「神秘なる合一」=悟り、です。
老子が言うには、
悟りの段階には色々とあり、
最高の「合一=悟り」に達すれば、
逆にすべてを語ることをやめてしまうことになると教えています。
そして、悟ったとは言えない低級な段階の人間は、
悟りの入り口の「門」を見ただけで、
それについて大いに語り、
人々に教えるということです。
しかし、その者は何もわかっていない先生だと、
老子は断言しています。
そして、これよりもさらに低俗な先生は、
悟りについて語りながら
一般人からナゼか集金する商売にしてしまうということです。
さらに低俗な先生は、
悟りをネタにして稼ぎながら、
生徒とされる一般人の異性と乱れた性交を
繰り返すことが現代社会でも見られます。
これでは人間の心境どころか、ケモノの心境です。
老子は、真に悟れば語ることを一切やめて、
一般人の中に紛れて静かに生活することになると示唆しています。
要は、悟りについて他人に教えたり、
語るために他人と面会する時点で、
それはすでに本物ではないのです。
約二千百年前に司馬圏が書いた『史記』には、
老子について当時伝えられていた伝承・逸話が記されています。
その中に、超有名だった孔子先生が、
隠れた聖人がいるという噂を聞きつけて、
苦労して老子に面会したという話があります。
実際にこの二人が会ったことがあるかどうかは定かではありません。
私が想像するには、
この章の内容から判断しましても、
世間との接触を極力避けていた老子に
やっとのことで無理に孔子が会ったとすれば、
老子は孔子のことを厳しく叱責したのではないか?と感じます。
逸話では、老子に面会した孔子が弟子に、
「老子とは、天に住む真の聖人のようなお方であり、
私のような人間には理解できるお方ではなかった。
伝説にあるような龍と呼ぶにふさわしい、
今までに見たこともない人物だった」
と感想を漏らしたと伝えられています。
老子の思いとしては、
「社会で有名になっている時点で、
お前は『真の合一』の意味ではダメなんだよ」
と言いたかったのではないでしょうか?
では、なぜ悟れば、語ることをやめてしまうのでしょうか?
私の経験から説明しますと、
「すでにすべてがOKだから」
「それでよいのだ」だからです。
「今さら何を言う必要があろうか」ということが、
心の真からわかるのです。
でも、苦しい今の自分はどうすればよいのでしょうか?
もっと成長したい!と誰もが思っているものです。
しかし、真の合一の視点では、
そのような今の色んな状態、
生きていること自体が、
歓喜するほど素晴らしいことであるのがわかります。
それなのに、
「その上で、さらにお前は何になろうとしているのか?」
ということなのです。
人間が存在している不可思議に真から気づきますと、
病気であろうが、失業しようが、
独身であろうが、誰かに罵倒されようが、
それは生きる間だけの
些細なオプションに過ぎないことがよくわかります。
さらに言えば、
そのようなすべての環境は、
魂への有り難い刺激であるのが真相なのです。
すべての人間と生命が、
すでに最高に素晴らしい存在である真相がわかりますと、
「悟る必要も無かった」というオチを知るのです。
だから何も言わなくなります。
生かされていることに感謝しながら暮らすことが、
最も聖なる生きる道なのです。
これは、悟りを超えた先に存在する 「行為」なのです。
「柔訳 老子の言葉」
著:谷川太一より抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
半端ない入荷
今年は春が早いのか?
3年間のコロナ禍で動かなかった衣類が
一気に押し出されるように動きだしたのか?
とにかく毎日入って来る量と、
ラグジュアリーブランドの衣類の数が
半端ないです。
まるで連続でテレビ放送された
後のような感じです。
問い合わせも多く、
電話は一日鳴りっぱなし。
お話を伺ってみると、
うちのホームページを見てという
お客様が多いいです。
「探してました」「求めてました」
という声が多いいです。
見積もりは
毎日三桁越えがアタリマエ。
尋常じゃない。
何か、凄いですね、
最近メディア掲載されたわけでも
ないのですが、今までの累積が
潜在的にあったんでしょうか?
そんな感じがします。
とにかくビッグウエーブ、
みんなで楽しく波乗りしていきます。
今日も早朝から法子さんが先陣を切って
大掃除してくれています。
工房の気はピーンと透き通っています。
・・・・・・・・・・・・・・
お客様の言葉
君津本店
●30代、男性
「ブルーのジャンバーの衿あしが綺麗になって
よかった」と喜んでお持ち帰りになられました。
木更津店
★ワンランク上の「社長のおすすめ」で出して
下さる地元のお客様か多いいです。
「水洗いとシリコーンのダブル洗いはスッキリ
しっとりしてとってもいいし、仕上げもキレイ
だよねえ~~~」とおっしゃって下さいます。
伊勢丹新宿メンズ館店
●40代、男性
カジュアルシャツの色移りがキレイに取れて
いたのでご満足していただきました。
阪急メンズ東京店
●アルマーニよりレザーのクリーニング
に出したいというお客様から代金や
仕上がり期間のお問い合わせがありま
した。
●ドルガバやグッチのラグジュアリー
ブランドを出されるお客様が、本日また
5点Tシャツょお持ちにならました。
パールトン加工もご希望です。