物と他人を周囲に置くことを成功や
安らぎだと勘違いせずに、自分や、
周囲の「心の安心感」を主役として
懸命に生きること。その行く末は、
人が求めるべき最高の境地へ達する
と釈尊は言われています。
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心の寂しさという飢えは、
コノ世の最大の病気です。
コノ世に生まれた我が肉体とは、
最大の苦しみのカタマリでもあります。
だから、以上のことわり(理)を
そのまま冷静に心から
自分で思い知ったならば、
「心の安心感」(ニルヴァーナ)こそが、
人が求めるべき最高の目的の境地
であることがわかることでしょう。
[原始仏典『ダンマパダ』第十五章-二百三番]
すべてを俯瞰(高所から全体を見渡す視点)する釈尊が、
(1)心の寂しさほど、
人にとっての最大の苦しみはない。
(2)そもそも肉体こそが、
喜びのカタマリでもあるが、
最大の苦しみを生むカタマリでもある。
以上のことを、
ほんとうに心から
「思い知りなさい」とおっしゃっています。
これを無理に信じることは不要なのです。
もし疑問を持てば、
(1)と(2)を自分なりに思いっ切り
追求してみればよいです。
心が寂しくならないように、
友人たちと遊び呆けてみたり、
肉体の快楽を思いっ切り
楽しんでみるのもよいでしょう。
それを十年、二十年⋯⋯
ほんとうに繰り返してみますと、
次第にわかってくることがあります。
(3)コノ世の何をしてみましても、
自分の心は寂しいままであるということ。
寂しい存在であるということ。
(4)肉体の一瞬の快楽のあとには、
多くの面倒な出来事や、
別れの苦しみがツキモノ(憑き物)であること。
さらに肉体には、現実的な病気や、
周囲の死という苦痛が常につきまとうこと。
このようなことを年数の経過と共に、
人はわかり始めるものです。
そうしますと、釈尊がおっしゃった
(1)と(2)が理解できるようになります。
年齢が別に若くても、
人生の経験をしなくても、
素直に以上の理を
初めから信じられた人は、
自分の人生を違う課題に
集中させることが早くから可能になります。
これは、人生を活かす効率が
とても良いことです。
そして「心の安心感」を、
人生で何をおこなうにも
初めから自分の目的として置きます。
働くのも、自分の「心の安心感」を
持つために働きます。
結婚するのも、
家族に「心の安心感」を持つことを
目的としてがんばります。
交友関係も、自分の「心の安心感」
のために選択していきます。
物や他人を周囲に置くことを
成功や安らぎだと勘違いをせずに、
自分や、周囲の人々の「心の安心感」を
主役として懸命に生きるのです。
その行く末は、
人が求めるべき最高の境地に
達すると釈尊は言われています。
自分の生活の中で
「心の安心感」を主役に置いて、
生きていきましょう。
「柔訳 釈尊の言葉 第ニ巻」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の言葉
君津本店
●セーラー服のシミ抜きに出された方が
お受け取りに来られ「うわ~やっぱりきれいに
なってる~」と、とっても喜んでお持ち帰りに
なられました。
伊勢丹新宿メンズ館店
★30代・女性
「スカートの汚れもしっかり取れて、何より
フレアーのシルエットがきれいだなあ・・・」と
大変お喜びいただきました。
クリーニングのお勉強
●アクリル素材のワンピースですが、
クリーニングすると裏地が表に出るほど
丈が縮んでしまいました。
これを直す方法はありますか?
アクリル素材は、伸びる性質があります。
プレス機またはアイロンでプレスするときの
温度に気をつけ、サイズを出しながら
仕上げていきます。
さらにバキュームで冷却しながら
仕上げをしていくと直すことができます。
「Q&A クリーニングクレーム120」
著:澤 浩平 より抜粋
※アクリルは縮むことよりも伸びる
事故がよくあります。アクリル素材
のニットのセーターを60度以上の
タンブラーで回転乾燥してしまうと
、伸びてしまって戻らなくなること
がありますので注意です。
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