【嫌な相手を想い出した時「ありがとうございます」と心で合掌する】
自分が好きなモノ(人・肉体・品物・行為・嗜好・・・)
に対する心を自制するのは、行い清き人として優れたことです。
他人を害することは、自分を害することに成ります。
他人を傷つけるする心が止むにつれ、苦しみが静まっていきます。
(原始仏典 ダンマパダ26章-390)
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「他人を害することは、自分を害することに必ず成る」
という真理を釈尊は述べています。
釈尊が言われた、「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)
「天上にも天下にも、自分しか存在していない」
「すべては1つしか存在していない」
「宇宙は、たった1つの存在だ」
という真理から観ましても、
「他人を害することは、自分を害する」
という、「すべては自傷行為だった」ことは言えるのです。
今が苦しい人は、自分の生活や行為の中に「自傷行為」が無いか?
をよく考えることが必要です。
自分が好きなモノ(人・肉体・品物・行為・嗜好・・・)を持つことは生きる上で良いことです。
しかし、それに縛られて(執着すること)はダメだと釈尊は言います。
それで他人を「縛ってもダメ」ということです。
そのほうが楽に生きられることに人は成るのです。
そのほうが自分が成長出来るのです。
* 自・他を非難する心を減らすこと。
* モノに縛られないように・負かされないように心掛けること。
この2点に注意する人は、必ず安心して行くことに成るという法則です。
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業を変える 「自業自得」
「自分」という生き物は、
自分自身が心の中で思い描いた
欲望・怒り・迷いの思考によって、
少しずつけがされてゆく。
「自分」という生き物は、
心の中で欲望・怒り・迷いの思考を
思い描かないことによって、
少しずつきれいになってゆく。
こうやってけがれるのもきれいになるのも、
すべては各自、一人ひとりの自業自得。
他人が他人の心をきれいにするなど
できやしないのだから、
よけいな口出しはしないこと。
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今日の諺 「栄枯盛衰」
【意味】
栄えたり衰えたりすること。
いいことはずっと続かないという、
人生のはかなさなどを表す。
「栄枯」は植物がしげったり枯れたりする意味。
・盛者必衰(じょうしゃひっすい)
勢いの盛んな者でも、必ず衰えるということ。
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日本人の道徳心 「好きな道を選び、究める」
志を立てるとは、自分の好きな道を選び、
一生懸命に研鑽を積んで、その道を究めることである。
だが、好きな道を選ぶというのは、
簡単なようで実はむずかしい。
人間どうしても、好きな道よりも、
その時々の時流に乗りたがるものだからだ。
これを学べば時流に乗れるだろう、
というような考えで勉学のときを送ったり、
時代が変わってそうした知識や能力が
望まれなくなった時、本人の失望は大きい。
でも、自分の好きなことに努力、
専心していた人だったら、
世の時流などというものは関係がない。
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