もし人が、輪廻(生まれ変わり)を
起こさせる因子を成長させないように
配慮して生活し、すでに自分の
身の回りにある環境に、
新たな愛着という執着を
しないように注意して生きるならば、
そのような人物こそは、
住む所にもこだわらない
単独の聖者だと言って良いです。
このような真の聖者こそは、
究極なる静寂の真理を
体験していくことになります。
[原始仏典『スッタニパータ』
第一章第十二節-二百八番]
*自分の「悪い芽」を
成長させないように注意して、
生活をしたほうが良い。
このように釈尊は、
何度も指摘しています。
自分の悪い芽とは、何でしょうか?
*自分の悪い癖のために、
再び来生に生まれ直して、
過去生の悪い癖を修正する
生き方を体験しなければいけない。
*悪い芽は、個人で様々な違いがある。
それは不倫であったり、
他者をイジメたり、
悪口で他人に迷惑をかけたり、
盗みであったり、
個人差で様々あるものです。
とにかく、「生まれ直し」を
起こさせる因子(因果)を、
成長させないように配慮して
生活をしたほうが良いということです。
因果の法則では、
理不尽に他人を殴るような
生活をしていた者は、
来生に生まれ直して、
次は自分が理不尽に殴られる
生活をすることに必ずなる、
ということです。
だからもし、生きている最中に
反省して、この項の内容のように
自分の悪い芽に気づいて、
成長させないように生活を改めれば、
相殺(善行と悪行の差し引き)の
作用が発生して、来生に
生まれ直して弁償しなくても済む
可能性が生じる、ということも言えます。
現代人に大切なことは、
自分の悪い芽に気づけるのか?
否か?
まずここが大きな分岐点になりそうです。
個人差が、とても大きな問題です。
不倫でさえも、
「別にいいじゃないか」と
思っている人はいるわけです。
まさか今の不倫のために、
来生に生まれ直して、
自分が相手の家族の立場を
味わうことになるなど
夢にも思わないことでしょう。
でも因果の法則により、
親の不仲や離婚のために、
進学も含めて子どもが味わった
辛い立場を、来生の自分自身が
味わうことになります。
多くの人々の悩みを
三十年以上も観てきた
私が体験した世界観でも、
*因果の法則は、
完璧に生きて作用し、
リピートするのは確かです。
*恐ろしいほど完璧な因果の
「物理法則」の中で、
私たちは暮らしている。
*ウヤムヤや、不公平や、
理不尽なことは、
真の意味では存在しない。
*完全、完璧な公平性が、
どこまでも貫徹している。
これを確信しています。
このことを深く理解しますと、
もし自分に何があっても、
・もう、お任せで良いわ。
・他人を決して恨みません。
・安心していられる。
という気持ちになれます。
この項で釈尊は、
「自分の悪い癖(因果)を、
成長させるような生活をしてはダメ」
と指摘してくれています。
まずは、これを素直に
実行ができれば幸いです。
これが、今生も、来生も、
自分自身も環境も、変える可能性が
あるということなのです。
「柔訳 釈尊の教え 第三巻」
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お客様の声
伊勢丹新宿店メンズ館
●ベージュのバッグの汚れが落ちて
、すごくお喜びいただきました。
阪急メンズ東京
●本日、工房より松村さんにお越しい
ただき、スタッフのブラウスのシミ抜
きについてや、イベント担当者のヴィ
ンテージのバッグの消臭について、ま
た、ジェルネイルのダウンへの付着の
シミ抜き等についての対応ありがとう
ございました。また、来月もよろしく
お願いいたします。