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8/24(土)「比較心を捨てること」

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人間は、不満心を思わないように捨て去り、
不満心を心から根絶することが出来たならば、
その人は昼夜を問わず心の平安の中に暮らすことが出来ます。
(原始仏典 ダンマパダ18章-250番)
人は、なぜ不満心を持つのでしょうか?
それは、「他人との比較心からの罠」にかかっているからです。
比較心は、人間の心が病み出す大きな原因です。
🌌浅原才市 念仏者の生き方
「才市にやなんにもない ほかにはなんにもない
善いも悪いも皆取られ 何にもない
ないが楽なよ 安気なよ
なむあみだぶつに皆取ら
それこそ安気な なむあみだぶつ」
阿弥陀様の真実のものの見方が知らされる中
今までの「優劣」「善悪」「損得」
「比較心」を雑えた見方が
いかに虚しいものの見方であったのか、
そのことに気づかされ、それにあまり執われない
心が芽生えたことを喜んでおられます。
         白川晴顕著「妙好人のことば」
・・・・・・・・・・・・・・・・・

教養としての東洋哲学「自分とか、ないから」

 著:しんめいP

YouTubeで紹介されていたこの本。

面白そうなのでAmazonで購入し、一気に読破。(大笑いで・・)

 

この本のポイントは、

一章「無我 自分なんてない」ブッダの哲学

二章「空 この世はフィクション」 龍樹の哲学

三章「道 ありのままが最強」 老子と荘子の哲学

四章「禅 言葉はいらねぇ」 達磨の哲学

五章「他力 ダメなやつほど救われる」 親鸞の哲学

六章「密教 欲があってもよし」 空海の哲学

 

6人の仏教哲学者を

この本の中で比較している部分があるんですが、

一つの学校の教室の中でのポジションを・・、

●ブッダ 「王子時代なら、教室の端で窓の外をながめているタイプ」

●竜樹  「クラスメ―トはおろか先生まで論破する、超面倒なひろゆき

みたいなタイプ」

●老子  「そもそも教室にいない、校庭で草と同化している」

●荘子  「一度たりとも学校にきたことがない」

●達磨大師「無言。教室の後ろの壁にむかってずっと座っている」

●親鸞  「テストでわざと0点を取り続けて退学になった」

 

このように、ここまで誰一人「陽キャラ」はいない。

普通の社会性をもってたら、そもそも東洋哲学をやる必要ないしね。

 

●空海 「クラスの中心にいる人気者だっだろう。えげつない社会性、

東洋哲学の中では、超レアケース。空海は空・海・太陽

そのものになった。究極の陽キャラだ」

 

親鸞さまは、

「悟れると信じて、自力で空を目指すより、

悟れないことを認めると空のほうからこっちにやってくる。」

自分を正直者と思ってる人は、全員「ウソつき」。

自分を「ウソつき」と思っている人は、全員「正直者」。

自分が「ウソつき」だと認められた時に、

はじめて「正直者」になれる。

 

ただ、ここに至るには

わが身の愚をわが身が知らないと、

妙好人のような心底

ふか~~い、

味わいのある「ありがたい」は出てこないよな。

 

とにかく、

それぞれの仏教哲学の特徴をつかんでいて

とても分かりやすく面白かった。

また、ためにもなった。

 

ここでは超簡単に紹介しておきましたが、

是非一度読んでみてください

しんめいPさんが書いた「自分とか、ないから」。

 

 

 

 

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