原始仏典のダンマパダ177番に書かれています内容に、
「 他人を褒(ほ)めること、他人に物を分かち合う
ことを損だと思っているような強欲な人は、
浄土には行けません。
そういう自分自身の世界に行くからです。
善人は、他人に物を与えること、分かち合えることを
感謝し、それを喜びます。
だから、このような善人は、そういう自分自身の世界
に行くために、来生は恵まれて幸せに暮らします 」
という内容の言葉が有ります。
要するに、この世では、たくさんの人々が居るように
見えていますが、その本質とは、
・ 誰もが、自分だけの宇宙を創りながら、暮らしています。
・ 誰もが、本当は自分一人なのです。
・ 家族や周囲にたくさんの人が居ても、誰もが自分一人の世界
を創りながら生きているのが真相です。
釈尊は、これを「天上天下唯我独尊」と言い、
人類は全体で「一人」であり、それと同時に、自分という宇宙の
中で独りで暮らしているのが宇宙全体の姿だと示唆しています。
宇宙には、星が無数に存在する理由でもあります。
・ 1つの星 = 一人のいのち
です。
だから、誰もが死ねば、自分自身が今生で創った世界へと還って
行くのが真相です。
他人が創った世界には、行かないし、行けないのです。
いかがでしょうか?
今生の自分が創った世界へと、自分の死後は行く訳です。
それは、どんな世界なのでしょうか?
他人に物を分かち合うことを損だと思っていた自分ならば、
自分の死後は、そういう世界です。
他人と物を分かち合える状況に感謝し、それを喜ぶ人は、
そういう自分が創った世界に還ります。
これが真に公平であり、平等な法則が働いているというこ
とです。
この世の悪人は、たくさんの善人が居る御蔭で、暮らせる
だけのことです。
善人がまったく居ない世界で、はたして悪人は暮らせるの
でしょうか?
悪人自身が善行に目覚めない限り、苦しい生活が続くこと
でしょう。
・ 今日も、今も、誰もが自分の死後に行く世界を創りな
がら生きています。
このように言われて、
「えっ!? それは嫌だ〜」 ハウアッ!
と思えた人は、大丈夫です。
生きている内に、老後でも大丈夫ですから、「この世に居る
間に」どんなに悪い過去の自分の行為が有ったとしても、
・ 他人を褒(ほ)めること、他人に物を分かち合うことを
損だと思っていたことを反省し、
・ これの逆の思いと行為が、出来る範囲で少しでも有れば
大丈夫です。
・ 死ぬまでに、このように思いを素直に変えることが出来
れば、過去は許されます。
まさに親鸞さんが歎異抄で伝えられた「悪人(自覚)正機」に
よって過去の悪しき因果が昇華されて救われていくのです。
このように書きますと、そんな簡単に過去の悪行が免除され
るのは不公平だと言う人は居ます。
ところが、悪人は、このような内容を素直に聞くことが出来
ないし、思いを変えることが出来ないのです。
だから、素直に生きる間に反省が出来る人は、悪行を相殺す
る善行も有った証拠であり、生きる間に「気付けた人」は
死後も大丈夫なのです。
「釈迦の言葉 ダンマパダ編」より転載
感想
以上のことがとてもよく認識できますし、直覚的に
分かります。
一人ひとりに仏さまが宿って下さっていますが、
その仏さまは私自身の生きている世界、感じている
世界を知り尽くして下さっています。
ですから個々人の生きている世界の違いによって
様々な世界があり、私にとって丁度良い世界へ
連れて還って下さる。
実にシンブルでまったく計らいなく
ありのまんまそのまんま、という感じですね。
この世もそうですが、類友の価値観、世界観
の世界へ還るということですね。
で、はからいのない純粋で素直な感謝と喜び
の歓喜の世界、ご恩報謝の世界を生かされて
生きていけば無量光明土という浄土の世界へ
還るということですね。
さあ、今日も自分のクセを自覚意識した上で、
明るく楽しく利他的で創造的な「生きて良し
死んで良しの世界」を生きていきましょう。
当然、御恩報謝で。
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お客様の言葉・
君津本店
★50代・男性
レザーブルゾンの染色補正をされた
お客様がお受け取りに来店され、
「はれいになった・・微妙な色だ
ったのでどうなるか心配だったけ
ど・・・大丈夫ですね。また、
違う物を持って来ます。」と、
大変お喜びでした。
伊勢丹新宿メンズ館店
●50代・女性
「ピンクのダウンコートが前後とも
に凄く綺麗になってます。」
と、大変なお喜び様でした。