聖人は、他人を見捨てることがありません。
聖人は、どんな物でも上手く使いこなします。
これが明知(真理)を知っているということです。
だからこそ、善人は悪人にとってのぉ手本となり、
悪人は善人にとっての反省材料となり得ます。
コノ世の一切にムダがないのです。
つまり、どんな物事であっても自分の師として尊び、
それを愛することが大切なのです。
このような心の姿勢がなければ、
どんな知恵者であっても必ず迷うことになるでしょう。
以上のことを、要妙(不可思議な真理)と私は言います。
これは家庭内の問題にも言えます。
親が子どもを叱って、
中には子どもに絶望する親もいますが、
本当に子どもだけの責任と問題なのでしょうか。
たいがいは、
その親にも問題があることが、
第三者からはよく見えるものです。
そう考えますと、
平凡な家庭であることは何と有り難くて、
奇跡のようなことなのでしょうか。
もし自分の家庭が平凡ではなくて大変だと思うならば、
家族を非難する前に自分自身を静観してみましょう。
この老子の理論から言いますと、
家庭に一人でもよいから
この真理を理解して実践する人間がいますと、
家庭全体が改善していく可能性があります。
それは子どもの一人かも知れないし、
祖父母なのかも知れません。
もし、その一人がいなくなりますと、
その家庭はガラリと変わってしまうことでしょう。
そうなれば、
自分自身がその大切な一人になればよいのです。
そして、一番重要なことは、
「どんな物事であっても自分の師として尊び、
それを愛することが大切なのです」
ということです。
ここで老子は「愛」という文字を選んでいます。
やはりコノ世は、仕事でも勉強でも他人にも、
それを尊び愛して「育てる気持ち」を
自分が持つことが大切なのです。
何事にも愛情を持ちましょう。
「柔訳 老子の言葉 写真集」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の声
君津本店
★「予定の時間より早く来ちゃったけど、
まだ出来ていないよね」と、ご来店の男性。
「出来てますよ」と、お伝えすると「あ~よか
ったぁぁ」と嬉しそうに検品した後、
ルンルンでお受け取りになられていきました。
よほど気に入ったお洋服だったのですね。
伊勢丹新宿メンズ館店
●30代、男性
スラックスのシミが取れてキレイに仕上が
っていたので、喜んでいただきました。