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2/22(土)「安心して苦労する」

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「安心して苦労する」

 

すでに生じた煩悩を断ち切り、

新たに煩悩を生じさせたり、培ったりせず、

一人歩む人を聖者と名付ける。かの偉大なる人は

平安の境地を見たのだから。

(原始仏典「スッタニパータ」第一章第十二節-二百八番)

 

釈尊は「自分の悪い癖」を成長させないように注意して、生活をしていく

こと。このことを何度も指摘されています。何故か?

・自分の悪い癖のために、再び来世で悪い癖を修正する生き方を体験しな

ければならないから。

 とにかく、「生まれ直し」を起こさせる因果を、成長させないように意

識して配慮して生活すること。そうすれば、相殺(善行と悪行)の作用が発

生して、「生まれ直して」相殺しなくてもよくなる可能性が生じるからです。

●ここで大切なことは、自分の悪い因果、悪い癖(性)に気づけるのか?否か?

そして自身の悪い因果を勇気を出して改善しようと決意し、改善に向かって

の行動ができるかどうか?まずこのことがその人にとって大きな分岐点となり

ます。

 

私が、代表を任されている会社では、お客様や取組先からの「クレーム」

「ご意見」、自身やチームのマンネリから生まれる「ミス」を通して、個々の

「悪い癖」や「他への配慮不足」がストレートに炙り出され、自分の愚かで未

熟な姿に度々気かされていきます。

改善のミィ―テングでは率直に、「○○くん、最近お念仏が出なくなったなぁ」

と、伝えます。仕事は真面目にやっていても、慣れも手伝って「仏さまの鏡を

通して我が身を振り返ることが少なくなったなぁ」と。

 

最近届いた保育資料「まことの保育」3月号の「今月のことば」に、「真実に背

き真実から逃げても真実に包まれている」と書かれてありました。人はクレーム

やミスを通して、「自分の愚かで未熟な姿に気づかされますが、心の奥底では自

分は生懸命やっている。私は本当は悪くない。理解してれない相手が悪いんだ

。」言葉には出さなくても、スタッフの頑なな顔がそう物語っています。

 

「真実から逃げても逃げても、どこまでも追いかけて来て、真実に導いて下さる。」

 

 仏さまの大きなお慈悲の「摂取不捨のはたらき」の中で、頑なさから次第に心を

開き、深いため息と共に心から反省し、そんな愚かな自分が上司や周りのスタッフ

たちからサポートを受け、更に仏さまから常に見守られていることを感じ取ったら、

「安心して自己改善に向かって努力し、苦労しよう!」という気持ちが湧きあがり

「ありがとうございます」と、感謝のお念仏と共に力強く前に向かって歩むことが

出来ます

 

人間は生活や仕事を通して他者を意識したり、交わったり、失敗をすることで反省

したり、「問題」が生じる度に知恵を出して改善したり、前へ進もうと向上心を抱

いたり、頑張って努力したり、その成果が実って「褒められて」喜びを感じたりし

ます。つまり、よく考えてみれば、「生きてるぞ」といった生きる醍醐味は次から

次へと来てくれる「問題があればこそ」「悩みがあればこそ」なのです。

 

そして人間は「問題」や「悩み」を通して、自分のためだけに生きるのではなく、

他人を意識し、人のために役に立つ何かをする「利他の精神」が育ち、特別ではなく

「人間として、人間らしい人間」になれるように常に導かれていると職場を通して

感しています。すべては仏さまの慈悲と多くのいのちのお蔭様ですね。合掌

 

 

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日本人の道徳心

「ひらめき」

多くの人は、

「あっ」と思いついたことがあっても、

それをすぐに忘れてしまう。

しかし、実はそのピカッと一瞬光ったものの中に、

生きるうえで大切な示唆が潜んでいることがある。

だから、それを忘れないように、

すぐにメモをしておく。

決して「くだらない思いつき」とは思わないで、

「このひらめきの中には、

何か大切なヒントが隠れているのではないか」

と考える習慣を身につけるようにすると、

人生が変わってくる。

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今日の諺 「主客転倒(しゅかくてんとう)」

【意味】

物事の優先順位や重要性、立場などが、

逆になること。

「主客」は主人と客という意味。

「転倒」は逆さまにすること。

主人と客の立場が入れかわるという意味から。

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