老子様が、
慈悲(じひ:情け心)の重要性を言っています。
「天界は、慈悲の心を持つ人間を、
頼まれなくても陰から守護してくれる」
と老子が述べる意味は大きいです。
祈祷や呪詛、調伏などの言葉を聞きますと、
何か攻撃的なイメージを持たれるかも知れませんが、
もし攻撃心を持つ人間が
このような行為をしたり、
このような思いを持ったりしましても機能はしないのです。
そのような他人を害する思いのパワーとは、
実際には弱くて継続性がないのです。
だから、あの上司は嫌いだ、
あの人間は嫌いだなどと思っているうちは、
自分自身の生命力を削り取るだけであり
相手は平気なのです。
つまり、他人を呪っている間は、
自分自身が損をするだけです。
そうではなくて、
自分の良心で冷静に判断しても相手が悪いと思いますと、
その相手を気の毒な人間だと思って、その
先行きを心配してあげるほうが
相手に色んな気づきの現象が起こり始めます。
仏典の観音経を読みましても、
観音様の偉大なパワーの源泉は
「情け心」「思いやりの心」「他を救い助けたい心」
から起動することがよくわかります。
そこには他を害する心や攻撃心などは一切ありません。
だから逆に言いますと、
もし自分に対して怒ってくる人間がいましても、
心配することは不要です。
他人への怒りは、
必ずその人間自身に帰ることになります。
自分も一緒になって怒り返している間は、
相手は平気なままであり自分も損なのです。
もし、自分を怒ってくれる人がいますと、
逆に感謝をしているぐらいがちょうどよいのです。
そうしますと、
相手が本当に正しければ自分自身が改まっていきますし、
相手が悪ければ相手に怒りが反射します。
この章での注意は、慈悲の心がない人間ほど、
色んなことを恐れる事態になるということでもあります。
例えば、
色んなこと(他人の生霊や憑依など霊的なこと)
を恐れる人間ほど、
慈悲(情け)や与える視点を
自分自身が忘れていることが多いです。
①慈悲の心を持つこと。
②質素倹約をおこなうこと。
③控えめな態度でいること。
これは、コノ世で生きる中で幸福を呼ぶ大切なヒントです。
意識しているだけでも
自分自身が変わっていきます。
みなさまの生活の中で試していただければ幸いです。
「柔訳 老子の言葉」
著：谷川 太一より抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お客様の声
伊勢丹新宿メンズ館店
●30代・女性
婦人パンプスを受け取りに来られた
お客様が「エナメル部分も綺麗に
なって、全体的に生まれ変わった
ようです」と、大変お喜びいただき
ました。
阪急メンズ東京店
★ヴィンテージのバーバリーのコート
の引き取りにご来店されたお客様が
あまりに綺麗になっているので、
「秋にコートを着るのが楽しみです!」
と仰っていただきました。