「堅くて強がっている者ほど死に近く、
柔らかくて弱い者ほど長生きに近いのです」
この老子の言葉は、
色んな意味で何にでも言えると思います。
自分が強いと思う者ほど危険を避けず、
弱いと認識している者は慎重になります。
車の運転に自信を持つ者ほどスピードを出し、
運転が下手だと思う者は丁寧に運転します。
自分の健康を過信する者ほど
肉体に負担をかけており、
意外にもポックリと逝くこともあります。
自分の身体は弱いと思う人ほど
普段から養生をしており、
意外にも長生きをされます。
とくに女性に多いです。
このようにして、
コノ世の物事とは「逆に流れる」法則が
存在することを、
老子は他の章でも何回も指摘しています。
コノ世は、陰と陽という正反対の
性質同士の反射で出現しているという
基本が存在するのを感じます。
だから物事の反対が
出現しやすいという世界なのです。
自分の心(陰)で「強い」と思えば、
肉体(現実界・陽)では
弱くなる流れが起こる感じです。
これの一番の理由は、
そこに「無理があるから」、
「心が漏電するから」、
「自然ではないから」⋯⋯
だと感じます。
だから、「もっと金が欲しい」とばかり思いますと、
今よりも貧乏に向く流れが起こる
因子が発生しますので注意しましょう。
どういうことかと言いますと、
*今の仕事がアホらしくなり、
よそ見ばかりをする間に
仕事のミスをしてクビになる。
職場にいづらくなる。
*今の少ないお金や生活にも感謝の思いがないこと。
これは、その現状でさえも捨てることになりがちです。
しかし、ハングリー精神を持つから
人間は金持ちになれると思う人は多いでしょう。
でも、同じ金持ちでも、
金持ちでいられる「継続性」が重要なのです。
ハングリー精神だけで金持ちになった人は、
人生の最後は金持ちではない場合が多いのです。
現状への感謝心で努力をして
自然と金持ちになった人は、
自分が死ぬ時も跡継ぎに
財産を残すことが可能になるでしょう。
この章での教えは、
① 心を堅くするな。
心を柔らかく柔軟でいなさい。
堅物は損をするということ。
実際にも硬い肉体は、
ケガをしやすく、
病気にもなりがちです。
ガンは細胞が固まるイメージがします。
心身ともに柔軟でいましょう。
② 何事にも謙虚でいれば、
大丈夫だということです。
自分が弱いと思っている人も大丈夫です。
自分が強いと思える人も、
謙虚であれば最高です。
この章は、コノ世の法則として、
みなさまの生活の中での一つの視点になれば幸いです。
「柔訳 老子の言葉」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の声
君津本店
★60代、女性
「ずっと近くのクリーニング屋さんに出したけど
やはり持ってくちゃった」と、久しぶりにご来店
の女性。「お元気そうで」と、お互いに笑いが
出ました。
伊勢丹新宿メンズ館店
●30代。男性
スーツの首回りの汚れや生地脇の汗ジミが
取れていたので喜んでお持ち帰りになられ
ました。
阪急メンズ東京店
●パンツのシミ抜きのお客様、お引き取り
でご来店され、とってもきれいな仕上がりに
大変満足されていました。