「この世に生まれ出るということは
とても難しく珍しいにも程があるのです」
私たちは地獄・餓鬼・畜生という三悪道
を離れて、この世に人間としてやっと生まれて
きました。人間に生まれるということは
とても奇跡的なことなのです。
自分が生まれてきた不思議は、一見、
「阿弥陀さま」には関係のないように思え
ますが、「阿弥陀さま」は遠い悠久の昔から
生死流転を繰り返すこの私という存在を、
真の親として見守り続けてきました。
ただ、そのような真実に自分では気づかな
かなかっただけなのです。
しかし、今世人間として生まれる
ことができたということは、前の世で
「盗まない」「ウソをつかない」「不倫を
しない」「お酒を飲まない」「人を殺さない」
という五悪を犯さなかったから、
やっとこの人間に生まれることが
できたのだと、仏教は説きます。
つまり人間に生まれるということは、
宝くじの当選を1000回連続で引き当てる
より難しいことなのです。
それは「奇跡」だと心底自覚することが
大事です。
人の一生は一瞬なので、
この世に生まれたらできるだけ苦労する
(苦労を明るくこなす)。新興宗教のような
貪欲ご利益主義から離れ、真面目に努力
して、すべてに感謝する心を持つ。
そして遠い悠久の昔から「おまえを必ず
救う。人間として生まれた今世こそは
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上
という六道を離れて必ず浄土という
光の世界へ仏として必ず成仏させる」
と誓って下さっているのです。
この真実に気づき、お念仏(阿弥陀さま
のお名前を呼び、救われたことを喜び
安心の世界を生きる)申しながら、
この世を天才バカボンのパパのように
自己肯定感いっぱいで「これでいい
のだあ~~」と、自分のいのちを最大
限生かし切って人に喜びを与える人生
生きていく。をいく。
これが人間として生まれた最高の喜び
びであり、人生の成功者なのです。
ですから、阿弥陀さまと共に生き
この世を去る時は絶対安心の阿弥陀様
の光に包まれて阿弥陀様の世界である
お浄土に往生していく。
生きてよし。死んでよし、です。
ですから、自分の心の刀が折れるまで、
安心して悔いなくこの世を生き切っていき
ましょう。
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