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4/18(金)「汝自身を知る」

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(独自の訳)

幼き人が、

自分はまだまだ精神的に子どもだと思えたならば、

その人はもう大人である。

幼き人でありながらも、自分はもう大人だと自分自身で

思い込む人こそ、周囲からは幼いと言われます。

(原始仏典 ダンマパダ第5章-63番)

 

「汝自身を知れ」とは、

古代ギリシャの賢人ソクラテスの名言です。

 

人間は自分のことを一番に「知りませんし」、自分自身の

ことが分かっているようで一番「分からない」のです。

では、自分のことを一番知っているのは誰か?と言いますと、

周囲の人間の方が自分の本質をまだ正確に知っています。

 

とくに赤ちゃんの時から見ている親は、自分の良い所も悪い所

もよく分かっています。

でも、自分のことが分からない「私」は、親に反発します。

さらには、誰も自分のことを分かってはくれないと思い、

グレてしまったりします。

 

ところで悟りとは、「自分の正体を見抜くこと」がその本質に

あります。自分の正体を見抜いた時、ありのままの自分自身を

受け入れた時に、「ああ、いつも仏さまと共に生きてたんだ」

と、ウッッと涙が出てくるほど愛おしく、本当の安心感が訪れて

来ます。

 

まさに、「汝自身を知る」時が、悟りなのです。

 

この章で釈尊が仰りたいことは、

「謙虚になれ」とか「控えめに考えろ」とか言っているのでは

ありません。そうではなくて、

「人間は自分自身のことが分かっていないことを、知って置き

なさい」「その前提で、人生を生きていけば大丈夫ですよ」

という教えを感じます。

 

実際、多くの転生を繰り返して来た私たちは、その都度その都度

いいろんな環境を、人生を体験してきているわけです。

ですから、縁に触れればいろんな自分の自我の姿が現れてきます。

どれもこれも、私自身?だから自分のことがはっきり分からない。

 

そんなことよりも過去でもない。未来でもない。

今、今、今、二度と無いこの人生。この今の自分がすべてなのです。

今の自分が今の自分の人生をどう生きたいのか。どう在りたいのか?

いつも共に居て下さる仏さまは私に何を願われているのか?

 

昔の自分を毛嫌いしたりすることでなく、自分の事をもっと好きに

なるように、今の自分を大きな慈悲心の仏さまの御心に導かれて、

安心と共に愛情いっぱいに育てていきましょうよ。

 

今の自分に良い景色を見せてあげる。今の自分に美しい音楽を聴かせ

てあげる。今の自分がワクワク楽しくなるような、良い思考を持つ

ようにしてあげる。

更には、少しでも体に良い物を食べさせてあげる、早目に寝かし付け

あげる、・・・・と自分を自分自身が大切にしてコツコツと育てて

いく気持ちが大切なのです。

 

さあ、今日も今の自分の良心(仏性)と共に明るく希望ある未来に向か

って爽やかに生きていきましょう。

そして少しでも仏さまの真似をしながら、自身を育てていきましょう。

 

今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。

皆さんの仕合せを心より念じております。

 

【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より抜粋転載

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日本人の道徳心

「貯金のすすめ」

貯金というのは、

ただお金のことだけ指すのではない。

いろいろな苦労をして経験を積んでおくこと、

厳しいトレーニングをして体力をつけておくこと、

良好な人間関係に努めて信頼を得ておくこと、

友情を培っておくことなども、

広い意味では貯金といえるだろう。

日頃からそのような貯金をしておくことによって、

チャンスがやってきたときに生かすことができる。

貯金がなければ、今がチャンスとわかっていても、

みすみす指をくわえて見逃すしかないのである。

時を逃さずチャンスをつかむ。

これは偉人、成功者の共通項である。

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今日の諺 「奇想天外(きそうてんがい)」

【意味】

ふつうでは思いつかないような、

とても変わった、びっくりするような物事。

または、その考え方のこと。

「奇想」は奇抜な発想、「天外」は天の外、

遠くの空という意味。

 

【由来】

「奇想、天外より落つ」

または「奇想、天外より来たる」

(ふつうの人が思いつかないような考えが、

思い浮かんでくる)という言葉から。

 

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