五つの自我のサガを捨て去った人。
一、醜い貪欲さ
二、怒ること
三、ムダに心が沈むこと
四、心が落ち着かないこと
五、何でも疑うこと
これらがない人であること。
また、悩まない人であること。
さらには、五つの苦悩の矢。
一、ワレヨシな色情の矢
二、他人を嫌悪する矢
三、被害妄想をする矢
四、慢心する矢
五、何でも悪く受け取る矢
このような苦悩の矢が
抜けた人であること。
以上の悪い自我が消えた人は、
コノ世とアノ世を往復する
輪廻を終わらせます。
それはまるで蛇が古い皮を
スルッと脱ぎ去るようにできます。
[原始仏典『スッタニパータ』
第一章第一節-十七番]
この項が、第一章第一節の最後です。
「それはまるで蛇が古い皮を
スルッと脱ぎ去るようにできます」という、
「蛇」がテーマの節でした。
蛇とは、自我(ワレヨシの思い)が持つ
サガのエネルギー体を
象徴する意味があります。
執着の象徴でもあります。
人が持つワレヨシな
自我な思い(前記の内容すべて)とは、
霊眼(霊の世界を見る眼)では
本当に蛇の形象で視えるものなのです。
二千五百年も前の釈尊も、
やはり人の思いに蛇を幻視したので、
ハッキリと「蛇」と言い残しています。
現代の学者が考えますと、
ただの比喩の表現のように
思うのでしょうが、
これは思いの世界を実写した
現実の意味から「蛇」なのです。
この項で私が感心して
勉強になった言葉は、
後半に出てくる「矢」という表現でした。
皆様が心に他人を悪く思う時には、
生霊として本当に矢のようなものが
相手に飛んでいるのです。
相手を憎むごとに、
その思いが何発も何発も
矢として相手に飛んでいます。
そして知っておくべきことは、
生霊の矢を放った人は、
その分の自分の生命力をなくしていることです。
本当に生命力が漏電するのです。
減るのです。
だから、他人の悪口を言う人ほど、
顔が老けて、老化が進みます。
自分の生命力が本当に
鋭い矢として外に漏電するからです。
これは自分の周囲の人を
注意深く見れば誰でもわかります。
年齢よりも若く美しく見える人の大半は、
他人の悪口や陰口を聞くことも嫌がります。
まず、他人の悪口を言いません。
自分の人生で、
どれほどの嫌な矢を放ったのか?
これは、その人の寿命にも影響します。
すでに多くの矢を放ったと思えた人は
大丈夫です。
人は生きる限り、
上書き修正、善徳の行為・思いにより
充電することも可能です。
減るモノは、
逆に増やすことも可能なのです。
では、どうすればよいのでしょうか?
それには、この項にある内容に
注意すればよいのです。
漏電から充電に
切り替えることも可能なのです。
釈尊の言い方は、
戒めの内容ならば、
その逆をすれば
「救われる」という意味でもあるのです。
どの言葉にも必ず救いを含ませています。
今から自我のサガに
注意して生きていきましょう。
必ず人の人生は変わるものなのです。
悪くなるモノは、病気でも、人生でも、
何でも逆に良くなることも
可能であることを含んでいます。
ただし、前記のような自戒・努力を
することが必須条件なのです。
お経を読んだり、
何か信仰や行法をすることでは
人は改善しません。
それで改善をしたとしても、
一時的な悪魔の交換条件の
発動に過ぎません。
後が余計に悪いものです。
真の改善は、日常生活の中で
自我のサガに注意して
生活努力をすることなのです。
人が出す生霊の視点からも、
これは完璧に言えます。
先祖に感謝をすることも、
大切で重要な善行となります。
今日も明るく、
自我のサガに注意して
がんばって生きましょう。
「柔訳 釈尊の教え 第一巻」
著：伊勢白山道より転載
・・・・・・・・・・・・・
潤君おめでとう
・・・・・・・・・・・・・・・・
お客様の声
君津本店
●ジャンバーに付いていたシミがき
れいになって、喜んでいただきまし
た。「制服なのできれいになって良
かった。」と、息子さんの品物を、
お母様が受け取りに来られました。
木更津店
●未収のお客様が品物を取りにみえ
たので、人数は少なかったのですが
、売上がプラスになりました。
伊勢丹新宿店メンズ館
●すべて手作りのスリーピースをお
預かりし、仕上がりもきれいでとて
もお喜びでした。以前、文化服装学
院の先生をされていた方と分かり、
お話が弾みました。「また利用しま
すね。」と、おっしゃって下さいま
した。
阪急メンズ東京
●スリーピースとスラックスをお引
き取りのお客様、シミがきれいに取
れていることにご満足されてお帰り
になりました。