「最期を意識すると 今日が変わる」
かの死体も、以前は生きた肉体であった。
今生きている身体も、あのような死体と成る。
だから、自分の肉体に執着することから離れましょう。
(原始仏典「スッタニパータ」第一章第十一節-二百三)
肉体を大切にするが、肉体に執着はしない。
これは、宮本武蔵の「独行書」の、「我、神仏を尊びて
神仏に頼らず」この言葉に通じる清々しさを感じます。
また、現実的には「自分の子どもを大切にするが、子ど
もに執着しない。」「仕事は生活の為に最大に大切にし
ますが、仕事には執着しない。」つまり、土地、家、財産、
家族、仕事、そしてこの肉体でさえも、一時的に自分が
預かって使用させてもらってることを、この項は指摘し
ています。
だから、この肉体は大切にメンテナンス(健康管理・
健康維持・病気治療)に行いながら、返す時は気持ちよく
「長い間、ありがとうね」感謝でお返しさせてもらいましょう。
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日本人の道徳心
「マンネリ」
商売する人にしても、
やはり一生懸命やっているうちに
ひらめきが出てくるのではないでしょうか。
ただし、そこで注意を払う必要があるのは、
同じ努力でもマンネリの努力と
マンネリでない努力があるという点です。
一生懸命にやっていると
マンネリになりやすいのですが、
マンネリになってしまうと、
ひらめき、思いつきは出てきません。
だから、マンネリにならない工夫が必要でしょう。
たとえば、「もっといいものはないか」という
意欲がマンネリにならない一つのカギを
握っているようにも思います。
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今日の諺 「治外法権(ちがいほうけん)」
【意味】
外国に住んでいる人に対してあたえられる、
その国の法律にしたがわなくてよいという特権のこと。
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