雨が降る季節には、
この場所に住みたいなあ。
寒い季節と暑い時期は、
あそこに住みたいと思う。
進歩のない人は、
このように思うだけであり、
そのための行動が一切ありません。
そして、そう思うだけで
気づかないうちに死が迫って来ます。
[原始仏典『ダンマパダ』
第二十章―二百八十六番]
人生は、あまりにも短いということです。
今の日本の平均寿命は
八十歳ほどですが、
当時のインドの平均寿命は、
これの半分もなかったと思います。
日本では、三十代などすぐに来ます。
そこで人生が終わると想像しますと、
あれやこれやと思う前に、
常に行動していませんと
何もしないままで
終わってしまいます。
この項では、
あれこれと希望するだけで
行動のない人を「進歩のない人」
と解釈しましたが、
原典ではもっと厳しい
「愚か者」「馬鹿な人」
と解釈できる表現です。
つまり、想像するだけで
「行動」がないことが、
人として生まれたならば
「いかに罪深いことか」
を示唆しています。
ほんとうにもったいなさすぎて、
釈尊が怒っている感じです。
コノ世に生まれ出るとは、
ほんとうに稀有であり奇跡であり、
もう今の自分と同じ条件で生まれることは、
誰でも二度とないことなのです。
仏典では、
*「海中に住む目の見えない亀が
百年に一度だけ海面に顔を出した時に、
大海を漂う浮木のただ一つの穴に
偶然にも首が入るほどの
稀有な条件が必要だ」
*「世界中の海岸の砂浜から、
たった一粒の自分という
砂粒を見つけ出さなければ
生まれることはできない」
というように、
人の誕生を「有り得ない不可思議」
な現象としています。
次に転生する時は、
今回の自分の人生の反射を受けて、
また違う条件下で
生まれ出ることになります。
自分が作った因果が、
ほんとうに引力・重力のように働いて、
凹凸が合う条件の下に
自分が誕生することになります。
だからこそ、
今の自分の生活が
いかに大切かがわかるでしょう。
今の自分の行動の善・悪には、
一切の無駄がなくて
「その行動が生きる」のです。
自分の良心が許す希望は、
とにかくすぐに
何らかの行動をしてみましょう。
それがダメですぐ終わっても
別によいのです。
ダメだということを知るだけでも、
非常に大切な経験です。
これも見えない財産になるのです。
失敗した体験も、
生きているからこその
貴重で有り難い体験です。
釈尊は、何もしないで
人生を終わるよりも、
失敗してもよいから
「行動すること」を
良しとしています。
ただし、自分の良心に沿った体験と
経験を積むべきなのが、
人が生きる道なのです。
そのような経験ならば、
多ければ多いほど、
成功も失敗も関係なく
ほんとうに素晴らしいことなのです。
それが多い人ほど、
すべての執着と「思い残し」が消えて、
大往生は間違いありません。
必ず天国に行きます。
「柔訳 釈尊の言葉 第二巻」
著:谷川 太一より抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・・
お客様の声
君津本店
●コートの襟足、ダウンジャンバー
の襟足の汚れがきれいになって喜ん
でいただきました。(40代 男性)
●「あ!!カレンダーだ!!」と
、うれしそうに手に取って、「頂
いていいですか?」の声もありま
した。(50代 女性)
伊勢丹新宿店メンズ館
●カシミヤコートの裏地全体にカビ
が生えて、カビ部分の色も抜けてい
たため、裏地を全交換したのをご覧
になり、元と同じワインカラーの生
地できれいに仕上がっていると、と
てもご満足いただきました。
(40代 女性)
クリーニングのお勉強
●海外旅行から帰ってきて、
飛行機内できていたジョーゼットのブラウスを
クリーニングに出したのです。
すると肩から肘にかけて、
生地の目が開き、
伝線ができたようになってしまったのです。
私は少々太めで、
ぴちぴちの状態で着ていたからでしょうか。
生地の経糸と緯糸が摩擦などによって
スレが生じる「目寄れ」現象でしょう。
長時間、座っていると
シートとブラウスの摩擦によって、
経糸と緯糸の交差する位置が
片寄ってしまったのでしょう。
「Q&A クリーニングクレーム120」
著:澤 浩平 より抜粋
※シルクやポリエステルの細い糸の
ブラウスの袖付けから袖にかけて両
袖共に目寄れを起こしているものが
時々入荷してきます。こういう場合
は決まって、腕の太さに対して細す
ぎる袖のブラウスをご着用です。滑
りやすい糸の生地が、常にテンショ
ンの加わった状態で摩擦を受けると
、縦糸と横糸の位置がズレて、生地
に凹凸が出来てきます。ご本人は気
づいていなくて、受付で指摘すると
驚かれることも多いです。体に合っ
た服を選ぶことも大切です。
・・・・・・・・・・・・・・・・