過去に仕事もせずに
遊んで暮らしていた人でも、
今は真面目に働くならば、
その人は社会を明るくする一員です。
まるで、雲から遠ざかった月のようにです。
過去に悪いおこないをしていましても、
今は反省して善行により上書きするならば、
その人は社会を明るくする一員です。
まるで、雲から遠ざかった月のように。
[原始仏典『ダンマパダ』 第十三章-百七十二・百七十三番]
人生は、
絶えず「今」が中心だということです。
しかし多くの人間は、過去のアノ時を思い出して、
その過去に生きようとします。
また別の人は、
まだ来もしない未来に生きようと逃避します。
つまり多くの人が、
今という瞬間から逃げようと常にしています。
なぜ人は、
今の時間から逃げたくなるのでしょうか?
自分で振り返ってよく考えればわかりますが、
その戻りたい過去の時にしましても、
「その時も」今ではなくて
過去や未来に楽しみを見つけようとしていたのです。
目の前にあった「その時の有り難さに」
自分で気づけてはいなかったのです。
つまり、いつまで経っても、
人は今という時から逃げようとする習性があるのです。
でも釈尊は、この項で
「今が良ければ、すべて良し!」と示唆されています。
「過去がどうであれ、
今をがんばって生きるならば、
それで良いのだ」とおっしゃっています。
そして、その次に
「それの何が良いのか?」という釈尊の説明に、
「社会を明るくする一員です」
という言葉が出てきます。
これは比叡山延暦寺の根本精神でもあります、
「一隅を照らす」という言葉と同じ意味です。
法華経の精神を一言で表現しますと、
「社会の一隅を照らすこと」に尽きるということです。
つまり私たちは、
「自分にとっての」「自分だけの」ことを
考えているかぎりは、
いつまで経っても「落ち着かない」
「今という時を避ける」という人生になる
法則を知っておいてください。
絶えず、過去と未来に
逃避する人間になるのです。
いつまで経っても、幸福感を感じることができません。
たとえ裕福になれたとしてもです。
つまり、コノ世で幸福になりたければ、
「自分のことよりも、社会の隅を少しでも明るくしたい!」
と真剣に自分で思い込むことです。
その「思い」と「行動」に誠意があり、
誠・真(まこと)であれば、
その人に天が味方をします。
運気が変わります。
金の動きも、
あれよあれよとほんとうに変わるのです。
このような考え方・思い方の法則を知っておくだけでも、
人生が変わります。
今日も、今という時を見て
大切にして楽しみましょう。
今という貴重な瞬間から、
心が逃げないように暮らしましょう。
「柔訳 釈尊の言葉」
著:谷川 太一より抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・・
お客様の言葉
伊勢丹新宿メンズ館店
★40代・男性
白いパンツとピンクのブラウスに付いた
ペンキのようなシミが取れていたので
喜んでお持ち帰りなられました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クリーニングのお勉強
●リサイクルショップで購入した
中古のダウンジャケットを
クリーニングに出しました。
すると首回りのコーティングがはがれて
ボロボロになってしまったのです。
どうしてこうなるのでしょう?
ポリウレタンコーティングがはがれて
ボロボロのなったのは、
経時劣化によるものです。
リサイクルショップで購入する場合は、
ポリウレタンが使われた商品は
経時劣化が進んでいると認識したうえで
お買い求めになることです。
とくに劣化が進んでいる可能性があるので、
事前にチェックして、
クリーニングに出すときは、
その旨を伝えておきましょう。
「Q&A クリーニングクレーム120」
著:澤 浩平 より抜粋
※ポリウレタンは製造から3年で劣化がはじまる
といわれており、保管状況によってはもっと早く
剥がれてきます。リサイクルショップで購入した
ものは、ほとんどが劣化が進行していると思って
剥がれることは前提で着用してください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・