・選択力・集中力・礼儀・検品力・洗い・シミ抜き

汚れ落とし・プレス・メンテナンス力・ハガキ道の一通りをうち

の連中と一緒に実践していきます。

 

言っときますが、ここは高額な費用を取る懇切丁寧な学校ではあ

りませんので、自ら求めて求めてくらいついてこないと、一日掃除

で終わることになります。

※ポイントは、教えられたものは忘れ。求めて体験で身に付けよう

としたものは勝手に浸み込んでいく、ということ。

 

自己満足と、自己肯定感は全然違うからね。

それと自己評価の高さとは隣のいつものグループ、人を見ていたのでは

上がらない。しかし自分が目指す理想の人を見ると上がる。

そういうことです。これは体験したらスグわかる。

さて、今日は今回のお客様とのやり取りで、自分が足らなかった部分を

学習します。

 

今回の問題になった

HACKETT綿ジャケットについて解説していく。

 

この紺色の綿ジャケット(HACKETT)は、後ろ襟からラペルにかけて、前身頃、袖など、全体に退色しています。

そして、首回りには皮脂汚れがあり、両脇の内側は汗が付着して時間が経ち裏地が黄変しています。

 

こうした場合、まず、全体の汚れを落としてから、染色補正して、全体の色を戻してくのが通常の提案です。そのために

お客様はクリーニングで全体をキレイにして、元の状態に復元する方法を通常選択されます。

作業工程として、まず、洗っただけでは取れない首回りの皮脂汚れを前処理で落とし、次に、脇の黄変を部分漂白して取っていきます。

 

それから、全体的な油性の汚れを取り、生地の光沢感を増すためにシリコーンドライで洗い、更に、汗などの全体的な水溶性の汚れを取るためにクラスタルウォーターとマイクロバブルによる特殊水洗いを行います。

 

汚れが残ったままで染色すると、汚れのある部分は染料が定着しないため、色ムラになってしまうので、まず、汚れをきれいにしっかり取っておくことがポイントになります。

 

ただ、ここでよくあるケースが、全体がキレイになることによって、それまで汚れで隠れて見えなかった、生地のスレや色抜けなどがはっきりとしてくるこということです。今回のケースがまさにそれです。

 

襟が皮脂で濃い色になっているのが汚れを取ってみると地色が抜けていて白っぽくなっていることはよくあります。

 

だからお客さんには事前に「こういうことってよくありますので事前にお知らせしておきます」と伝えておくことなのです。

今回も洗って汚れが取れると、特に左胸からポケットにかけての辺りがスレてムラになってました。

 

このジャケットのような、濃色の綿素材は、生地がスレて白化しやすいため、特に着用中に擦れやすい襟、袖や前立て、そしてポケット付近や、生地と芯地、ポケットの袋地などが重なってアタリが出やすい胸からポケットにかけての部分ではよく起こるわけです。

これらの部分では、スレて白化した生地を汚れでコーティングしたようになっているため、見た目ではわからないのですが、汚れが取れると、地肌が現れてくるわけです。

 

それと、汗が付着して長時間経った場合にも生地の色の変化は起きやすいので、汗ジミや汚れを取ってみると、シミの形に色抜けしていたということもよくあります。

 

同様に、カビを取ってみると、カビのアトが点々と色抜けしていることも実に多いです。

だから、衣類をシミや汚れを落としてキレイにするということは、洗いやシミ抜きで落とすというだけでなく、そのあとの復元方法がとても重要になってくるわけです。

 

特に、汚れが付きやすい部位というのは、生地が摩擦されて毛羽立っているから、染料も定着しにくいし、毛羽立ちが残ったままでは白っぽく見えてしまうのです。そのため、染色後は毛羽立ちを樹脂で抑える工程も必要になるわけです。

クリーニングの受付では、シミ、汚れや、破れ、キズ、変色をはじめ確認しなければならない項目がたくさんあるわけですが、一見してわからない、こうした汚れに隠れた白化や色抜け、虫食いの穴には注意が必要です。

 

また、年数を経た衣類や、カビや色ヤケで染色が劣化した衣類は、染料の繊維への定着が弱くなっており、洗っただけで全体が色ムラになるケースなどは見落としやすいので特に注意が必要なのです。

普通はそんなことがあっても、全体の染色補正をするので何ら問題はないんですが、今回は洗いだけのお客さんの要望なので、結局事前の情報不足でお客さんが「えっ?聞いてないよ」ということになったわけですよね。

 

とにかかく、以上のこのことをしっかり認識した上で(これは一部だけど)お客さんから洋服を預からないと、今回のようにクレームみたいなことになってしまうわけです。

今回は機転をきかして、無料でライトな染色補正をしておきましたので、お客さんも何も言われないと思いますし、特殊水洗いしてますから、全体的に軽くてキレイになってますから、満足されると思いますよ。

 

ただ、今後はこういったクリーニングの基礎知識をクリー二ング品を取り扱う人たちは知っておく必要があるし、何でも答えますので、もっと積極的に質問して学習して欲しいと思います。以上。

●このジャケットは前処理をしてシリコーンドライで洗った後、クラスタルウォーター&マイクロバブルの特殊水洗いで洗っています。その後全体的にライトなスレ直しを施して色彩をはっきりさせ、移染がないようにしっかり色止めしています。

 

※田中さん、ご苦労様でした。

ちょっと難しかったけど、これからの人生、ここで学んだこと。

そしてまた、今後もこのブログで学ぶことを生かして頑張ってもらえたら

嬉しいです。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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