人の数は多いのですが、因果の川を渡り切って
向こう岸(彼岸・ひがん)にたどり着く人のなんと
少ないことでしょうか。
多くの人々は、こちらの岸(きし)側で迷い続けています。
(85番)
正しい真理が説かれるという稀有な時に、
その機会(縁)を逃さずに素直にその真理に従う人々とは、
渡ることが困難な因果の川を渡り切り、
向こう岸(彼岸)に必ず到ります。(86番)
(原始仏典 ダンマパダ6章-85番・86番)
「これだ!」とその真理に共鳴し、その「真理」が好きに
なれる時点で、その人自身の神縁、仏縁により既に救われる時節に
来ている゛いのち゛だということです。
医学博士によります臨死体験者の発言の統計にも、
「流れる川」を見たという報告が東洋人にも西洋人にも人種を
問わずに頻出しています。
つまり、文化や風習、学歴や言語の違いに関わらずに、
医学的データで「死」の状態で見る夢に「流れる川」が登場
するのです。
日本でも古来から「三途の川」(さんずのかわ)という表現で
伝承されています。
仏典では、彼岸(ひがん)を「理想の境地」などの解釈がされて
います。
臨死体験をした人がよく言われるのが、「船」「川」や、「湖」
「海などの水場」です。このキーワードは古代エジプト時代から
見られます、人種を超えて人類に見られる共通パターンです。
宇宙のすべてに陰と陽の二つが同時に存在してこそ、今の見える
世界が存在します。ということは、この世が在るという事実が、
同時にあの世もある証拠となります。
そして、彼岸の事を更に正しく解釈するならば、向こう岸の理想の
あの世の世界に行くことが、人としての理想の「悲願」だと解釈します。
つまり、彼岸=悲願という言霊にまで真理が反映していると感じます。
86番では、その人が好むこと、その人間が理解出来ること、なんとなく
引かれること、それ自体が「既に」縁であり、その人の前の世から今まで
の生き方から「来る」ことなのです。もう、それは理屈では無いのです。
従って、真理を「素直に」聞ける時点で、更に聞きたい時点で、その人
なりに人生から色々と学び取り、経験し、ある意味で悟りの熟成の段階に来
ているとも言えるのです。
だから、本当の自分を知りたければ、今の自分が「どんなものに興味を
引かれているのか?」を静観すればよく分かります。
このような文章を読んでいる時点で、自身の人生から自分なりに何かを感じ、
彼岸・悲願・理想の方向に「向いて」おられる御方だと言えます。
さらに、「素直に」真理の話が素直に耳に、心に入って、頷けるという時点で、
その真理(真実)と同化・共鳴しつつある段階の御方だと言えます。
自分自身が興味が湧く対象に注意をしなか゛ら生活をしましょう。
それがギャンブルや不倫、世俗的なことばかりではダメなのです。
自分の良心が同意や心地よく共鳴することに、興味を持てる「今の
自分であること」が大切だと感じます。
その継続が良い因果と成り、良い縁に必ず引かれていきます。
●本店で行っている2025年3月~4月の募金活動結果報告です。
・能登半島地震D-SAT 災害洗濯支援チーム募金 22.907円
・ユニセフ ウクライナ募金 22.945円
・ワールドビジョン国内子ども支援募金 22.945円
お客様、社員の皆さん、関係者の皆さん、温かい御心有難うございました。
引き続き募金活動のご協力どうぞよろしくお願い致します。
●「弊社」「有志」による毎月の「支援金活動」も継続していきます。
・ワールドビジョン「国内子ども支援金」
・ワールドビジョン「危機にある世界の子どもたちのための支援金」
・ユニセフマンスリーサポート「ウクライナ支援金」
他人のためになること。他人を喜ばせることをすること。by釈尊
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より抜粋転載
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日本人の道徳心
「古典の力」
自分の人間性を深めようというようなとき、
人間として成熟するというような感じのときは、
やはり『論語』のように、
とてつもなく深く、広く、長く人間のことを
考え抜いた人がポツポツとおっしゃたことを
噛みしめるのがいいのではないかと思います。
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今日の諺 「晴耕雨読(せいこううどく)」
【意味】
晴れた日には田畑を耕し、
雨の日には家で本を読むという意味。
そこから、あくせく働かずに、
のんびりとした生活を送ること。
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お客様の声
阪急メンズ東京
●先日クリーニングを出されたお客様が
仕上がりがきれいだと喜んでくださいました。
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