「恩や愛情は何倍にしても返していく」
叡智が深い御方が、
難解な真理を見事に分かりやすく説明した内容を、
それを自分なりに理解することを努力した人々は、
たとえ堕落した生活に陥ったとしても、
その後に遅くとも、7回の転生を経験すれば、
8回目の転生を経験することなく悟りに至ります。
これも社会の中で集う学びの中で得られる御宝です。
この真理によって、誰もが幸福に成ります。
(原始仏典 スッタニパータ 第2章1節-NO.230)
このように真理の話を読みたいと、何か面白いと思える人は、
過去世でも真理を求めた人である可能性を示唆されています。
そして、そういう人は、そこから遅くても7回の転生を経験すれば悟り、
強制的な(悪い宿業を昇華させるための)この世への転生が終了すると明記
されています。
釈尊が、人間が繰り返す転生輪廻の回数を、条件付きで明記した貴重な項です。
さて、真理を学んでいて、
「堕落した生活に陥った人は」どうなるのでしょう?そういう人は、
●改心と反省をして、
●真理を求めて、自分なりに理解し、実践したいと努力した人。
●こういう人ほど七回以内の転生で悟り、生まれ変わりを卒業できる可能性がある。
起源の無い無限の転生輪廻ではなく、有限な七回以内という目標がある
だけでも希望があります。
この項でも分かりますが、釈尊の思想とは、
・転生輪廻は(生まれ変わり)が、完全に有るという前提での人生論なのです。
転生輪廻があるということは、死は無い、ということでもあります。
死んでも終わりでは無いならば、やはり人にバレなくても、悪いことをしてはダメ。
それよりも、人間は、受けた恩や愛情を過小に評価しがちですが、「お世話に成りました」
「ご縁がありがたい」と思う報恩の心を2倍、3倍にして返すことが大切だと感じています。
今日も学ばせていただいて有難うございます。
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日本人の道徳心
「逆境に処する態度」
最終的に、人間の一生には
「これは天命だ」といわなければならないことが
起こりうるものだ。
それにはよい命もあれば悪い命もあるが、
とりわけ逆境に遭ったときの態度が
何よりも重要なのである。
どんな逆境にあっても、
決して天を怨まず人を咎めず、
自らを信じて心穏やかに道を楽しむ。
「これは天命だ」と受け入れることが大事なのである。
すると、霧が晴れるように
視界が開けてくるものである。
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今日の諺 「相思相愛」
【意味】
男女がおたがい愛し合っていること。
人と人の恋愛だけでなく、
会社やチームなどに入りたいと思い、
相手も入ってほしいと思っている場合などにも使われる。
「相思」は思い合っている、
「相愛」は愛し合っているという意味。
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